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4タイプに別れるV35スカイライン

 V35スカイラインはマイナーチェンジ等を繰り返し、初期型・中期型・後期型・最終型の全部で4タイプに分かれます。
 



以下、カタログ別に仕様を確認していきましょう。(間違い等がありましたら是非ご指摘ください。 m(_ _)m )

   


初期型
01年6月〜03年1月

 

 V35ファーストモデル。 丸テール廃止、直列6気筒エンジンからV型6気筒エンジンへの転換などなどスカイライン史上、最もダイナミックに生まれ変わったモデル。FRモデルのみがラインアップ。モデル分けは極めてシンプルで、装備面はメーカーオプションの選択次第で殆どの差を埋められるため、300GT系か250GT系で大いに悩む。

 対300GT比較でエンジンのパワーにそれほど大きな差が無いことや、省かれた装備の殆どがメーカーオプションで選択可能だったこと等から維持費の安価な250GTを選んだ人も多いと思います(ワタシもその1人です)。しかし、250GTのトランスミッションは4ATなのがチト悲しい(300GTは5AT)。250GT、最大のウィークポイントじゃぁ無いでしょうか。まぁ、別に実用上は4ATでもさして問題ないんですが、負け惜しみにしか聞こえないのが悲しいかな。(´Д⊂グスン

※寒冷地仕様アリ(ヒーター付きドアミラー、ワイパーデアイサー、大型バッテリー装備)
※以降、カタログサイズは全て(日産が当時採用していた)A4版。初期型のみカタログにはCD-ROMが付属(Win/Mac)

