○社会心理学研究16号掲載論文

※交通心理学研究・実験社会心理学研究の掲載決定に続いて、第3弾です。これで、修士論文の残務処理が完全に終了しました。いやあ、長かったです。こいつは一番はじめに書き始めた論文だったんですが、一番はじめに書きかけた故、どういう風に書いたらいいかが一番曖昧な状態で書き始めたため、投稿も、結果がでるのも結局一番最後になりました。

 私は論文を書くとき、プログラム開発じゃないですけど、”Build”をあげていくというやり方をします。はじめにとりあえず最後まで書き上げて、「α版」として”Build1”、何番目かのBuildを「β版」にして、ほかの院生に見てもらって、修正点をなおしてもうちょっとできあがってくると「RC0」くらいにして、(頼み込んで)指導教官に見てもらい、最終的に投稿版(=製品版ってとこでしょうかね)をつくって、、、なんて手順を踏みます(投稿して返ってきても、改稿後もBuildは戻さないであげていきます。)。で、最終的な”Build”をこないだ見てみたのですが、元々文才がないから仕方ないのですが、受理された時点の論文のBuildが、交通心理学研究で”Build21”、実験社会心理学研究で”Build18”、社会心理学研究でなんと”Build43”でした。つまり、前の二つは20回前後(各Buildの改稿量に違いはありますが)コードを書き直しており、社会心理学研究では40回以上、採択されるまで中身をこねくり回した計算になります。もちろん、はじめに書いたものと最終的なものなんて全然変わってきて、原形をとどめてないです。特にこの論文は、はじめになにを書きたいのかも曖昧だったため(=仕様を確定することもなく書き始めたため)、こんなに書き直すことになりました。いい勉強になりました。きっとそのうち、”Build3”位で受理されるように文章書くのがうまくなるんだろうと思う、いや、そうなりたいな >希望的観測。とまれ、終わりました。

そんなわけで著作権の都合上、裏話だけ載せておきますので、研究に興味を持たれたらMailを下さい。

 

掲載予定学術雑誌:社会心理学研究(日本社会心理学会刊)16号第2巻

タイトル  :記述的規範が歩行者の信号無視行動におよぼす影響

著者    :北折 充隆(名古屋大学教育発達科学研究科) 吉田 俊和(名古屋大学教育発達科学研究科)

キーワード :社会規範、記述的規範、命令的規範、周囲の他者、信号無視

 

 

話したくて仕方がない
この研究の裏話コーナー

 この研究は、修士論文の研究1の観察データに、交通心理学会59回大会で発表した調査のデータを組み合わせてまとめなおしたものです。これで修論の残務処理は完了っす。まいった、結構時間かかったし、いろいろと大変でした。一つすごくありがたかったこと!審査のやりとりがとおおおおおおおおおおっっっっても早くって、スムーズで、迅速に審査の結果が返ってきたから、やりとりに時間もストレスもかからなかったこと。この雑誌、審査の先生の名前は主査が顕名なのですが、この場を借りてお礼を申し上げます(提出しなければならない書類があったのですが、それにも何とか間に合いました、感謝です。あ、さすがに誰かは言えません、いくら裏話でもね)。今までの投稿の中で、どの雑誌とはいいませんが、やりとりに時間がかなりかかったり、受理通知がこなかったりというところもあったので、この雑誌の対応は非常によく、気持ちよく投稿できました(言い方変だけど)。あと、学会でお話ししましたが、編集事務局の小城さん、本当にお世話になりありがとうございました(&お仕事ほんっっとうにご苦労様です)。一つ思ったのは、この先これで食べていくことになったとして、自分が審査者をやることになるかもしれない。でも、そんなときは、今回のように迅速に対応しようと思いました。とまれ、本当に審査者、事務局のみなさまには、感謝、感謝です。

 

・次の研究へ        →学術論文はココまで

・研究のページトップへ  →Go!

 

◎北折へのMailはこちら(kitaori@kinjo-u.ac.jp) まで。 ぽすぺうぇるかむ。


 

↑北折 充隆ホームページの初めに戻る

 

↑金城学院大学人間科学部多元心理学科のページへ

↑金城学院大学人間科学部のページへ

↑金城学院大学のページへ

 

↑名古屋大学教育学部のホームページへ