海外旅行地域別、年度別 100カ国の明細
































イギリス(2001/2月)

 会社の永年勤続30年ということで旅行クーポンが配布された。よくもまあ、30年も勤まったものだと自分ながら感心もしたが、会社もよくもまあ、辛抱強く使ってくれたものだと感謝した。せめてもの恩返しに、ヨーロッパを旅行して見聞を広め、文化人として、国際人として、少しは人間性を高めておこう、と殊勝な考えの下先進国を選んだ。

 今回は、イギリス・ロンドン、フランス・パリ、イタリア・ローマの3カ国走り旅。2月3日〜11日の9日間。相棒は同じ30年勤続で、海外旅行は初めての本田、北口両君である。
 2名共にヘビー・スモーカーで、「ゴホン、ゴホン!」と咳き込みながらも止められない症候群で懲りないお二人。高級フランス料理を食べながらも、タバコを吸いたがる2人、当然、「ノオ・スモーキング・エリア」と注意される。フオークとナイフは初めて使う、趣味ではないと強がる北さん。何度もフォークをテーブルから落としてしまう。ヤレヤレ・・・。
 運動不足で歩きすぎて、足が痛くて眠られないと、夜中に二人でマッサージをし合う二人、ユニークな3人旅であった。

   
        バッキンガム宮殿            ホワイトホール                 国立美術館                   国会議事堂

     
      ピカデリーサーカス                          ロンドン塔           セントポール寺院           トラファルガー広場

         
                    トラファルガー広場                        ウインザー城              ユーロスター(英仏海峡を走る)



スイス(2008/7〜8)



フランス・パリ

   

        ルーブル美術館                               ノートルダム寺院                    ベルサイユ宮殿     

                                               
         コンコルド広場                         シャンゼリゼ大通りと凱旋門                   ムーランルージュ           




 フランス・シャモニー 

 2003年7月に、第一回目のモンブラン遠征が天候不順で敗退となった。性懲りもなくリベンジを期したが、またまた天候が悪く4,400m地点で敗退。登頂率40%強という数字が恨めしい。折角だから「サンデー毎日」の仲間を誘い、隣国のイタリア、スイスの観光・グルメを挙行した。

 フランスはシャモニー、イタリアはクールマイユール、スイスがジュネーブ、ツェルマット、サース・フエー、周遊16日間を企画した。エージェントを使わず、自己企画をしたのでかなり安くなった。夕食はスーパーで買物をして自炊をしたので毎日が宴会のようであった。

   
 シャモニーのメルキュールホテル(3つ星)、フランスパンが美味 エギュ・デ・ミデイから見るモンブラン頂上  エギュ・デ・ミデイの展望台(3842m)エギュ・デ・ミデイからシャモニーの街

   
  エギュ・デ・ミデイから大氷河へ、高度順応。クレパスも見えるエギュ・デ・ミデイから氷河に行く道は氷のトンネル プラン・ドウ・エギュールからモンタンベールへのハイキング グランドジョラスの下を大氷河が

    
 エギュ・デ・ミデイの展望台から下の展望台を見る      イタリア側へのキャビン    イタリアの名物料理はチーズと肉     イタリアの避暑地クールマイユール

    
  いよいよモンブラン登山開始 ガイドは津田博と種村洋司  登山電車に乗りニ・デーグル(2386m)へ   3時間弱でテート・ルース小屋上部  岩が降ってくるトラバース地点

     
  絶壁の岩稜地帯を3時間アンザイレンで登る     グーテ小屋の内部(40人部屋・120人収容、夕食はスープ・肉料理で旨い) 小屋までは岩稜、小屋から上は氷河 

  2日目は朝2:30起床、3:45出発 6:30ヴァロ避難小屋(右端)の上4400m地点で強風トホワイトアウトでこの日の全パーテイが断念し下山。残り標高差400mあと2時間であったが。

  
  シャモニーのレ・プラの教会とドリュー     スネルスポーツ  日本人が情報収集で世話になる、スネルスポーツの神田泰夫さん  シャモニー観光案内所のベルナデットさん(日本語べらべら)は親切。