300GT
(VQ30DD / 260ps / 33kgm)
325万円
V35の原点。最もV35らしいV35。シャシー性能、エンジン性能、トランスミッション性能の3つが最もバランスされた逸品とファンの間でコアな人気(?)
300GT Pコレクション
(VQ30DD / 260ps / 33kgm)
333万円
300GTの内装豪華仕様。エクリュの明るい内装が特徴。”P”はプレミアムの意味。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、300GTでは装備できなかったカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルトがメーカーオプションとして追加できるようになる。
300GT Sコレクション
(VQ30DD / 260ps / 33kgm)
333万円
300GTの内装スポーティー仕様。ブラックで統一されたシックな内装が特徴。”S”はスポーツの意味。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、300GTでは装備できなかったカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルトがメーカーオプションとして追加できるようになる。
250GT
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
280万円
排気量が3Lから2.5Lにダウンしたことは勿論、他にも300GTとの違いとして、トランスミッションが4ATになったこと(これが最も大きい)、タイヤ&ホイールサイズが16インチに1インチダウン、助手席パワーシートが省かれたこと、ステアリングのオーディオスイッチ、左右独立エアコン、BOSEサウンドシステムが省かれメーカーオプションになったこと、300GTではメーカーオプションで装着可能だったVDCが250GTでは装着不可なこと、が挙げられます。
250GT Pコレクション
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
291万円
250GTの内装豪華仕様。エクリュの明るい内装が特徴。”P”はプレミアムの意味。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、250GTでは装備できなかったカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルトがメーカーオプションとして追加できるようになる。尚、250GTと違い前席は左右ともパワーシートを標準装備。
250GT Sコレクション
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
291万円
250GTの内装スポーティー仕様。ブラックで統一されたシックな内装が特徴。”S”はスポーツの意味。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、250GTでは装備できなかったカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルトがメーカーオプションとして追加できるようになる。尚、尚、前席は左右ともパワーシート。前席は左右ともパワーシートを標準装備。
250GTe
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
265万円
250GTの装備を簡素化した廉価モデル。。300GTが325万円(Sコレ及びPコレは333万円)、250GTが280万円(Sコレ及びPコレは291万円)だったのに対し、250GTeは265万円とかなりお買得。豪華装備を削ったせことで重量は1450kgともっとも軽い。運転席の電動パワーシートが省略されていること、リアシートのリクライニングができないこと、リアシートのヘッドレストが上下に調整できないこと、プライバシーガラスの設定がメーカーオプションでも出来ないこと、オートライトが付いていないこと、シート生地が選べないこと(ファブリックのみ)、ステアリングにオーディオ操作のスイッチが付かないこと、メーターがファインビジョンじゃ無いこと(90年代の日産車全般にあったような古いカンジのメーター。割と好きだけど)、車間自動制御のオプションが装着できないこと、エアコンが左右独立で温度調整できないこと、リアシートにエアコン吹出し口が無いこと、オーディオがそもそも付いていないこと、メーカーオプションのナビが付けられないこと、スーパーファインハードコートというボディコーティングをメーカーオプションで選択できないこと、ガラスルーフのメーカーオプションを設定できないこと、カーテンエアバッグとサイドエアバッグをメーカーオプションで設定できないこと、リアシートのまん中の席に3点式のシートベルト(メーカーオプションだけど)を設定できないこと、ビスカスLSDがメーカーオプションで装着できないこと、VDCが装着できないこと(これは250GT全般がそう)、リモコンキーが1個しか付いていないこと(他は2個)、BOSEが装着できないこと、などがデメリットとして挙げられます。これなら15万円プラスして250GT買うのがお得。(02年1月に250GTmに引き継がれる)
250GT FOUR
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※01年9月追加モデル
310万円
3ヶ月遅れで追加となった4WDモデル(こーゆートコが日産のダメなとこ。トヨタなら始めっからちゃんと用意するんだよな)。250GTが4WDになったこと以外の大きな差として250GTのウィークポイントだった4ATが、300GTと同じ5ATとなったことが挙げられる。車輌重量は250GTの1470kgに対し、+110kgの1580kgとかなり重たくなってしまうのは仕方が無いこと。(・・・個人的にはドライ路面でのコーナリング時に4WDシステムのアテーサE-TSに違和感を感じたので雪国に住む身にも関わらず4WDをヤメでFRモデルを敢えて買いました)
250GT FOUR Pコレクション
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※01年9月追加モデル
321万円
250GT Fourの内装豪華仕様。エクリュの明るい内装が特徴。”P”はプレミアムの意味。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、250GT Fourでは装備できなかったカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルトがメーカーオプションとして追加できるようになる。尚、250GT Fourと違い前席は左右ともパワーシートを標準装備。
250GT Four Sコレクション
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※01年9月追加モデル
321万円
250GT Fourの内装スポーティー仕様。ブラックで統一されたシックな内装が特徴。”S”はスポーツの意味。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、250GT Fourでは装備できなかったカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルトがメーカーオプションとして追加できるようになる。尚、尚、前席は左右ともパワーシート。前席は左右ともパワーシートを標準装備。
250GTm
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※250GTe後継02年1月追加モデル
250万円
250GTeの後継廉価モデル。250万円。GTeとの違いはメーカーオプションでプライバシーガラスやETC、カーナビ、スーパーファインコート、ビスカスLSDが設定できるようになったこと、GTeでは付いていなかったオーディオにCD&AM/FMラジオが標準装備されたこと。250GTeがあまりに機能割愛すぎた反省なのか、250GTmではエクストラ・コストさえ支払えばメーカーオプションでどうにでもなる、ある意味「自由度の高い250GT」というお得な位置付けとなっています(ただし例によってBOSEサウンドシステムはオプションで選べません)。なのに250GTeが265万円なのに対してGTmは250万円と超お買得。(※この当時はまだ4WDの”250GTm FOUR””はモデルにありませんデシタ)
350GT-8
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
※02年2月追加モデル
366万円
キング・オブ・V35。エクストロイドCVTなる8段トランスミッションとパドルシフトを引っさげて登場したスポーティーモデル、350GT-8。エンジン型式「DE」からも分かるように、それまでの直噴エンジン(DD)を捨てている。重量は300GTの1490kgから1550kgと60kgのアップ。それでも250GT FOUR Pコレの1580kgよりは軽いのが良い。エクストロイドCVTは既にY34セドリック/グロリアで採用済だった6速仕様を8速化したもの。日本精工の高度な軸受け技術と出光興産が開発した専用オイルの賜物。しかし夢のトランスミッションは高くついたようで、350GT-8の価格は366万円ナリ(300GTが325万円。廉価モデル250GTmが250万円)。CVTなので理屈上は何段でも切ろうと思えばきれるらしい。そのうちトヨタとか24段変速とか出してくるかもよw

  


  

中期型
03年1月〜04年11月

 

