基本的にワタシが好きなのは大排気量で自然吸気で大きくてパワーのあるクルマ。どちかと言うとアメ車傾向があります。デロデロ〜とV型エンジンが低くうねりながらマターリ走るのが好き。デザインはシンプルで飽きの来ない端正なのがイイかなぁ。それでチョットばかしマイナーなら尚良し。もし大金持ちなら下記のクルマ全て揃えたいです。それでも新車でメルセデスSクラス買うより安いでしょ?(笑) |
・・・ん??VE30DE?ちょっとまて。日産にはV6エンジンとして「VG」はあるけれど、「VE」って何だ?と思ったアナタは偉い。日産のV6エンジンはVG→VQと進化していったと思われていますが、実はその途中にVEなるモデルがあり、VG→VE→VQが正解なのです。さらにいうとこのVE型はこのマキシマにしか搭載されていなく、さらにさらにマキシマでも国内モデルにしか存在しないという超マイナーなエンジンです(笑)。VGをタイミングチェーン化したのがVEであり、まさにその後のVQエンジンに繋がる流れを作ったエンジンなのですなぁ。 そんなマイナーだけれど迫力満点なV6エンジンを地味な外観のスタンダードセダンに搭載したってのがタマラナク良いんですわ(笑)。運転席にふんぞり返ったまま、アクセルオンするだけで強力なトルクが沸き出し、追い越し車線をグングン加速していく様は想像したダケでニヤけてしまう(←変態ですな)。 最近ではそのアメリカンさがウケてるのか、ムーンアイズ系とかローライダー系な方々にも好まれているようで。ワタシがこのマキシマに乗るなら、色はホワイトでホイールは軽量な16インチサイズを装着。あとはノーマル仕様でマターリ路線で楽しみます。もし煽って来る後続車がいたら、アクセルひと踏みでバックミラーの片隅に追いやってしまいましょう。 ちなみにこのマキシマの流れを汲むFFミドルセダンはその後、2代目セフィーロ→3代目セフィーロ→ティアナとなって、癒し系ティアナでようやく日本国内でもFFミドルセダンが花咲いたようですね。 |
まずデザインが好き。ワタシは基本的にグリルレスなクルマが好きなんですよ。あっさりしてて。大きなグリルはメルセデス然り、なんだか絶壁感がありますしね。グリルレスなこの顔、当時の初代プレセアにも通じる独特なクールフェイスですが、それがこのQ45サイズまで拡大されると実に無気味な気配を漂わせますよねぇ〜。マイナーチェンジ以降はグリル化されてしまってワタシは好きじゃありません。やっぱQ45は初代に限る。色はホワイトパールかダークグリーンパールが良い。そーいえばトワイライトカラー(ブルーとブラウン)なるものが用意されていて、朝・昼の日ざし・夜の街灯の下ではそれぞれ違った輝きを見せるという特別塗装色も用意されていたっけ。 走行性能もさっすがGT-Rを造ったメーカーのクルマだけあって日産お得意の4輪マルチリンクを装備。大きな図体に似合わず、シャープなステアリングが特徴だとか。V8 DOHC 4500ccエンジンは自然吸気で280ps、最大トルク40.8kgmを叩き出します。BMW7シリーズと互角以上の戦闘能力を持つことも大きな魅力。 ただ残念なことに数年前のVIPカーブームのせいで、今の中古車市場にはロクなタマが残ってません。フルスモークに19インチアルミを履かせたようなDQN仕様なら呆れるくらいの安価でたくさん見つかるんですがね・・・このクルマも賞味期限が過ぎてしまったと言えるでしょう。 |
派手なホイールはかせたり、フルスモとかにしないで純正なままキレイ乗るのがカッコ良いとワタシは思います。しかも法定速度遵守で走るのね。この、うすらデカい車体がヌーッと走り抜けて行く様はなかなか無気味で宜しいかと。なんて言うか、スーツ姿で運転するのがイチバン似合うんでしょうが、それこそTシャツにスニーカーなユルい格好で下駄代わりに乗り回すのもハズシとして素敵カモね。どっちにせよサラリと上品に乗りこなしたいですよね、この手のクルマは。 |