◎スイス(ツェルマット、サース・フェー)


    
  シャモニーもツェルマットの街も氷河の白い川       フランス鉄道はスイスの国境でスイス鉄道に客を引き継ぐ(女性運転手) スイスらしい丘の上の城 線路の下は氷河の河

    
 ツェルマット(スイス)の街からは常にマッターホルンが スイスで一番高いドーム(4545m) マッターホルンを見ながらハイキング   湖上に写るマッターホルン


    
  絵になる教会とマッターホルン(ゴルナーグラートで)      ツェルマットの5つ星ホテルと町の大きな教会   昔懐かしいネズミ返しの石 マッターホルンへの道


ツエルマットの本屋ベガは日本人西永さんが経営 女性スタッフが街の情報を 夕日のマッターホルン     氷河の山ブライトホルン(4165m)      本場エーデルワイス



アルプホルンは最もスイスらしい  サース・フエーのミッテルアラリン(3500m)は氷河で年中スキーヤーが  ヤナギランとサース・フェーの街 マーモット(リス科)があちこちに


  サースフェーの3つ星ホテルミシャベルはバスの駅前  シャモニーもツエルマットもサース・フェーも花がきれい サース・フェーの街(1600m)は氷河に囲まれている いけ面のスイス人




 フランスもスイスも街は犬が多い しつけがしっかりしている   サース・フェーの日本人観光案内ガイドの志波邦彦さん(真ん中) 志波さんは愛知県出身、39才、独身、お嫁さん募集中の好青年。サース・フェーの観光局に勤めて、日本人に情報を伝えている。バスの最終駅の前に観光局があり、夕方17:00〜18:00まではミシャベル・ホテルのロビーであれこれと日本人のお世話をしてくれる。明るく礼儀正しく非常に親切な好男子である。望めば仕事の合間にガイドも有料だがしてくれる。ツェルマットやそのほかヨーロッパの情報も精通している頼もしい人です。 志波さんのブログサース・フェーのホームページはこちら。






 

エジプト・トルコ(2008/3月)




エジプト
  カイロ、ギザ、アレキサンドリアを回る。
  エジプトの人口は7250万人、首都カイロには2000万人が住み、喧騒の町である。発展途上の国らしく日本の昭和20〜30年の時代を彷彿させる。車が多いが、信号は殆ど無く、歩行者は    
  車を巧みにかわしながら横断する。観光客は怖くて横断など出来ない。
  カイロから小一時間でギザ地区、町に隣接して三大ピラミッドがある。その大きさに思わず息を呑む。近くにはラクダに乗せるラクダ使いがたむろしている。


          
  カイロの町            ピラミッドの石組み     ピラミッドとラクダ     下部がはがれたピラミッド   三大ピラミッド

              
  ピラミッドは砂漠の上     ラクダ使い      客待ちのラクダ(今日は客が少なくラクダ?) おとなしい  エジプトの若い女性



トルコ

★世界の三大料理(フレンチ、中華、トルコ料理)を楽しみに観光地をハシゴする。農業国を誇るだけに、1日中バスで走っても小麦畑が延々と続く。さすが食料自給率100パーセントと言
 うだけに、トルコのレストランはパンが無料らしい。どこのレストランもパンが豊富で種類も多く美味しい。
★イスラムの国を感じるのは、早朝5時、町中のスピーカーからアザーンという礼拝時間を告げて大音響が聞こえる時である。異様な雰囲気に町が包まれる。90%の国民がイスラム教な
 のだ、ここは。エジプトもトルコもイスラムの教えでアルコールは飲まない、売らない、飲ませない。日本の車に乗る時は・・・の標語みたいである。観光客相手の
 ホテルでも販売していないホテルも有るから夜はチト寂しい。
★モスク(イスラム教の礼拝堂)はトルコ国内に67,000件もあるという。日本のコンビニ件数が40,000件だから、通りを挟んでモスクの煙突のようなのがあちこちに見える。日本のお寺も
 77,000もあるというから不思議ではないのだろう。
★そのアラブ・イスラムによって迫害されたキリスト教徒が作ったカッパドキアの洞窟住宅とギョレメの町、「ギョレメ、見てはならないもの」は異様という表現しかいいえない。
★パムッカレ(綿の城)は世界屈指の奇観、石灰を含んだ温泉水が不思議な景観を作っている。虞美人草の花が印象的であった。
★地中海(白い海)、世界一美しいと言われる紅海(赤い海)、黒海(黒い海)、2500の島が浮かぶエーゲ海が素晴らしかった。




