<平成11年5月2日>

 軌道跡地を利用したサイクリングロードは、沿線1市4町により延伸工事が続けられています。今回は、片上鉄道の廃止から8年たった現在の、最新敷設状況をお伝えしましょう。



 和気駅構内

 かつては貨物ヤードが広がっていた、和気駅の構内。片上鉄道の施設やホームは完全に撤去されてしまい、新しく敷き詰められた砂が寒々しく感じます。S字を描いた真新しいアスファルトは、まるで自動車の教習所のようですね。


 構内の外れには、勾配指標が残されていました。ここに鉄道が走っていたことを証明するものですので、整備して大切に保存してほしいと思います。

 和気駅を出ると、大きなカーブを描いた築堤を上りはじめます。
 工事はここで中断しており、すぐ先には雑木が立ちはだかっています。


 和気−本和気

 片上鉄道と、JR山陽本線がオーバークロスする鉄橋。廃止当時のまま、全く手が加えられていない状態ですが、まもなく美しく整備されることでしょう。

 老朽化で橋が落ちることは無いと思いますが、下を走るのはJRの大幹線。今後は定期的な整備も必要になってくると思います。


 山陽本線とオーバークロスし、続けて渡る橋が、この「金剛川橋梁」です。全長103mのこの橋は、どっしりとして頑丈そう。サイクリングロードとしての整備工事は既に終了しており、オレンジ色のペンキが眩しく輝いていました。

 銘板には「同和鉱業(株)片上鉄道 1973」の文字が読みとれます。鉄道橋であったことの、動かぬ証ですね。 「金剛川橋梁」の新しい看板も取り付けられました。



 本和気から、金剛川方向を望む。

 和気−本和気間の自転車道が完成すると、沿線住民の安全な生活道路としての役割を果たしてくれそうです。


 益原−天瀬


 写真左は、益原駅跡。プラットホームが、コンクリートで塗り固められた状態で残っているので、ここに駅が存在した事が分かります。
 写真右は、益原駅から天瀬方向。この区間は平成10年中に出来上がりましたが、すぐ先で行き止まりとなっているため、利用する人は殆どいないようです。


 サイクリングロードの延伸工事は、いよいよ天瀬駅の目前まで迫ってきました。
 長い間、片上鉄道の列車を見守ってきたお地蔵さん。これからは、自転車で行き交う人々を見守ってくれそうです。


 備前塩田−備前福田


 備前塩田−備前福田間に架かっていた「第一吉井川橋梁」は撤去されているので、吉井川を渡る区間は、国道を迂回することになります。
 吉井町内に入ると、再び片上鉄道の廃線跡が続きます。現在、第一吉井川橋梁(跡)から備前福田駅付近までの敷設工事が確認できました。




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