<平成12年2月6日>

 新たに生まれ変わる第二吉井川橋梁、修復工事を待つ天瀬駅… 今回も刻々と変化していく廃線跡の様子をお伝えします。


 天瀬駅構内、駅舎を保存してサイクリングロード敷設


 サイクリングロードの敷設工事が、いよいよ天瀬駅まで到達しました。駅舎やホームが当時の姿のまま残されているだけに、今後の動向が気になる点でしたが、駅舎はサイクリングロードの休憩所として整備し、保存される事が決まりました。殆の駅舎が廃線後に取り壊されてしまっているため、天瀬駅はとても貴重な存在です。

 なお、下りの片上方面ホームは、待合い小屋もろとも撤去されてしまいました。




 天瀬駅より和気側も同時に、サイクリングロードの敷設が進みます。完成すると、和気駅の手前まで1本の道路が繋がることになります。



 陸閘門付近のサイクリングロード、完成間近


 河本駅〜陸閘門(りっこうもん)の中間地点から、備前矢田駅にかけてのサイクリングロード敷設工事が、まもなく完成するところです。陸閘門の備前矢田側には新たに築堤が設けられたため、路盤後は消えてしまいましたが、自転車のまま堤防の上に出られるようになりました。




 線路に蓋をする役割を担ってきた陸閘門、これからはサイクリングロードを見守っていくことになります。吉井川の増水時にはこの門が閉じられ、佐伯町矢田地区を水害から守ります。

 門の閉扉位置には、ほんの1mほどですが、レールが残っています。アスファルト舗装時に撤去されるのではないかと心配しましたが、片上鉄道の遺構として残されたようです。



 新たに築かれた築堤から、備前矢田方向を望む。自転車で一気に下ると気持ちが良さそうです。
 これで、備前矢田駅を通り、井ノ口駅跡付近までのサイクリングロードが繋がりました。



 第二吉井川橋梁、新たに生まれ変わる


 平成10年10月に襲った台風の影響で、自転車道として利用されていた第二吉井川橋梁が流される被害がありました。

 その後、橋脚の撤去作業などが行われ、新たな橋の建設が始まっています。鉄道橋の利用として
開通した歩道だけに、新規の掛け替えは難しいと思っていましたが、たいへん喜ばしい事です。



 工事用の仮設橋が設けられ、しっかりとした橋脚が築かれていきます。どんな橋が出来上がるのか、とても楽しみですね。


 このコーナーでの紹介が洩れていましたが、第二吉井川橋梁から周匝駅にかけての軌道跡は、かなり早い時期に舗装されていました。
 サイクリングロードではなく、自動車道路として整備され、地元の方々の生活道としての役割を果たしています。





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