車のNOもアラビア数字  トルコ料理の小鉢     立派なモスク         トルコ国旗     一心不乱に礼拝のイスラム教徒


イスラムの刺青が足の裏にも 街角のおやつ売り   小麦畑が延々と      今日は鯖焼き        イスタンブルの港 


トロイの木馬       アルテミス神殿    桃の木が美しい「桃源郷」の町  トルコは革製品が有名    虞美人草


世界遺産「ヒエラポリス・パムッカレ」の石灰棚の奇観、温泉水。       スーパーのオレンジは特別旨い   ニシンもあつた 


お土産売り場    トルコ絨毯の織り子        ラクダのようなカッパドキアの奇岩  妖精の煙突と呼ばれるキノコ岩が無数に連なる。


洞窟の中で妖しいペリーダンスを踊る魅惑の女性   キリスト教徒が隠れ住んだ岩窟教会 水タバコ     ボンベイの柱


                             エジプト第2の都市、アレキサンドリア




インド

 


     
       

                              ムガル王国 第5代皇帝シャー・ジャハーンの愛の記念碑 「タージ・マハール」
         

                                                          像タクシー                      国道を行くラクダ

     悠久の大地・・・ ド


    デリー・ア―グラ・ジャイプール  北インドの旅

 2007年3月3日〜3月8日


                  

費用明細            

    基本旅費  129800     


    ビザ依頼    5,400  燃油代金   17,100    ○航空会社  

ルピー両替(飲食代)   7,000                             ・キャセイ航空(香港)

その他雑費       5,000     ・新千歳〜香港〜デリー

 合 計      191,900     ・時差=3時間30分

                   ・新千歳〜香港=5時間
                             ・香港〜デリー=4時間


                                  ○バス移動             ○ ヒンズー語
   
                                    デリー〜アーグラー=5時間      ナマステ〜今日は

 アーグラー〜ジャイプール=6時間     ダンニャバード〜有難う

 ジャイプール〜デリー=6時間        (ネパールと同じ)

通貨 1ルピー=3円       気候 日中〜25度 夜〜5

インド・アラカルト

世界遺産世界ランキング  

1.イタリア〜39 2.スペイン〜37 3.中国〜31 4.ドイツ〜29

 5.フランス〜28            ※インド〜26 ※日本〜13

世界の人口ランキング

 1.中国〜13億 2.インド〜11 3.アメリカ〜3億 4.インドネシア〜2.3

 5.ブラジル〜1.9億 6.パキスタン〜1.6億 7.ロシア〜1.4億         10.日本〜1.3

世界の国土面積ランキング

 1.ロシア  2.カナダ  3.アメリカ  4.中国

 5.ブラジル 6.オーストラリア  7.インド

インドの農業
         

 米〜世界生産量2位

 綿花〜同上  3位

 小麦〜同上  2位

 麻 〜同上  1位             

 茶 〜同上  1位

★インドの宗教

1.      ヒンズー教〜8億      80% ヒンズー教 シバ

2.      イスラム教〜1.3億     13%

3.      キリスト教〜2400万人  2.3%

4.      スイク教〜1900万人   1.9%

5.      仏教〜800万人     0.8%

6.      ジャイナ教〜400万人  0.4%

  ★インドの主要都市と人口

 ムンバイ(南西) 1600万人 最大の都市、仏教徒多い、色々の宗教

 コルカタ(東北) 1322 イギリス植民地時代の首都、思想と文化の発信地

 デリー (北西) 1279 首都、政治の中心

 チエンナイ(東南)  642 インド文化の宝庫

 バンガロール(東南)  569 I・Tの中心地

 ハイダラバード()    569 イスラム教の影響大、米・タバコ

 アフマダバード(西)   452 綿

 プーナ  (西)   376 文教都市

著しいインド経済成長率
  BRICs〜ブリックス
 =ブラジル、=ロシア、=インド、=チャイナの頭文字
 圧倒的な国土面積と人口規模を持つこの4つの大国は、30年以内に
 経済規模でG7(先進7カ国)を凌駕すると言われている。
  黄金の四角形