 マイナーチェンジじゃ無くて「一部変更(改良)」。初期型からの主な変更点は、

(1)リアトランク形状変更。クーペみたいな”あっさり”尻
(2)それに伴いトランクオープナーがリアから消える
(3)フロントグリルがスモークメッキ化。高級感アップ
(4)ヘッドランプ内もスモークメッキ化
(5)新色スパークリングシルバーとローズレッドパールの2色追加
(6)それに伴いライトブルーとフレアレッドを廃止
(7)サスペンションの仕様変更
(8)ブレーキの仕様変更
(9)内装のTEMPとVOLスイッチの輪郭をメッキ化
(10)前席バニティミラーに照明追加
(11)サンバイザーの長さが延長可能に
(12)後席エアコン吹出し口を250GTm以外に標準装備
(13)Sコレクション廃止
(14)Pコレクション→プレミアムにグレード名、変更

 などでしょうか。 個人的にはリア形状は初期型のが好きです(不人気なようですが・・・)。03年2月にクーペがリリース。
 尚、04年4月から総額表示になるため、消費税込みになって価格が高く成ったように見えるけど、それは勘違い。

300GT
(VQ30DD / 260ps / 33kgm)
310万円
初期型と比較して15万円安価になった中期型300GT。リアのトランクオープナーが廃止されたことでリアがスッキリしたのは確か。
300GT プレミアム
(VQ30DD / 260ps / 33kgm)
330万円
300GTの内装豪華仕様。エクリュの明るい内装が特徴。”Pコレクション”から”プレミアム”って名前に変更される。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、300GTでは装備できなかったセーフティパッケージ(カーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルト)がメーカーオプションとして追加できるようになる。ちなみにこのセーフティーパッケージ、初期型ではそれぞれバラでセレクトできたものの、中期型からはセット販売になりました。
250GT
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
280万円
排気量が3Lから2.5Lにダウンしたことは勿論、他にも300GTとの違いとして、トランスミッションが4ATになったこと(これが最も大きい)、タイヤ&ホイールサイズが16インチに1インチダウン、助手席パワーシートが省かれたこと、ステアリングのオーディオスイッチ、左右独立エアコン、BOSEサウンドシステムが省かれメーカーオプションになったこと、300GTではメーカーオプションで装着可能だったVDCが250GTでは装着不可なこと、が挙げられます。
250GT プレミアム
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
300万円
250GTの内装豪華仕様。エクリュの明るい内装が特徴。従来、Pコレクションって分かりにくい名前だったのを”プレミアム”と直球な名前に変更。シートがエクセーヌ&合皮仕様となる他、250GTでは装備できなかったセーフティパッケージ(カーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、後席中央3点式ベルト)がメーカーオプションとして追加できるようになる。尚、250GTや250GTmと違い前席は左右ともパワーシートを標準装備。そうそう、初期型にあった(内装の色使いがブラック一色なだけの)スポーティー仕様は消滅しますた。
250GTm
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
250万円
廉価モデル。250万円。250GTmではエクストラ・コストさえ支払えばメーカーオプションでどうにでもなる、ある意味「自由度の高い250GT」というお得な位置付け。ただし、注意点としてBOSEサウンドシステムをオプションで選択できません。BOSE好きな人は避けるべきかと。この中期型より250GTmにも4WD仕様の「FOUR」が選べるようになりました。ちなみにFOURは282万円。
250GT FOUR
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
310万円
雪国・北海道ではヤタラと見かけます。殆どがこれ。
250GT FOUR プレミアム
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
330万円
とくに無し。
250GTm FOUR
