First visit in the year to a shrine

 


「明けまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いしますvv」

「こちらこそよろしくお願いします」



二人同時に頭を下げ、意外にまともな挨拶をする。




「さて、挨拶も済んだことだし、朝ご飯食べたら初詣に行こうか」

「そうだな、あ、その前にじっちゃんの所に挨拶に行こうぜ」

「うん、そうだね」




話しながら昨日のうちに作っておいたお節を、テーブルの上に持ってくる。

量は二人で食べ来ることが出来ないぐらい有るような気がするが、あえてそこには突っ込まないナルト。



















朝ご飯代わりのお節料理を食べ、火影様の所への挨拶&初詣の準備をする。




「おーい、準備できたか?」

「うん、出来た」




そう言って、部屋から出てくる。




「まずは、じっちゃんの所だな」

「うん。じゃ、行こっか!」




とナルトは玄関に鍵を掛け、火影邸へ向かう。

さすがに新年だけあって、人通りが多い。

達が通っているのは、商店街の通りである。




「いや〜人が多いねぇ〜みんな初詣かな?」

「そうだろうな」

「あ、しーちゃんだ!」




達が向かっていく方から、シカマルが歩いてくる。




「よぉーお前等も初詣か?」

「うん、その前に帆影じーに挨拶に行くけど。あそうだ、明けましておめでとう!」

「おめでと」

「あぁ、こちこそおめでと」

「今年もよろしくねvv」




三人それぞれ、挨拶を交わす。道のど真ん中で<<少しは端に寄ろうねぇ〜




「去年は色々あったよねぇ〜」

「色々あった?起こしたんだろ、お前等で」

「何でオレまで入るんだよ!!」

「はぁ?だって、お前等、トラブル&爆弾コンビだろ?」

「爆弾?何それ・・・?」




ってかさナルト、私がトラブルを起こしてるって肯定してるんじゃ・・・




「良く爆弾発言をするって、火影のじーさん言ってたぞ」

「そんなことあったけ?」

「あったのか?」




二人顔を見合わせて、首を捻る。

全くと言っていいほど、そんなことをした覚えは無いらしい。




「ま、今年も頼むは、ほどほどに」

「うん、よく分からないけど、分かった!」

「どっちだよ・・・」




突っ込みを入れたのはナルト・・・流石、コンビ!




「今年は、トリオで行けば良いんだね!トラブル&爆弾&問題児トリオvv」

「ちょっと待て・・・何でそこでトリオが出てくるんだよ・・・それも、問題児って誰だ?・・・」

「何言ってんの?もちろんシカマルに決まってるじゃない☆」

「嫌だ!そんなお笑いトリオみたいなのは嫌だ!!」

「シカマル・・・」




の代わりに今度はナルトがシカマルに話しかける。

それも、何故か哀れみのこもった目で、肩に手を置きながら語りかける。




「な、何だよ?ナルト・・・」

「諦めろ」

「嫌だぁぁぁぁぁ!!」

「良いねぇ〜その感じvvトリオ結成記念でもやる?」

「そうだな、今度開こう」




勝手に話を進めていく二人・・・そこが、トラブル&爆弾の由縁だろう。

ナルトの方も自分だけ犠牲になるくらいなら、誰かを道連れにと考えてのことだったりする。




「じゃ、そろそろ行くね。またねシカマルvv」

「じゃーな、今度トリオ結成記念開くからなぁ〜」

「あーそうそう、言い忘れてたけど、酉年なだけに"トリ"オだから、そこんとこよろしく☆」




そう言って、スタスタと火影邸へと向かっていってしまった とナルト。


道ばたではシカマルが、




「おー人事に電話しようかな・・・」




と、呟いていた。

いつから、 とナルトは、シカマルの上司になったのだろうか・・・

IQ200の天才児でも、パニクルと思考回路が狂うらしい(笑)



















「「明けまして、おめでとうございます」」




玄関から入ってきた二人。

流石に新年の挨拶をするのに、窓からというのは失礼かと、意外に常識的。

珍しいこともあるものです。




「おぉ、二人ともおめでとう」

「今年もよろしくね、帆影じー」

「ワシの方こそな・・・お前達これから初詣か?」

「ん?そうだけど?」




すっかりくつろいでいる二人に話しかける。




「では、まずこれはお年玉じゃ」

「わぁ〜いvvありがとうございますvv」

「サンキューじっちゃん!」




子供の特権、お年玉!

流石に火影様もここではギャグなどは入れなかった。

お年玉と言って、"落とし玉"を渡されたら、 が火影様をボコボコにしていたことだろう・・・<<酷!




