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比較検討車種

 V35スカイラインを購入するにあたり、比較検討した他の車たち。基本的に身長180cm弱のワタシにとって3ナンバークラスは絶対条件であり、運転好きなのでドライバビリティが高い車を、それでいて貧乏なので良識的なプライスであること。それらを兼ね備えた車ってコトで比較検討車種を絞って行きました。基本的に中古でも新車でも構わない。納得の行くコンディションで魅力的なプライスなら中古を選ぶタイプです。そして10年飽きずに乗り続けられる車であること、それが大条件です。




 大本命。前愛車が32型フェアレディZ(NA,2by2)だったこともあり、最も欲しい車。スタイリング、動力性能、プライス、全てに納得済なんだけど、強いて言えば2座なのが欠点かな。独身時代ならまだしも、既婚の身となれば(子どもは居ないにせよ)2座は何かと不便。将来的に家族が増える可能性も想定すると、2座のスポーツカーな300万円は支払えないわな。夫婦2人のウチはZ、なーんて選択肢もあったんだろうけど、1台で全てをこなさねばならない故にやはり2座を買う勇気は無かったのね。とはいえ、試乗したけどNA派なワタシとしては、やっぱり理想のスポーツカー。なによりもその雰囲気が大好きです。ワタシが日産を好きなのはZやスカイラインがあるからだと思う。そういう意味でイメージリーダーたるZには並々ならぬ感心がやっぱりあるんですわ。まぁ、とりあえず憧れの1台ってコトで今回は見送ることに。




 2座であることはZ33のネックなら、スカイラインクーペという選択肢が浮上する。でも結論から言うならば「高い」。車輌本体価格だけならセダンと大差ないけど、日本の税制上3リッターを超える車を維持するのはやっぱり楽じゃ無い。さらに言うなら車重も1500kgを超えていて重量税も高い。よってワタシの収入から考えると分不相応な感は否めないんでパスすることに。こーゆー車を買える身分の人ってのは、年額の税金差数万円なんて考慮されないんでしょうが、ワタシのように低所得なサラリーマンだと車輌本体価格か維持費のどちらかで節約しないとやっていけ無いんですわ。これが中古で230万円くらいで買えるような時期なら話しは別なんでしょーが、購入を考えていた時がデヴュー直後だった為、中古市場に期待するならあと数年待たなきゃイカンしね。実際、中古でタマが出てくるまでZ32を乗り続けようとも考えたけど結局は見送る事にしました。
 でも2by2的な後部座席スペースも必要十分だし、試乗車した感じでは性能もピカイチ。そしてスタイリングは文句の付けようのない美しさ。ってなワケで、ある意味、最も欲しい車ですね。宝くじでも当ったらZ33と並べて買おうかしら?




 ワタシは外車が嫌いです。それもいわゆるブランド外車がキライです。そもそも舶来信仰者じゃないしね。そもそも外車は高額だからキライなんです。輸入関税を差し引いたとしても本国との価格差は納得できません。いわゆるブランド料として無駄な金を払うってのが好きじゃない。それにブランドにまつわるサクセスイメージやリッチイメージもワタシにとっては雑音でしか無く、折角の車自身の魅力を殺いでしまう要因だとさえ感じています。でもクルマ好きとしてはやっぱりBMWってのには一度触れてみたいワケでありまして、その卓越していると言われるハンドリングや、人車一体のレスポンス感とかこの手でこの足で確かめてみたい!という欲望は高ぶってるんですわ。
 じゃあBMWシリーズの中でプライス的にも何とか手が届くモデルって何だろう?と思ったら、やっぱり318tiでしょう。なにせ300万以下で買えるんだからガイシャって言ってもV35より安いんですなぁ。F1のウィリアムズV10エンジンにも採用されていると噂されているバルブトロニック機構が付いてこのプライスは「安い!」でしょう。
 ただ、残念なことにディーラーに行っても試乗車なんて置いておらず味見できなかったのが最大のネック。まぁ、BMWなんて買うお金持ちはイチイチ試乗なんかしないんでしょうね。あとやはり1.8Lで115psのエンジン出力は流石に心もとないカモ。別に日本人にありがちなスペック重視派じゃ全く無いですが、いくらバルブトロニック搭載とは言え(そして1370kgと軽量とは言え)少し寂しいのは確か。そして最も決定的だったのがそのスタイリング。はっきり言ってカッコ悪い。テールの処理とか恥ずかしくて。性能的にはほぼ満足な水準なダケに残念。




