カーセキュリティに関する考察 (2)

2011年4月

 

 遡ること約7年前の2004年7月、「カーセキュリティに関する考察Link)」と題して、当時DIY装着したカーセキュリティについて、その一部をご紹介しておりましたが、その後もマイナーアップデートを続け、現在に至ります。私の”好み”は市販の安価なカーセキュリティを組み合わせて難儀なところに設置し、オリジナルなセキュリティを構築すること。

 ここからは「第2章」と題し、その後に試みた各種セキュリティシステム構築についてご紹介いたします。

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 リモコンドアロックに連動してセキュリティを動作させているため、このキュンキュンっ!音を出す装置は純粋にドア施錠/解錠時のアンサーバック機能として接続しました。

 

 装着方法はまず、リモコンドアロックのモーターに繋がる配線を探します。探すのは施錠時に一瞬+12Vが流れる配線と、これの真逆で解錠時に一瞬+12Vが流れる配線の2つです。これらによってドアロックモーターが制御されています。

CEP製アンサーバック機能の音色が好みだったので、このキットを既設のセキュリティに増設しました。

解除時のキュンキュンっ!

 セキュリティ装着車は施錠と解錠の際に、独特の「キュンキュンっ!」というカン高い音を発します。最近では各種キットでMP3に収録したオリジナルの音を動作音として登録できる等、まさに着エロ・・・もとい、着メロ感覚でアレンジできるようです。

 私の好みは定番の「キュンキュンっ!」音。いろいろ音色もあるようですが、以前装着していた動作音が気に入らなかったんで、この部分だけ他のキットを使うこととしました。

CEP(コムエンタープライズ)社製
http://cepinc.jp/
DIY派には嬉しい各種キット販売

 配線は、運転席足元右側にあるヒューズボックス下の3種類あるコネクタ部分。この配線の中から「黄色の線(施錠時に一瞬+12Vが流れる配線)」と、「青/白の線(解錠時に一瞬+12Vが流れる配線)」を探し出し、これを購入したアンサーバック装置の配線に配線コネクターを用いて繋ぎます。

 本来、セキュリティの動作開始/解除を伝えるアンサーバックはセキュリティ機能側に付いているのですが、敢えてそれを使わずに別付けとしたのは、音色がCEP社製の方が「好み」だったから、というのが第1の理由です(苦笑)。そして第2の理由としては、より凝ったシステムのインストールをしたいがためにセキュリティ本体とは別制御にしたかったからです。

エーモン工業
配線コネクターE673http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QUCW68/the21stcent0a-22/ref=nosim/
アンサーバック&
セキュリティ用サイレンhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009SUEXG/the21stcent0a-22/ref=nosim/

アラーム用サイレンの設置

 次に、アラーム用サイレンの設置について。メーカー純正オプションのセキュリティでは多くの場合、サイレンを設置することなくホーンで代用しています。当然、ホーンの設置箇所はセキュリティ装着車/未装着車ともに同じである為、悪さをする人間は純正セキュリティを見つけると、まずホーンの配線を切ってアラームが鳴らないようにするそうです。多くの車はホーンはその機能上、バンパー内を覗いたらすぐに見える箇所に付いていることもあり、この配線をカットして機能オフさせることは実に容易といえるでしょう。


 では後付けセキュリティの場合はどうでしょう。ショップに頼む場合、「ただ装着すればいいや」な店ですと、それこそフロントバンパー内とかグリルの内側とか設置しやすい箇所にサイレンを配置しておしまい、でしょうが、これが凝った店になるとエンジンルーム奥の手の届き難い場所に設置する等、盗難対策のノウハウが活かされます。


 ではでは、DIYで自ら設置するのではどうでしょうか。それこそ好きなところに設置し放題。サイレンくらいの大きさであればフロントフェンダーの内側(=タイヤを外さないとアクセスできない)とか、リアフェンダーの内側(=トランクを開けて内装を外さないとアクセスできない)、トランク底面(=ジャッキアップしないと・・・略)などなどアラーム用サイレンの設置1つにとっても実に様々な箇所が可能です。

 更に、例えばセキュリティの配線をカットされない工夫としてホームセンターで真鍮製(=錆に強い)の細パイプを購入しその中に配線を通すことでニッパー程度では配線カットできなくする等のことが容易に可能です。

 他にもバッテリー端子を抜いて警報カットされるのを防ぐためにバッテリーカバーを特殊ネジに交換してアクセスできないようにするとか、バッテリーターミナルのボルトを特殊ネジに変える等の嫌がらせ(笑)なんてのも面白いかも知れません。