そんなJフェリーの中でも、初代モデルの1992年製タイプXは、4130ccのV8型VH41DEを搭載。270ps、37.8kgmものパワーを叩き出します。これだけのパワーがあれば公道においてどんな場面でも他車に悔しい思いをさせられることは皆無はハズ。そんな力強さもありながら、それでいて優雅なボディデザインと、質の高い内装。さらにオプションでイタリアの高級家具メーカーであるポルトローナフラウ社の本革シートがセレクトでき(タイプXへのオプション価格は60万円!だったそうな)ゴージャスこの上ないエレガントなクルマなのです。 いまでも一部熱狂的なマニアに支えられ、中古市場に良いタマが出ようものならスグに売れてしまうんだとか。たま〜に、車高ペタペタに下げてデカいメッキホイール履かせたアメリカンな仕様を見かけますが、できればノーマルで上品に乗りたいものですなぁ〜。 |
1992年に追加されたこのアルファ・ツーリングは特殊メッキコーティングしたコンロッド等を採用し3206ccで235psを叩き出すハイパワーバージョン。全長4880mm、全幅1810mmの巨大ボディをグイグイ引っ張ってくれるのだから頼もしい。低く構えたドライビングポジションもあって、意外にレーシーな雰囲気満点だったりして楽しめそうな1台。ちなみに新車価格は440万弱だったと言うのだから恐ろしくハイソ。そりゃ売れねーよな(笑)。 |
今回ご紹介する2001年モデルのブロアムVIPのCタイプとは「自家用」で作られたY31セダンで、エンジンはV6 SOHCのVG30Eを搭載し2960ccで160ps、25.3kgmのパワーを絞り出すハイパワーモデル。ブロアムVIPには電子制御エアサスが装備されていますが、このC-TYPEは非エアサス車。エアサスなんて嬉しいのは始めのウチだけで、常に故障の危険性高いエアサスを装備するメリットはワタシにはワカリマセン。ちなみに7インチワイド液晶モニタがインパネに装備されてて、その古臭いデザインと調和しない微妙なハイテクさが目頭を熱くさせてくれます(笑)。 いわゆる”モドキ”と呼ばれる覆面パトカーのレプリカを作る方々は、このブロアムに鉄チン履かせて内装をチープな青色化にして・・・と気の遠くなるようなコトをやってるようですね。もっとも今モドキを作るならV35スカイラインの250GTmが最短コースのようですが(笑)。 ともあれ、このY31セダン最後の自家用仕様は熟成を重ねた正統派セダンとして安楽なカーライフを約束してくれることでしょう。 |
INFINITIではM30のオープンカーもラインナップされてるんだけど、いずれにしても結構昔のクルマ。最近、北米では中流家庭の白人ティーンエイジャーが安価な中古M30を買ってメッキホイールに巨大ウーハーとか載せてるのがチラホラ見られるとか。いっそそんなメリケン小僧仕様にしたら案外楽しいのカモ。 |
とにかくデカいクルマです。サイズ的にはクラウン並なんでしょうが、駆動方式がFFだからとにかく車内が広い。当時、センチュリーを除く全てのトヨタ車の中で最も広かったんだとか(当然セルシオより広い)。ワタシも実車を見たとき「広〜っ!」と感心してしまったもの。で、そんなデカいボディを引っ張るエンジンには1MZ-FE型のV6、3000ccを搭載。200psと29kgmの出力となっております。3000ccならもう10〜20馬力あっても良さそうだけど、まぁ、コレで必要十分なんでしょうね。細かいコトは気にするなよブラザー!、そんなクルマです・・・。 このアバロンの良いトコはシンプルに尽きるコト。4枚ドアセダン+3000ccエンジン+広い車内=アバロンみたいな。単純明快。だからデザインもなにもあったもんじゃない。見ての通り全然特徴ない外観に、内装だって味も素っ気も無い。当時見ても新鮮味は無かったし、約10年ぶりに見た今でも新鮮味も懐かしさも無い。ってコトはそれだけ飽きのこないカタチだってことなんだ、と良いベクトルで解釈しておきましょう(笑)。「クルマなんて走れば良い」と思う人にはオススメですね。でも唯一の不安材料はメイド・イン・USAなことだけか。 アバロンの後継車として同じくアメリカで生産された「プロナード」なるクルマが2000年に発売されるも、これもメリケン的な大雑把さがウケなかったようで、ほどなくして販売中止になってましたねぇ。ちなみにプロナードにはベンコラ仕様もあるそうで、一部ではマニアックな人気があるとか無いとか。 |