 動力性能とパワー、そしてスタイリングの美しさを兼ね備えて、それでいて高額じゃない車。候補の中に上がってきたのがレパードJフェリー。知る人ぞ知る日産の傑作車ですね(笑)。日本では全く不評だったようですが北米ではかなり売れたようで、実際アメリカ旅行に行った際、かなりの数を見かけましたわ。「熟女のタレ尻」なんて形容されるその独特なスタイルはマニアックなファン多し。ワタシもそんなひとりです。
 ただ、すでに生産完了から10年近く経過しており(国内では92年〜96年にかけて売られた)中古に程度のバラつきが大きいことと、そもそもの販売台数が少ない稀少車故に中古車情報誌をマメにチェックしていないと中々出会えない等、まさに「幻の車」。さらに希望のグレードがマイナー後のタイプXとタイプLのそれぞれSパッケージ、ともなるとハッキリ言って殆ど皆無に近い程の稀少性です。
 また、今後10年乗る、ということを考えると中途半端に施された電子制御系が常に癌となるのは明らかであり、さらに各種油圧系統もガタがかなり来てるでしょうから相応以上の覚悟をしなければならない。さらに言うならFRということで豪雪地域の札幌に住む身としては、重量配分が適正でない旧型FRで厳しい冬道を乗り切るには、かなりの難儀を強いられるのは明らかであり(すでにZ32で十分経験済み)、そこまでの根性があるか?というとちょっと不安、よって見送ることに。これがセカンドカーなら面白いんですがね。




 段々、現実的な買い物としての車から乖離しはじめたので、あらためて良識範囲でクルマ選びを考える。すると急浮上してくるのがマツダ・アテンザ。マツダ起死回生の第1弾としてリリースされたアテンザは気合い入りまくり、まさに「入魂の一作」でしょうね。FFは好きじゃないんですが、マツダいわくハンドリングも研ぎ澄まし、マルチリンクを奢っているのでどうやら心配は無さそう。むしろ冬のことを考えるとFFはメリットが大きいし。
 魅力は動力性能ダケじゃないく、そのスタイリングは挑発的だし、工業製品としてのクオリティも高いように思えた。それでいてプライスは250万円程と安価。これは良いカンジの車カモしれない!
 でも最終的にはパスしました。なんて言うか基本的にデザインが趣味に合いませんでしたね。内外装ともに何ていうかガキっぽい部分がチョット引いてしまいましたわ。ステアリングの一部が赤くなっていたり、とか。




 次に検討したのがセフィーロの25エクシモG。2.5リッターFFのビッグセダン、最上級モデルです。セフィーロといえば日本では3代目のこの車は、もうあまりパッとせんけど、日産にとっての世界戦略車なだけあって実に良く出来ています。まぁ、正直、日本では高級車なイメージは無いけど、北米ではインフィニティ・チャネルで販売されるれっきとしたラグジュアリーカー。なかでも最終モデルのエクシモGグレードはオプティトロンメーターやキセノンライト、さらに本革シートまで奢られています。本革シートは座った途端シットリとした座面が優しく包んでくれる贅沢の極み。
 積極的に運転を楽しむタイプの車じゃ無いと思われガチですが、4920×1780×1440という堂々としたボディサイズを前輪がグイグイ引っ張って行く力感に溢れた車。さらにFFのネガティブな面をしなやかにカバーするハンドリングは「流石は日産!」と唸らせるものがあります。ワタシが検討候補に入れた時、既にセフィーロはデヴュー直後のティアナにその座を追われ、新車ラインナップから姿を消していました。でもコノ手の車は注目度が少ないけれど新車に近い状態の良いタマが中古でゴロゴロしてたりします。
 実際、ワタシが購入を検討した中古セフィーロは、シャンパンゴールドの艶やかな外装、本革シート、キセノンライト装備、低走行距離と全ての面でプライス以上のクオリティを約束してくれるお買得物件。最後の最後まで悩んだ結果、やっぱ長く乗るんなら、もっと趣味色の強い車でも良いのかな?なんて思うようになり結局パスすることに。でも良い車でしたわ。




 以前、日産がV35スカイラインを1日1000円でレンタルします、ってキャンペーンをやってたんですね。その頃は愛車Z32に不満もなく「とりあえずどんな感じか乗ってみたいな」と思って申し込んだんですよ。で、かなりブン回しました(笑)。普段、Zで少し攻めてるようなワインディングをV35で同じように走ってみたら軽々とクリアしていくんですねコレが。「やばい、性能が段違いだ!」と直感できる素晴らしい車でした。さらに言うなら過去、色々な車に積極的に乗って味見してきたけど、コレ程に「凄いかも」と感じられる車って無かったと思うんですよね。V35初期のカタログに書かれていた言葉「はじめてステアリングを握るクルマで、そのファーストインプレッションで”凄い”と感じさせてくれるクルマは、そう多くはありません」がまさに今、目の前に展開されていることに激しい興奮を覚えたのを記憶してます。
 そもそもV35スカイラインについてはスタイリング的にもコンセプト的にはあまりピンと来て無かったんですよね、正直言うと。いわゆるR32世代ですから、丸テールでも無いスカなんて、と思ってましたし、随分と老け込んでしまったコンサバな姿に「うーん」と首を捻っていたんですよね。でも乗ってみて「あー、コレはスカイラインだわ」って直感できたし、素直に「コレは凄いわ」と思える車なんてそうそう無いワケだし。
 ある意味、色々な車を購入候補にあげていたとは言え、その時のベンチマークにしてたのはV35に乗った時の記憶なんだろうなぁ〜と気付いた時、急に気持ちが楽になりまして。「ああ、じゃあV35を買えば良いんだ」って。この車なら10年経っても飽きそうにないな、と。


そんな訳でV35に行き着いた、ってカンジでしょうか。