「それと、 にはもう一つ」

「え?何?」

「隣の部屋に行ってみてくれ」

「行けばいいの?」

「そうだ」




は言われた通りに、隣の部屋のドアの方へ行く。

ドアノブを回し中へと入っていく。

入ってすぐに、奇妙な声が聞こえてきた。




「えっ!ちょ、ちょっと。いきなり何なんですかぁーー!?わぁ、ちょ、えぇーーー!!」




なにやら隣の部屋でゴタゴタ中




「おい、 どうした!?何かあったのか?」

「ナルト、落ち着け。何も取って食ったりはせん」

「いや、食われたら困るんだよ」




もっともな意見だ。

火影様も例えを間違えたかのぅ・・・などと、後から後悔をしている。




「で、何やってるんだよ?」

「出て来てからのお楽しみじゃ☆」




火影様は嬉しそうなホクホク顔でナルトに言う。

ある意味、ちょっと怖い。



















火影様とナルトがお茶を飲みながらくつろいでいると、隣の部屋のドアが開き が出て来た。




「ほほぉ〜、よく似合っておる」

「な・・・・・!!」




ニコニコ満足そうにしている火影様と唖然としているナルト。

全く正反対の顔をしている。


出て来た の格好はと言うと、普段着だったのが着物に替わっていた。

それも、銀髪似よく生える色の青系の着物である。

作りはシンプルだが、細かい部分に刺繍が施してあり、五月蠅くないぐらいのちょうど良いデザインだった。

ついでに、着物に合わせて変化の術をしている。

変化の術と言っても、現在の がそのまま17歳位になったという状態だ。




「帆影じー・・・これどうしたの?」

「いやのう、 に似合いそうだったからのうvv」




ワクワク、ウキウキと言った感じで話す火影様。

かなり機嫌が良いです。




「着物っていくらすると・・・」

「キャッシュで、一括払いじゃ☆」

「・・・(金持ちめ!)」

「ナルトも見取れておるぞぉ〜」




固まったままだったナルトが我に返ったように反応する。




「え!?いや、まぁ〜似合ってるよ」

「そぉ?ありがと」

「ワシの目に狂いは無かったのう、ふぉふぉふぉ」

「取り敢えずありがとう。貰って良いの?」

「あぁ、ワシからのプレゼントじゃよ」

「ありがとう、大事にする」

「ナルト、お前も気が利かんのう・・・ に合わせてやったらどうだ?」

「あ?あぁ、わかった」




そう言ってナルトも17歳ぐらいに変化する。

ついでに、人が多いところに行く訳だし、そのまま大きくなるのではなく、変化もさせた。




「うむ、なかなか良いぞ。では、気を付けて行ってこい」

「うん、分かった!ナルト行こう!!」

「おう」




そう言って、客間を出て行く。



















廊下を進み、階段を下りていく。

ナルトが先を進み、 が後に付いていくといった状況だ。




「おい、階段気を付けろよ」

「大丈夫だって、そこまで私もドジじゃっ、うわ・・・っ!!」




慣れない格好のためか、足を少し滑らせてしまった

咄嗟に、下にいたナルトが の身体を抱え込む。

片手は手摺りをしっかりと掴み、もう片方の手は の身体をすっぽりと包み込んでいる。

すごい反射神経を見せるナルト。




「・・・どこら辺がドジじゃないんだろうな?あせってんじゃねーよ」

「うぅ、ありがとうございます。ナルトのおかげで階段とハグし無くて済みました」




はお礼を言いながら、ナルトの腕の中から出る。




「お前、ハグどころじゃ済まないから。転げ落ちてたぞ、下手したら。」

「うん、そうだね。忍者として不味いよね、これは」
「今度は気を付けろよ。いつもと違うんだから、少しはしおらしくしろ」

「そんなの私のキャラじゃないよ!でも、取り敢えず気を付けます」




キャラじゃないと・・・でもこういう時ぐらい、少しはしおらしくなって欲しいものです。


気を付けろと勝手な風に言ったナルトだが、ちゃんと を気遣いつつ階段を下りた。

無事下まで下りてこれた二人は、木ノ葉神社への歩いていく。



















木ノ葉神社に来た二人だが、人・人・人・・・人集り、いや人混み。




「うわぁ〜何か戦場みたいになってる・・・」

「確かに、すごい人だよな・・・」

「何で混むの分かってて、みんな来るんだろうね〜」

「人が来るから混むんだろ?」




の疑問にあっさりと答えるナルト。




「それもそっかぁ〜そう言われればそうだった」

「おい、はぐれるなよ」

「うん」




人と人の間を縫うように進んでいく。

もナルトも伊達に忍者をやっていない、人と人の間をすり抜けるのは得意だ。

しかし今回、 は着物・・・少し動きづらいのか、人とぶつかってしまう。




「うわっ・・・と、ごめんなさい。あ、通して下さい」




そんなことを繰り返しているうちに、ナルトと離れてしまった。




「うわぁ、ヤバイ・・・はぐれた」




まわりを少し見回してみても、人混みに押されてしまいよく見ることが出来ない。




「はぐれた時はその場を動くなと言うけど・・・これで、動くなって言う方が無理だよね・・・ってか、もう動いてるし」




絶望的?まぁ、少し端によって待ってみるか。

そのうちナルトが見つけてくれるだろうし・・・流石に、この格好でナルト探すのキツイしぃ〜




「ねーねー、彼女一人?可愛いねー」

「へ?」

「俺たちとお話ししない?名前は?」

「いえ、あの、人を待っているだけですから」




二人の男に囲まれてしまった。

の後ろには木があって、どうにも抜け出せない。




「いいじゃん、どっか行こーよ」

「もうすぐ来ると思いますので・・・(ナルト〜早く来い!一瞬で来るのだ!!)」

「さっきから見てたけど来ないみたいだし、ほっとこうよそんな奴」




片方の男が の腕を掴んで連れていこうとする。




(もぉーーーナルトのバカ!!)