以前、自動車評論家の徳大寺有恒氏が「キャデラックは一流企業の社長さんから、ダウンタウンのギャングまでカバーしてしまう懐の深さが魅力なんだよ」みたいなコトを言ってたけど、まさにその通りですね。品よくもガラ悪くもなる、そんな感じ。 前置きが長くなったケド、アメ車といえばキャデラック、キャデラックといえばセビルでしょう!1997年にフルモデルチェンジされたセビルは、全長が5mを超えるデカさ。さっすがに翌年日本に輸入されたモデルではバンパーがギリギリまで削られて、かろうじて5mの枠内に収まってはいるもののデカさには変わらない(ちなみに上記写真は米国モデルだからバンパーが無駄に長い)。そんなセビルのフラグシップモデルであるSTSは4600cc、DOHC V8エンジンを搭載した304馬力の高出力。日本での販売価格は吊るしの状態で600万円(!)ナリ。 そんなセビルも中古車市場では50万円前後で買える昨今。ただし、ロクなタマは残っていませんけれども。 |
日産クエストとは、1993年に北米日産がフォードと提携をして、フォードのオハイオ工場で組み立てられたアメ車です。当時、日本メーカー各社も北米での現地生産を諸事情により進めてて、そんな中で生まれたのがクエストです。トヨタのアバロンだとかキャバ嬢リエ・・・じゃなかったキャバリエとかも同じような事情を背負って生まれた車ですよねぇ。クエストはコンポーネント自体は日産が供給し、組みあげダケがフォード工場で行われました。まぁ、コレでオハイオ州の工場勤務者の雇用が守られたというかナンというか。そんなワケでフォードでもマーキュリーブランドで「ヴィレッジャー」って名前で販売されました。マーキュリーはフォード内で「チョイ高級ブランド」なのでクエストよりは若干装備なども豪華目だったそうですが、基本的には殆ど同じだったようですね。 当然、クエストは北米販売が念頭に置かれたクルマでしたが、まぁ、当時の”諸事情”ってヤツで日本にも僅かながら輸入され販売されていました。日本で並行輸入を請け負ったのはあのオーテックジャパン。そんなワケで一応、全国の日産ディーラーでも取り扱いをしていたようです。ただしカタログは英語のままだし、左ハンドル。さらに片側スライドドアは右側についていたという日本では有り得ない仕様。さらにこんなダメダメ仕様車が400万円弱で売られていたんだから、そりゃー売れるワケが無いってな(笑)。あっという間に日産ディーラーでは取り扱わなくなりました(それでも3年くらいは売っていたハズ)。ちなみにONIXでも並行輸入をしていたようですが、どっちにせよ殆どタマ数は無い。 そんなクエストの3代目となるのが2001年にデヴューした上記写真のモデル。勿論、北米専用モデルです。この3代目になりオーテックの並行輸入は途絶え、ONIXだけがしつこく細々と売っていたモデルです。北米でクエストは結構好調なようで現在でもモデルチェンジを繰り返す人気車の1つとなっていますね。ともあれ、この3代目クエストはようやくマトモなミニバンになっていて、両側スライドドアになっていたりします。エンジンは3300ccのVG33つまりV6のSOHCエンジン。グレードは3つあって、GXE→SE→GLEの順でグレードアップし、このGLEは内装&装備も豪華なトップグレード。 ワタシは生涯、ミニバンには乗らないと思っていますが、このクエストのようなアクの強いミニバンだったらチョット乗ってみたいなぁ〜って。日産エンブレムを外せば「え?どこのメーカーのクルマ??」と思われることウケあい。しかも3300ccのV6だからデロデロ〜って加速して旧型オデッセイとか高速道路の追い越し車線でチギるのね!(あ、でも峠道で後ろにオデッセイ・アブソリュートが見えたら素直に道譲りますので)。 |
自然吸気エンジンで230psをたたき出すVG30DEエンジンは粗暴な感じはあるものの、それもまた魅力。デロデロ〜って音たててグングン加速します。じゃあ直線番長かっていうと、さすが日産のFRだけあって峠道でも軽快なハンドリングをみせてくれます。2by2は4人乗るのは拷問だけれど、荷物を載せるには十分なスペースだし。オールマイティーなクルマだったと言えます。美しさと力強さと実用性を兼ね備えたクルマってそう多くは無いでしょう! |