  デリー、コルカタ、ムンバイ、チエンナイの4大都市を結ぶ延長5,800KMの道路を言う。
  現在、対角線の道路も作っており、インフラは急速に進んでいる。
若いインドの人口
  現在、11億人。2030年には中国を抜き、2050年には16億人、
  2100年には18億人と予想されている。
  ※インドは人口構成が若いのが特徴。
  2000年の中位年令は23才
  2050年は38才、アメリカは40才、中国は43才
  日本は53才と推定されている。

    I・T に強いインド
  アメリカ・NASAのエンジニアの1割がインド人。
  また、アメリカの半導体研究所で有名なシリコンバレーはICで持つと言われているが、そのICとはIntegrated Cだが、イ  ンド人と中国人を意味すると揶揄されている。またアメリカの大手IT企業に勤める技術者の3割程度がインド人で占められて  いる。

 

    何故か暗殺される、ガンジー

マハトマ・ガンジー :インド独立の父。イスラム教との融和のために努力していたが、ヒンズー教の極右青年に暗殺された。

インディラ・ガンジー:第3代首相、初代首相ネールの娘。

ラジブ・ガンジー  :インディラ・ガンジーの息子で第9代首相。

 

    大富豪と貧しさが同居するインド

フオーブスの世界の長者番付、2006年度の10億ドル(1,170億円)以上の資産を持つ世界の大富豪は946人。

内、アメリカは半分。当然ビル・ゲイツが1位。インド人は36人、日本人は24人。

ベスト100位には、日本人は一人もいないが、インド人は8人もいる。

日本の1位は129位で、ソフトバンクの孫正義社長。

アジアで1番大富豪がいるインドが、大貧国という現実。

だから、

「インドは貧しい国ではなく、貧しい人が多く住む国である」と言われる。

 

 今回の旅行で貧富が目に付いたのは、各都市のマハラジャ(藩王)の子孫が建物を公開しているが、入場料を払うのは理解できるが、デジカメやビデオの持込料を250ルピー(750円)も取るという徹底ぶりである。

  インドの3大財閥

   1.タタ(TATA

   2.ビルラー(BIRLA

   3.リライアンス(RELIANCE

 また、どこのトイレに行ってもチップといい、一人150円前後を取る事もわずらわしい。

 一方、貧しい国民達は大都市の国道沿いや、繁華街の道路沿いにみすぼらしいテントで暮らしている。その数は計り知れない。

 日本の首都、東京でもそれなりに目立つ。東京都庁の裏にある公園のブルーテント、隅田川の遊歩道のブルーテント、上野公園不忍池や美術館近辺も日本の恥部はそれなりにあるが、インドのそれは比類にならない。

 観光地、名所旧跡に行くと、必ずいるのがしつこい物売り。20〜30人がバスから降りてくる観光客にしつこく付きまとう。少しでもそぶりを示すと、徹底して追い掛け回す。若い女性とか、年寄りは身に危険さえ感じるだろう。

 また、子供達は裸足、粗末な衣服で観光客に恵んでくれと付きまとう。

 しかしガイドは言う。子供達には決して恵んでくれるなと。乞食をするとこんな楽な仕事はないと自覚して就労意欲を無くしてしまう。インドの将来に決してよくないのです、と訴える。だが、その片隅で初老の婦人が小さな子供にお金を与えている。金持ち日本の無知な観光客が何処にもいる現実である。

 