(誰がバカだ誰が)

(え?ナルト?)




「それ、オレの連れなんだ。放してくれるか」

「遅いよ!!」

「悪い、人が多くて進めなかったんだ」

「瞬間移動でもして来てよ!!」

「無理言うなよ」




すっかり二人の世界に入り込んでしまった二人。

二人のナンパ野郎はいつの間にか、そそくさと逃げ出していた。




「もぉー、後少しで東京湾に沈められる所だった」

「はぁ?トウキョウワン?なんだそれ」

「海に沈められる所だったの!!」

「・・・(いや違うだろ、犯られる所だったんじゃないのか・・・?)」




ナルトも冷静に解釈してる場合か!!




「なに黙ってんの?」

「あ、いや、何にもなくて良かったな(人の事には鋭いくせに、自分の事になると、てんでダメだな)」

「そうだねぇー、ナルトはもうお参りしちゃった?」

「いや、まだだ」




せっかく前まで進んだが、 が迷子になって戻ってきたため、お参りする事は出来なかった。




「じゃあもう一度、人混みに突入しますか!」

「まーしょうがないよな。ほら、今度はぐれたら困るだろ」




そう言ってナルトは片腕を出してくれる。

ナルトのそんな行動にビックリしていた だが、ニコ〜と笑い一言。




「ナルト、格好良すぎvv」




そう言って、片腕に掴まる。




「ほ、ほら行くぞ////」




ちょっと照れた感じだったが、腕を引っ込める事はしなかった。












なんとか、前に進む事が出来た二人は、仲良くお賽銭を入れてお参りをする。




「なにお願いしたんだ?」

「私?私はねぇ〜お雑煮が食べたいですって」

「なに、食い物のお願いしてるんだよ・・・」




呆れ顔で に言う。




「そう言うナルトは何をお願いしたの?」

「オレは秘密だ」

「えー、ずるいじゃん!私は言ったのに」

「お前・・・本当にそれお願いしてないだろ?」

「まーそうだけど・・・」

「だったら、お互い様だろ」




爽やかな笑顔を返すナルトに何も言えなくなる




「うぅ、そうだね・・・」




何となくナルトに丸め込まれた気もするけど・・・まぁ、良いか!








二人のそれぞれの願いは・・・


『ナルトに沢山の笑顔が訪れますように(本当の!)もう一つ聞いてくれるなら、これからもナルトと一緒にいたいです』by


が傷つく事がありませんように、もう一つ聞いて貰えるなら、これからも と一緒にいられますように』byナルト




結局、二人とも似たような願いをしているのだった。








『今年もいい年でありますように・・・』











+++++++あとがき(と言うより言い訳です)+++++++

明けまして、おめでとうございます!
今年も、管理人・Deep Green共々よろしくお願い致します。


えー、今回の夢は普通にお正月の日常?にある事です。
ナルトも主人公も普通の正月を迎えました。
いつも書いてる夢とほとんど変わりないじゃん!!と言う突っ込みはいりませんです、ハイ。

あ、題名の"First visit in the year to a shrine"ですが、
意味としては初詣・・・だと思う。曖昧だな。
英語嫌いなんです、管理人。
だったら、題名に英語使うなよって感じなんですけどね(苦笑)

あと、神社に来てからの会話の部分ですが、実際に管理人が言った言葉です。
こんな風に・・・

管理人「何で混むの分かってて、みんな来るのかなぁ〜」
父「みんな来るから混むんだろ?何言ってんだ」
管理人「・・・そう言われればそうかも。みんなが来るから混むのか」
姉「人いなかったら、結構虚しいよ。想像してみ」
管理人「・・・正月じゃないね、そんなの。平日に来たじっちゃんとばっちゃんて感じ」
父「どういう例えだよそれ」
管理人「言葉のまんま」

みたいな意味不明な会話を繰り広げました
結構前ですけどね、当たり前な質問をしたお馬鹿な管理人です。


とま、今年もこんなかんじで頑張って行きたいと思います。
何かと、至らない所があるかと思いますが、よろしくお願い致します。

それでは、皆さんにとって良い年でありますよう・・・


2005/1/1  


Deep Greenの櫂さまより、年賀小説です。
こちらの主人公、大好きなのです!
主人公に振り回される周りの人達、ハッキリって言って楽しい!
今年も、主人公がどんな事ををするのか楽しみです。
素敵な小説を、有難うございました。