 このようにDIYでは「どんだけ手間かけるか」が自分次第であるため、設置の方法次第では安物セキュリティであっっても十分に機能を果たせると考えます。

上記使用のサイレンとは異なります

カーメイト(CARMATE) 
セキュリティ・オートアラームα (SQ8000A)http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001BWZKJ2/the21stcent0a-22/ref=nosim/
カーメイト(CARMATE) 
セキュリティ・ スーパーバリケード7500αhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0018NJSF6/the21stcent0a-22/ref=nosim/
コムテック(COMTEC) 
牙 盗難発生警報装置 X7000http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001O0ETCA/the21stcent0a-22/ref=nosim/
Bullcon ブルコン TRAP TP-100VB カーセキュリティ アンサーバックリモコン標準装備 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0045H39OI/the21stcent0a-22/ref=nosim/
盗難・車上狙い撃退マニュアルhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487514671X/the21stcent0a-22/ref=nosim/
HORNET(ホーネット)303V セキュリティ
メインユニットhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003OTSKWE/the21stcent0a-22/ref=nosim/

価格の差はセンサーの数

 カーセキュリティを購入しようとカー用品店に行っても、価格はピンキリ。最も便利なタイプは車両に異常が生じた際に警報アラームの発砲と同時に、離れた場所にいるオーナーの携帯電話に車両異常を知らせるメールが瞬時に届くタイプ。ただしこうしたセキュリティの場合、車両に取り付ける機器が3G回線網を使用する為、月額費用が数百円ほど掛かってしまうのが難点。

 無線通信を利用して専用リモコンに車両状況インフォメーションを飛ばすタイプの場合、3G回線網を利用しないため月額ランニングコストは発生しないものの、見晴らしの思いっきり良い草原のような場所であっても、せいぜい数百メートルしか飛びません。

 そのため、この部分については「車両の異常を瞬時に把握できる」ことにプライオリティをどの程度感じるか、によって変わってくると考えます。”譲れない”人には月額費用などプラスとなる固定費を支払う覚悟が必要となります。


 そうした月額費用を除いたカーセキュリティの価格差は、一言でいうならば「価格の高いセキュリティほどセンサーの数が多い」に集約されます。ボンネットを開閉をチェックするセンサーや車両の傾きを検出するセンサーなど、高価な商品ほど異常検出をより細かく行うことができますが、反面、DIY派には装着の手間が掛かる点や、各種センサーの誤動作を防ぐための微調整の煩雑さなども付いてまわります。

 私の場合、電流センサー(ルームランプの点灯など電流の変化を察知するセンサー)は誤動作が多いためインストールしたセキュリティシステムには機能として備わっていたものの、結局、キャンセルしました(その後、イモビライザーも別システムのを装着した為、イモビライザー作動による電流変化が不可避になり、どっちにせよ電流センサーは使えない結論になったのですがねぇ・・・)。

 高価なカーセキュリティにはセンサー類が豊富に用意されていますが、それらが果たして本当に自分に必要なのか考えると微妙かも知れません。

組み込んだセキュリティの例。装着しているのは割と安価な某社製ですが、汎用性と拡張性が高かったので後付けで色々なセキュリティ・システムと組み合わせて使っています。

結論:車両盗難対策よりも車上荒らし対策を

 残念ながら(?幸いにも?)不人気車のV35スカイラインは「車両盗難」のリスクは低いです(苦笑)。いや、もう、こんな古いV35って時点で盗難対策になっていると言うか(爆)。それでも車両盗難が心配な方はイモビライザー機能付きの盗難警報装置を付けておけば良いじゃないでしょうか。

 むしろ警戒すべきは「車上荒らし」や駐車中の「あて逃げ」(私、ホームセンターの駐車場にて、たまたまセキュリティを解除している時にガッツリあて逃げされました・・・)。冒頭にも書いたように、その際に手元の携帯電話にメールで車両異常が通知される等の場合は、システムも高価で大げさ&月額ランニングコストも掛かります。ただ、自宅の駐車場から遠く離れた勤務先で「車両に異常が発生しました」と言われても、ナニもできやしない。それら機能にどの程度の意味があるか私には分かりかねます(車内の状況を映像に残すタイプのより大げさなセキュリティもありますが物証があるからといって警察が動いてくれる訳ではありませんからね)。

 むしろ通知機能は手元の赤外線リモコンに車両異常の状態が届く程度で十分とさえ考えます。例えば、レストランで食事中に駐車場にて隣の車にドアパンチされた際や、自宅の駐車場にて深夜に車上荒らしにあっている際など、通知を受けてすぐに駆けけられる距離じゃないと、さしたる意味は無いのかも知れません。


 いずれにせよセキュリティに”絶対安全”は存在しないので、安価な製品を買ってきてDIYで楽しみながら取り付ける(取り付け行為そのものを趣味とするw)のが良い、ってのが私の考えです(苦笑)。所詮、安心料ですからね・・・

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