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
282万円
待望の廉価モデル250GTmに4WDがリリース。250GTmはメーカーオプションで好きな組み合わせができる”素のV35”とも言えるので、予算に問題が無くても積極的にGTmを選んだ人だって居るハズ。「4WDがあればもっと選択肢が広がったのにぃ」と思っていた人には嬉しい追加グレードとなりましたね。で、例によってBOSEサウンドシステムはオプションで選べませんので御注意を。
350GT-8
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
366万円
ところで8速もナニに使うんだ?とか言われますが、ワタシはまだ乗った事ないのでナンとも。
350GT (6MT)
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
※03年6月追加モデル
300万円
待望の(?)6MT仕様。2chとかで「これでMTがあればなぁ〜」って無責任に言ったヤツら、買えよ!(爆)。××があったら買うのに、って言葉を信じてメーカー側は作っちゃダメですな(笑)。ともあれ、実はこれ凄い。ナニが凄いって3.5Lのスポーツセダンが300万円で買えるんですから。お買得かと。良いなぁ。
350GT プレミアム(6MT)
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
※03年6月追加モデル
325万円
前述の350GT(6MT)の豪華版。価格差は25万円。300GTと300GTプレミアムの価格差は20万なので、5万ほど高くなってるんだよな。なぜか。
250GTm
70周年記念特別仕様車第2弾「70th-II」
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※03年10月限定追加モデル
250万円
日産の70周年を記念した特別限定モデル。第2弾からV35スカイラインが対象となり「70th-II」の名を冠してリリースされました。お値段はそのままなのに、「室内環境パッケージ」が追加されます。具体的に追加される各機能は、「除菌機能付プラズマクラスターイオンRエアコン」、「消臭天井」、「IR(赤外線)/UVカットグリーンガラス※フロントガラス」の3点。ちなみに250GTmだとオートライトと後席リクライニングシートと上下調整式な後席ヘッドレストも標準でついてきちゃいます。たまたまこの対象期間に買った人はラッキーでしたね ♪(とくに250GTmの人は)。しつこいようですがBOSEサウンドシステムはオプションで選べません。
250GTm FOUR
70周年記念特別仕様車第2弾「70th-II」
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※03年10月限定追加モデル
282万円
同上。
250GT プレミアム
70周年記念特別仕様車第2弾「70th-II」
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※03年10月限定追加モデル
300万円
同上。ただしこちらはGTmでは無いので、BOSEサウンドシステムをメーカーオプション装着可能です。
250GT FOUR プレミアム
70周年記念特別仕様車第2弾「70th-II」
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※03年10月限定追加モデル
330万円
同上。ただしこちらもGTmでは無いので、BOSEサウンドシステムをメーカーオプション装着可能です。
250GTm NAVIエディション
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※04年4月限定追加モデル
270.9万円(ここから税込表示になる)
250GTmにDVD方式ナビゲーションシステムと6.5インチワイド液晶モニターを装備、更にエクリュ内装とオートライトシステム、後席リクライニングシート、後席に上下調整式ヘッドレストを装備。なんだかGTmだけがお買得感を増していきます。しつこいようですがBOSEサウンドシステムはオプションで選べません。
250GTm FOUR NAVIエディション
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※04年4月限定追加モデル
304.5万円(ここから税込表示になる)
上記の4WDモデル。しつこいようですがBOSEサウンドシステムはオプションで選べません。

