plain2のHTMLテーブル拡張パッチ

2002/02/09
KOBAYASHI Kenichi

はじめに

plain2はプレーンテキストをそのまま見目よい TeX/HTML/roff形式に変換できる便利なツールです。

本パッチはplain2にHTMLのテーブルを出力する機能など、 いくつかの機能を拡張するものです。

拡張機能の詳細については添付の HTML-table.pln を参照してください。


更新履歴

2002/01/06: 新規作成
2002/02/09: -renumオプション動作で option以降の文字が消えるバグを修正


本パッチについて

plain2は内田@NECさんが公開されて以来、 さまざまな経緯を経ています。現在私が把握しているplain2の最新版は Debian JP Projectでメンテされている、plain2-2.54p1-4.1です。 これは私の知る限り、

をまとめたものです。HTMLテーブル拡張パッチを作成するに当り、 これを利用しました。オリジナルの作者の内田さんをはじめ、 いままでのパッチ製作者やメンテナの方々に感謝の意を表します。


本パッチの内容物

動作環境

UNIXやWindowsなど、 plain2が今まで動いていた環境ならそのまま動くと思います。 現状でコンパイルおよび動作が確認された環境/OSは以下の通りです。他の環境/OSでも動作が確認されましたらご一報ください。

plain2の作成

plain2ソースと既存のパッチの入手

本パッチの他に以下の2つのファイルを入手してください。

Debian JP Projectのサイト: http://ftp.debian.or.jp/debian-jp/pool/main/p/plain2/ またはそのミラーサイトから入手できます。

展開とコンパイル

plain2_2.54p1.orig.tar.gzを展開して、 パッチplain2_2.54p1-4.1.diff.gzを当てた後、 同じディレクトリで同様にplain2-2.54-html-table.diff.gzを当ててください。

3つのファイルが同じディレクトリに置いてあるとすると、

> tar xvzf plain2_2.54p1.orig.tar.gz
> cd plain2-2.54p1.orig
> gzip -dc ../plain2_2.54p1-4.1.diff.gz | patch -p1
> gzip -dc ../plain2-2.54-html-table.diff.gz | patch -p1

とすれば展開完了です。

次に以下のファイルを必要に応じて編集します。

多くの場合、コンパイルする際に変更する必要がある箇所は以下のマクロ 5箇所のみでしょう。

src/Makefile:
src/plain2.h:

シフトJIS の環境ではマクロ INTERNAL_CODE に CODE_SJIS を定義して、 ソースの漢字コードを シフトJIS に変換する必要があります。

src/plain2html と src/p2hindex はスクリプトなので、先頭行のtcshや perlを実行環境に合わせて変更してください。perlはperl5が必要です。

あとは、makeでコンパイル、make installでインストールできます。


配布条件

配布は自由です。本パッチ (plain2-2.54-html-table.diff)が提供する差分と追加分のソース、 またはその一部、またはそれを改変したものを含める場合は必ず本ドキュメントを改変無しで含んでください。 それ以外の制限はありません。


著作権

本パッチ(plain2-2.54-html-table.diff)が提供する差分と追加分に関して、 作者(小林健一)は著作権を主張しません。


免責

本パッチは無保障です。 これを使用する際には各自の責任と判断においてお使用してください。 本パッチや本パッチからの派生物によって生じたいかなる損害や不利益に対しても作者は一切の責任を負いません。


作者連絡先および配布元

作者: 小林健一
連絡先: mailto:kobayashi-kenichi@my.email.ne.jp
配布元: http://www.asahi-net.or.jp/~vw4k-kbys/plain2/

Last modified at Sat Feb 09 02:37:01 2002