カースト制度

 ヒンズー教ではカースト制度という身分制度がある。

 カーストとは血統と言う意味である。カーストには3つの決まりがある。

1.        カースト間の移動は認められず。

2.        親から子へと受け継がれる。

3.        結婚も同じカースト間で行われる。

言うならば、日本の士農工商を厳格にしたような身分制度といえようか。

カーストの種類

1.        バラモン・・・神聖な僧侶等の職

2.        クシャトリア・・・貴族・豪族・軍人

3.        バイシャ・・・商人・工業従事者

4.        スードラ・・・農業労働者や人の嫌がる職業

    カースト以下の身分として、アンタッチャブルがありヒンズー教の庇護の下に生きざるを得ない人々で1億7千人いる。

 ガンジーでさえ、この制度にはあまりふれなかった。

 このカースト制度は紀元前10世紀に誕生している。ヒンズー教徒の間では、カーストは宇宙の神が定めた神聖な掟とされている。


カースト制度が成立した時期に存在しなかった職業などは、カーストの影響を受けない。IT関連企業がインドで急激に成長しているのは、カーストを忌避した人々がこの業界に集まってきているからと言われる。

尚、外国人であっても日本や裕福なアジアの国やヨーロッパ、アメリカからの訪問者はその国の力が強い為、高いカーストと同様の扱いを受ける。

カーストの長所

  同一階層内で相互に助け合いが行われ、各人の生活が保障される。社会の安定化に寄与している。

カーストの短所

  所得格差の拡大に拍車を掛けている。最近では、カーストから脱却するために、ヒンズー教から仏教やキリスト教に改宗する若年層が増えている。

アジアNO1の英語力

  インドの公用語はヒンズー語であるが、多民族ゆえに1000以上の言語が存在する。しかし準公用語として英語が使われている。

  1,858年〜1,947年までの89年間にイギリスの植民地であった為に、英語と民主主義が残された。その英語力が国際ビジネスに強みとなり、ITに強いインドがある。今やアジアNO1の英語力と言われる。

「私見!」戦争に負けた日本! アメリカの植民地的処遇であったが、徹底した関与を受けていたならば、我々日本人の英語力は向上していただろうに。

  途中半端が日本人の語学力の低下につながっていると思われる。


日本とインドの友好関係


 ・第二次世界大戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)では、インドの判事だけが、連合国側が一方的に裁く裁判のあり方を痛烈に批判し、日本の無罪を主張した。

 ・インド初代首相ネールは、占領下にあった日本の上野動物園に、自分の愛娘と同じ「インディラ」と言う名前を付けたインド象を寄付している。

 ・日本からは、インフラに遅れるインドのデリーに地下鉄を寄付している。

   アジアの中国や韓国から、戦争や靖国問題で攻められる日本。急激に成長するインドとは相性がよいのかも・・・。

インドの紙幣

  紙幣はルピー、公用語のヒンズー語と準公用語の英語で金額が記されているが、札の端に15の州の主要言語の金額が印刷されている。

交通渋滞

  インドのインフラは遅れている。特に中間所得層のマイカー・ブームで幹線道路の整備が遅れている。これは発展途上国の共通した問題だが、ここインド固有の問題として「牛」の路上占拠がある。

  ヒンズー教では牛は神聖視されており、駆除できない。だから国道でも牛を避けようとして交通事故が絶えないと言う。モウ〜どうしょうも無い!

  牛の他にも、野良犬の多さもある。とにかく町のそこかしこに、観光地にも犬が寝そべっている。

  そして、最もインドらしいところが、運搬に象とラクダが使われ、荷車を引いて国道を優雅にのんびり歩いており、ドライバーは気を使う。(表紙の絵参照)

  また、大都市には東南アジア特有の「リクー車」があり、リヤカーと自転車の合体タクシーが多く、混雑に拍車を掛けている。  

    カシミール問題

1,947年インドとパキスタンはイギリスから独立した。インドの北にあった、インドのマハラジャである藩王は当初独立を考えていたが、国民の大多数がイスラム教であったため、パキスタンはカシミールに介入してきた。しかし、藩王はヒンズー教であったため、インドに助けを借りインド領になることを認めた。ここで印パ第一次戦争となる。