  


  

後期型
04年11月〜05年11月(僅か1年と短命)

 初期型デビューから3年、遂にマイナーチェンジ!これはヤバい位、手が入れられてて凄まじい進化っぷり。主な変更点としては、

 (1)フロントまわり(バンパー、グリル、フードパネル、ヘッドライト)がリファイン。クーペ風な面持ちに
 (2)リアバンパーとサイドシルの形状変更およびボディ同色化(エアロタイプ)
 (3)丸型テールランプが遂に復活
 (4)17インチホイールのデザイン一新
 (5)新18インチホイールを350GT-8及び350GTプレミアム(の6MTモデル)に標準装備
 (6)350GTプレミアムにシンクロレブコントロールを採用した5AT仕様が追加
 (7)350GTの6MTの仕様変更(トリプルコーンシンクロ採用による操作性向上)
 (8)VQ35DEエンジン搭載が平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV)認定
 (9)250GT Fourに搭載される4WDアテーサE-TSが油圧式の多板クラッチ制御から電磁式へと変更
 (10)インテリジェントキー&イモビライザー採用(グレードによりメーカーオプション)
 (11)内装のデザイン及び素材の大幅変更による、もの凄い質感アップ。本アルミをふんだんに使用。
 (12)ステアリングにテレスコピック機能を追加(これも凄くうらやましい)
 (13)内装にシルキーエクリュとブラック、さらにそれぞれ本革仕様が選べる、計4タイプ
 (14)ヒーター付ドアミラーの全車標準装備化(これまでは寒冷地仕様のみだった)
 (15)エアコン左右独立温度調整機能を全車標準装備化(これまではGT-8やプレミアムに標準装備)
 (16)前席アクティブヘッドレストを全車標準装備化(これまではGT-8とプレミアムにメーカーオプション)
 (17)後席中央3点式シートベルトの全車標準装備化(これまではGT-8とプレミアムにメーカーオプション)
 (18)新色としてレイクショアブルーとウォームシルバーを追加
 (19)新色追加に伴い、ローズレッドパールとダークブルーが廃止になる
 (20)VQ30DD搭載モデル、300GTの廃止

