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カーロケ、407.7MHz そんな中、遂に捕まった犯行グループの捜査をすすめて行くと、犯人たちが「カーロケ受信」なる手法を使って、警察が来るのを事前に察知して逃走していたことが判明。マスメディアで一斉に「カーロケ」という言葉がクローズアップされました。 このカーロケとは、「カーロケーターシステム」の略で、正式には「無線自動車動態表示システム」というトカー等の緊急車輌の現在位置を知ることを目的にしたシステムらしい。各パトカーにGPSで計測した緯度経度情報を407.7MHzの周波数で通信指令本部に間欠送信することで指令本部ではリアルタイムに巡回中のパトカーの位置を知ることができ、緊急時に現場に最も近い車輌に対し適切な指示を与える事ができるというシステムなようですね。つまり、407.7MHzの波をウォッチングしていればパトカーの接近が分る、というモノ。先述のATM荒し犯人は、この手法で近くにパトカーが来ていないか?をウォッチングしていたらしい。 さて、カー用品店ではATM荒らしの一件より暫く前から「カーロケ受信機能搭載」をウリ文句にする速度取り締まりレーダー探知機が出回るようになっていた。レーダー探知機業界も常に警察の取り締まり方法に対抗するような様々なハイテクを導入してきてるのはご存じの通り。しかし、巡回中のパトカーや覆面パトカーには実質的に「無力」な状態が長らく続いていたワケでした。 そんな矢先、先述のATM荒しの一件が報道されたことにより眉唾モノだった機能が「犯罪のプロも使う」という、ある種の品質保証になり、レーダー探知機やハンディ無線機のカーロケ帯受信に魅力を感じた人は少なく無かったようですね。実際、売り上げも伸びて行ったなんて話もあります。だってワタシ自身がそうでしたもの(笑)。 |
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格安レー探(4,980円(笑)) BALZAC BZ-S8購入 感度は・・・悪い。 orz |
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カーロケ機能は良い感じ 後日、また市内を走っていると再びカーロケ受信警告が鳴る。期待して周囲を見渡すも、やはりソレらしい緊急車輌は居ない。やれやれ、と思ったものの、よくよく考えてみればそのスグ近くに警察署があった。もしかして警察署にいるパトカー等からカーロケ波がでているのかな?と思いつつ、この日も結局、確証は持てないまま。そんな日々を暫く送っていたある日、またカーロケ受信警告が鳴った。今度はより注意深く周囲を見渡すと・・・交差する道にパトカー発見!その後も段々とワタシ自身がカーロケ受信警告の判断方法にも慣れてきて、少しずつコツを掴んできたようでした。これは案外使える面白い機能だな、と感じました。 覆面パトカーの発見に 実はこんな経験をしました・・・いまだから正直に言いますが、深夜、某所ワインディングをカッ飛ばしていたんですよ。制限速度40km/hのところを120km/hくらいで(汗)。ちょっと仕事でイヤなことがありまして、ストレス解消に非合法なコトをやっとったんですな(よい子のみんなは真似しちゃダメだよ)。で、ワインディングを抜けて途中、ストレートになるところがあるので、いつもソコでアクセルを床まで踏み付けフル加速してたんですよ。この日も当然、ストレートに差し掛かったら一気にフル加速!。さらにこの日は速度もノッていたコトから、その段階で約140km/hは出ていたと思います。そのときカーロケ受信警報がけたたましく鳴り響いたので「念のため・・・」とフルブレーキに近い急制動を行ったところ、その数十メートル先の茂みの中に、なんと覆面パトカーが潜んでいるではありませんか!(大汗)。あわや100km/h超過で逮捕になるところでしたわ(苦笑)。いや、笑い事じゃないですよね。逮捕→解雇→離婚と、人生の破局コースを爆走するところでした。さすがにソレ以降、反省して、こうしたムチャな走りはしないように心掛けております。 結論。
補足。電波法に絡む問題 電波法 第59条(秘密の保護) とあります。レーダー探知機を取り付ける目的は人それぞれでしょうが、端的に言えば速度取り締まりから逃れるためです。407.7MHzの波を拾って、こうした行為に用いようとすることは「特定の相手方に対して」行われている無線通信を「傍受」していることには変わり無いのは明らかとしても、はたして「窃用」に該当するんでしょうかね?微妙なところでしょうが、条文を読む限りは違法っぽく感じます。でも・・・もう手放せませんね、カーロケ受信機能は!(笑)。
注意! |
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作成:2004年7月 |