 いやはや。よくぞここまで手ぇ入れたモンだ。それにしても羨まし過ぎる仕様だぞ、これ。

250GT
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
262.5万円(税込)
中期型の280万円(税別)/294万円(税込)だったのが、後期型ではナンと250万円(税別)/262.5万円(税込)に大幅プライスダウン。前述のような”明らかに質感アップ”にも関わらず、この安価さなのだから、恐ろしくお買得。これは廉価モデルとして中期型に存在した250GTmが廃止された為(その250GTmでさえ、中期型の末期では70周年記念特別仕様車やらナビエディションで更にお買得になっていたけれど)。装備的には250GTmを継承するような感じ。・・・ただし、この250GTのみ「コンフォートパッケージ」と呼ばれる快適装備が省かれています。具体的には、運転席&助手席のパワーシートが省かれていたり、後席のリクライニングができなかったり、後席にエアコン吹出し口が無かったり、後席のヘッドレストが固定式だったり。オーディオも250GTmのときと同じ、安価な最低限のモノだったり(オーディオは交換するのが前提な人にはメリットですよね)。オーディオと言えば、例によってBOSEサウンドシステムがメーカーオプションとして選べません。。。そうそう、2.5Lはインテリジェントキーとイモビライザーがメーカーオプションになってます。
250GT プレミアム
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
278.25万円(税込)
250GTプレミアムも随分とお買得に。250GTが上記のように結構、装備が割愛されているため、それが不満な人にはこのプレミアムがオススメ。と、いうか250GTmなき後、250GTプレミアムがスタンダードな2.5L車といえるかも知れませんね。具体的には、前述のコンフォートパッケージが標準装備されているのと、オーディオが「スカイラインスーパーサウンドシステム」に変わっています。プレミアムなのになんでこんなに安いんだよー!ってなクルマ。こんなに良いクルマになって、こんなに安くなったのに世間の皆はマークXとかいう、しょ〜もないクルマを嬉しそうに買ってたのか理解できんよな・・・。
250GT FOUR
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
296.1万円(税込)
250GTの4WD版。この後期型で油圧式から電磁式に変わったアテーサE-TSは、以前の油圧式のときに感じたようなコーナリング時のハンドリングへの違和感が少なくて良い。さらにFOURなので5M-AT。250GTですが、後期型からは250GTmの流れを組む位置付けとなるため、くどいですがBOSEサウンドシステムはメーカーオプションとして選べません。
250GT FOUR プレミアム
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
311.85万円(税込)
250GTプレミアムの4WD版。この後期型で油圧式から電磁式に変わったアテーサE-TSは、以前の油圧式のときに感じたようなコーナリング時のハンドリングへの違和感が少なくて良い。さらにFOURは歴代、5M-AT。はっきりいって歴代250GTの中で最強最高なのが、この後期型250GT FOURプレミアムだ!と個人的に思います。中期型の250GT FOUR プレミアムが330万円(税別)/346.5万円(税込)なので、34万6500円もお得な計算に。ホンとスゲーな後期型の価格は!
350GT プレミアム(5AT)
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
325.5万円(税込)
意外に思うかも知れませんが、350GTで初の5ATです。そして350GTはプレミアムのみのグレードになります。トランスミッションの違いにより、5AT、6MT、エクストロイドCVTの3種に別れることになり、これは5M-ATxを搭載したモデル。350GTからはイモビライザー内蔵キーになります。あと350GTの5ATとエクストロイドCVTモデルのみインテリジェントキーが標準装備となります。
350GT プレミアム(6MT)
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
336万円(税込)
いやはや。最近のクルマはマニュアル車の方が高いんですね(苦笑)。350GTプレミアムの5ATとの価格差は+10.5万円。にも関わらず6MT仕様車は装備が簡略化されています。・・・例えば、後席エアコン吹出し口がついていなかったり(これは機構上の問題らしい?けれど)、インテリジェントキーが付いていなかったり(オプションでも選ぶことはできない)。そのかわりに350GT-8と同じスポーツステアリングと、ユーロチューンドサスペンションが装備されております・・・そう考えるとお買得か。うむ。6MTを選ぶような人にはむしろ有り難いのかも知れませんね。
350GT-8
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
411.6万円(税込)
気付いたらGT-8が400万円台になっています(笑)。税別表示で392万円。中期型のGT-8が税別366万円だったから、+26万円(税別)になりますね。ただし、その代わりに前席ヒーター付きの本革シート(ブラック)が標準装備となります。本革シートは18万円(税別)のオプションなので、この時点で26-18=残り8万円差。インテリジェントキーが標準装備なので、これがオプションで5万円(税別)。これで差額は3万円まで詰まってきましたぞ。あと違うところは・・・本革製パドルシフトがGT-8には付いているくらいか。とりあえずこれが3万だとすると、ちょうどピッタリくらいの計算に。うまくできてるなぁ。
250GT プレミアム
リミテッドレザー(限定・特別仕様)
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※05年4月追加モデル
302.4万円(税込)
250GTにナンとも艶っぽいタン(茶色)のレザーシートを奢ったモデルが登場。ブラック基調の内装にタンのレザーシートがナンともカッコイイ。本アルミだった内装部分は木目調に変更。更にプライバシーガラスが標準装備。この本革シートに実際に腰をかける機会があったのだけれど、すごく柔らかく包み込んでくれるのが嬉しいかったです。出た当時はピンと来ませんでしたが、最近になってこの仕様も良いなぁ〜と欲しくなって困ってます。でも中古で見たことないな、さすがに。
250GT FOUR プレミアム
リミテッドレザー(限定・特別仕様)
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※05年4月追加モデル
336万円(税込)
上記の4WD版。北海道に住む身としては、マターリ行くならこれが一番かな?今頃になって急に欲しくなってきたんだよなぁ〜(苦笑)。同じく中古市場で見た事ないぞ。
350GT プレミアム(5AT)
リミテッドレザー(限定・特別仕様)
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
※05年4月追加モデル
349.65万円(税込)
350GTには、5AT仕様にのみ用意されたリミテッドレザー。

  

最終型
05年11月〜06年11月(これも僅か1年と短命)

 いよいよ最後の「仕様変更」。V35の最終型となりました。大きく変化を遂げた後期型にさらに以下が装備↓

 (1)インテリジェントキーを2.5L車にも標準装備 (350GTの6MT除く)
 (2)エンジンイモビライザーを2.5L車にも標準装備
 (3)ヘッドランプオートレベライザーの標準装備
 (4)プラズマクラスターイオンなフルオートエアコンを標準装備

 ・・・という超贅沢っぷり。もうね、モデル末期だから全部付けちゃうよ!もってけドロボー!状態。初期型に乗るワタシとしては、ここまで来ると別のクルマですな。正直、涙目ですよホンと(涙)。いいなー。一時期、真剣に最終型に買い替えようと思ったけれど不人気車V35の下取り価格の悲惨さ故に諦めますた。(´Д⊂グスン
※ただし、下記のように後期型と比較すると「全体的に若干、割高」になっていて、なかでも250GTは後期型との価格差が大きいです。

250GT
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
277.2万円(税込)
後期型の値段が262.5万円(税込)だったのに対して、一気に+14.7万円高となった最終型250GT。上記(1)〜(4)が標準装備になってしまったので、その分割高になった、とも言えなくも無い。インテリキーとイモビは後期型でオプション価格5.25万円(税込)。残り9.45万円がオートレベライザーとプラズマクラスターイオンなフルオートエアコン代に化けた、と思えば・・・まぁ、良い線だと。ちなみに250GTに「コンフォートパッケージ」(助手席パワーシート、後席リクライニング、後席上下調整式ヘッドレスト、後席エアコン吹出し口)はメーカーオプションとなっています(+6.3万円)。
250GT プレミアム
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
287.7万円(税込)
後期型の250GTプレミアムは278.25万円(税込)とエラいお買得だったのが、+9.45万円に。これもインテリキーとイモビがセットになって(5.25万円)、残りがオートレベライザーとプラズマクラスターイオンなフルオートエアコン代に化けた、と思えば・・・まぁ、許せるのかと。250GTと250GTプレミアムの違いは、250GTではオプション扱いになっていた「コンフォートパッケージ」(助手席パワーシート、後席リクライニング、後席上下調整式ヘッドレスト、後席エアコン吹出し口。+6.3万円)が標準装備なことと、オーディオがスカイライン・スーパーサウンドシステムになること。250GTとの価格差が10.5万円なので、オーディオをこだわりたい人なら、ここは敢えて250GTを選び、コンフォートパッケージを+6.3万円で追加して、、、という構成になる。なぜならこの最終型からはオーディオレスが選べなくなっているんで。
250GT FOUR
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
310.8万円(税込)
これも後期型250GT FOURの296.1万円(税込)と比較すると+14.7万円高なのは250GTと同じ。
250GT FOUR プレミアム
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
321.3万円(税込)
こちらも一緒。後期型311.85万円(税込)と比較すると+9.45万円と、250GTプレミアムと同じ価格差。このへんは上手く価格構成ができている(当然なんでしょうけれど)。
350GT プレミアム(5AT)
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
328.65万円(税込)
後期型325.5万円(税込)との比較で僅か+3.15万円。この3.15万円でどう変わったか?というと、もともとインテリキーとイモビは後期型から標準装備だったから、ヘッドランプオートレベライザーとプラズマクラスターイオンなフルオートエアコンが標準装備 になったくらい。正直、どーでも良い(苦笑)。例によって350GTは「プレミアムのみ」で、トランスミッションの違いから「5AT」、「6MT」、「エクストロイドCVT」の3種にわかれるのみ、です。
350GT プレミアム(6MT)
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
339.15万円(税込)
後期型336万円(税込)との比較で+3.15万円なのは同じ。でも、例によってもともとインテリキーとイモビは後期型から標準装備だったから、ヘッドランプオートレベライザーとプラズマクラスターイオンなフルオートエアコンが標準装備 になったくらい。これに+3.15万円な価値があると思えばエラいお買得かと。
350GT-8
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
414.75万円(税込)
後期型411.6万円(税込)との比較で+3.15万円なのは同じ。350GTは遂に414.75万円まで上がってきました。初期型が384.3万円(税込)→中期型も同じく384.3万円(税込)→後期型が411.6万円→最終型が414.75万円なので、初期型と比較すると+30.45万円(税込)も値上がって来た計算になります。もともとトップグレードモデルだけに、装備は初期型の頃から十分豪華だったんで、ナンとも納得しにくい値上げなのでしょうが、、、まぁ、350GT-8を買う層は割とお金持ちだから関係ないのかも知れませんねぇ〜。
250GT プレミアム
スタイリッシュ・シルバー・レザー
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※06年6月追加(限定・特別仕様)
310.8万円(税込)
元となる250GTプレミアムの+23.1万円(税込)となるスタイリッシュ・シルバー・レザー。「フーガ」「スカイラインセダン&クーペ」「ステージア」「ムラーノ」の5車種に設定された限定の特別仕様車。「SHIFT_interior」の名の下、専用グレー色の本革シートを採用。コンセプトは「成熟した大人のスタイリッシュなインテリア」だそうで。かなり冒険的なシルバー本革ですが、ちょうど”チョイ悪オヤジ”ブームとかもあったんで、割と自然に受け入れられる土壌があったのかも。
250GT プレミアム
スタイリッシュ・シルバー・レザー
(VQ25DD / 215ps / 27.5kgm)
※06年6月追加(限定・特別仕様)
344.4万円(税込)
基本的に同上。元となる250GT FOURプレミアムの+23.1万円(税込)。4WDとはいえ、気が付けば344.4万円にも膨れ上がった2.5L車。けっこう高いなぁ。
350GT プレミアム(5AT)
スタイリッシュ・シルバー・レザー
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
※06年6月追加(限定・特別仕様)
351.75万円(税込)
同じく元となる350GT(5AT)プレミアムの+23.1万円(税込)。
350GT プレミアム(6MT)
スタイリッシュ・シルバー・レザー
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
※06年6月追加(限定・特別仕様)
362.25万円(税込)
同じく元となる350GT(6MT)プレミアムの+23.1万円(税込)。
350GT-8
スタイリッシュ・シルバー・レザー
(VQ35DE / 272ps / 36.0kgm)
※06年6月追加(限定・特別仕様)
423.15万円(税込)
350GT-8のみ、もともと標準装備で本革シートのため+8.4万円(税込)となっています。とはいえ、その価格は423.15万円に・・・いやはや。名実ともに究極のV35だわ、これは。

  

”ネ申”モデルは、後期型
 どのクルマにも言えることですが、1つのモデルは次のフルモデルチェンジまでおよそ5〜6年続きます。V35も2001年のデビューから6年目の2007年にフルモデルチェンジをしV36へとバトンタッチ。上記、一覧のように3回の仕様変更(マイナーチェンジ)が行われ計4つのモデルが存在します。
 デビュー当時の大々的な宣伝や人々の関心の高さから初期型が多くの人の印象に残るモデルであり、開発者側が込めた”想い”が最もストレートに表現されたモデルと言えるでしょう。V35ならば初期型300GTこそが「最もピュアなV35」と言えるんじゃぁ無いでしょうか。

 また、世の常としてマイナーチェンジ(以下、MC)や仕様変更で、初期モデルに見られた不具合をツブしてリリースされるため「初期モデルは敢えて避ける」という人も少なくないようです。V35の場合、初期モデルの販売数が芳しくなかった為か、1回目の仕様変更で若干、一部装備の簡素化(コストダウン化)が見られます。しかしながらその一方でクーペとデザイン・アイデンティティを共通化したリア・トランク回り、クロームメッキで高級感を増したフロントグリルなど、中期型ならではの魅力も備え、初期型では満足できなかった層を取り込むことができたと考えます。

 V35の凄いところはここから。

 通常、MCは外観をチョコっと変えて古臭さをカバーしたり、機能を制限してコストダウン化する等に注力されるワケですがV35の場合、国内の低迷する販売を尻目に高級ブランドINFINITIで出した輸出モデルのG35が絶好調。コンスタントにBMW3シリーズやレクサスISシリーズを超える販売数をマークした超売れっ子になったものだから日産はかなりのコストをかけたMCを後期型に与えた。
 ・・・こんな大幅なMCは滅多に見られないくらいに手が掛ってる。

 外装デザインのフロント回り〜ボンネットはフルモデルチェンジに近いくらいの大幅改修。それでいてV35のイメージから外れずに精悍さを増したデザインスタッフの仕事ぶりは素晴らしい。内装はもっと凄い。それまでのデザイン性は良いのに質感に乏しかったチープな内装から一変し、本アルミをふんだんに用いた豪華な仕様。もちろん初期型から続く内装のデザイン性は更に向上しているんだからケチの付けようがない。機能面でも中期型で省かれたトランクオープナーが(それも最適な形状で)復活する等、初期・中期モデルのオーナーにとっては「マジかよ!」と嘆きたくなる位の素晴らしい仕様になっています。
 V35後期型オーナーは、北米のINFINITIオーナーのおかげで大幅に改善された究極のV35に安価に乗れるナンともお得なタイミングで購入されたことになります。正直、ワタシも後期型に乗り換えたいもの(苦笑)。羨まし過ぎ。まさに”ネ申”モデル。
  

雪国に住むなら、後期型250GT FOURプレミアム
 また、メカニカル面でワタシ的に最も羨ましかったのが4WDモデルのアテーサE-TSが油圧式から電磁式に変更になった点。北海道に住むワタシとしては、FRは致命的であり、4WDが必須と言えます。ただ、それでもずっとFRに乗って来た身としては初期型〜中期型にあった油圧式の4WDはどうしても違和感があり、断念することに。ところが、電磁式になった後期型を乗ったとき、この違和感は解消されていたので、これなら4WDが良かったな、と思いました。トランスミッションも5ATだしね(苦笑)。

 
V35の原点を手にしたいなら、初期型300GT
 敢えて今、V35セダンの原点を手にしたい、と考えて中古を探しているなら、初期型300GTがオススメ。開発陣の志の高さを伺いしることができる、ベストバランスなV35と言えるでしょうね。ちなみに以前、インタビューで日産の水野主管がルノー技術者より「潰れそうな会社がこんなもの(FMパッケージ)を作っていたのか!」と驚かれた、と言ってました。潰れそうな危機状態だからこそ”走り”にこだわるのが日産流なんだ、と。

  

 このようにV35と言っても異なるタイプがあり、それぞれに個性があります。もし近所のスーパーの駐車場や中古車屋にV35が置いてありましたら、まじまじと観察してみるのも面白いかもしれませんね。

 


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作成:08年3月