 国際連合の仲裁で北部はパキスタン、南部はインドが支配することになり、後日国民投票で決定すると言う事になる。

1962年、中印戦争。中国が戦争を仕掛けて勝利し、東地区を割譲した。

1965年、イスラムの活動家により紛争勃発、印パ第二次戦争。仲裁。

1971年、パキスタンからインドの東にある西パキスタンが東パキスタンから独立要求があり、この時インドは東パキスタンを支援し独立戦争に介入。

 インドの圧勝に終わり、東パキスタンはバングラデシュとして独立する。

 これが印パ第三次戦争

・カシミールの支配は、インドが51%、パキスタン33%、中国11%。

・その後も紛争は続く。インドはインド支配地域において、イスラム活動を支援しているとしてパキスタンを非難。一方、パキスタンはイスラム過激派の活動はインドの圧政が原因であるとしてインドを非難している。

・その後、インドは中国の核開発恐怖のために、核実験を行い、核保有国となる。一方、パキスタンも対抗上、中国の支援により核保有国となる。その裏には中国の深慮遠謀が垣間見える。アメリカ・ロシア・中国。英国・フランスの大国に翻弄される発展途上国の悩みがここにある。

金消費世界一と男性社会のインド

  金消費が多いベストスリー。1、インド 18.8% 2.アメリカ 13.7

  3.中国 7.9%・・・・・日本 わずか1.6

  何故、金が消費されるのか?・・・・・ヒンズー教の影響。

   1.ヒンズー教の世界では、女性は土地資産を相続できない。

     そのため、親が娘に結婚する際高価な金や銀のアクセサリーを持たせる風習がある。

   2.ヒンズー教では、宝石などの光物が繁栄をもたらすとされている。

   3.少数民族の間では、金が主要なモノとの交換手段となっており、金の貯えが欠かせない。

  よって、女性の生家側にとって、非常に大きな経済負担となる。

  だから、結婚相手の家に持参金や品物を贈る為に、莫大な借金を抱える家庭も少なくない。

  また、夫の家の要求が結婚後も続く事があり、女性の生家が拒否すると妻が虐待されたり、殺害される事もあると言う。

  さらに、夫の生家から要求された額を支払う事ができずに、花嫁やその一家が自殺をするケースもあると言う。毎年6,0007,000件の自殺が発生している。特に農村部にこの慣習は根強く、男性優位の考え方がインド社会に深く浸透している。

    ムガール帝国

1,526年〜1707年(日本=室町時代〜江戸時代・安政の大獄)アフガニスタンからモンゴルの血を引くバーブルが侵入し、デリーの新しい支配者になる。これが始り。イスラム教徒。

    初代  バーブル 1,5261530 支配者になり4年後に死亡。

    2 フマユーン 15301556 階段から転落して死亡。

    3 アクバル 15561605 13才で即位、帝国を不動の物とした。

          アグラ・フオート()やフアテープル・シクリ()を築いた。

    第4代 ジャハーンギール 16051627 芸術家肌で絵画や造園を楽しむ。

    第5代 シャージャーハン 16281657 タージー・マハールの建造者。後に第6代から  

アグラ・フオートに幽閉される。

    第6代 アウラングゼーブ16581707 異教徒への課税や弾圧で知られる。

    最後の皇帝バハードゥル・シャー2世が1858年、廃位、流刑で滅亡。

 

インド観光コース

 ニューデリーの南郊外15Kmにあり、高くそびえる塔。下三層は赤砂岩、その上は大理石と砂岩。コーラン(イスラム)の文句を図案化した彫刻が外壁に刻まれている。高さ72.5m、以前は100mあったが、飛行機事故で現在の高さになる。イスラム教徒がヒンズー教徒に勝利した記念に建てた。

 隣には破壊したヒンズー寺院の石材を用いて、インド初のモスクが建てられている。

 この周辺は公園になっており、たくさんある大木には野生のリスが無数に遊んでおり、また多数のインコも観光客を喜ばせている
  
   
 



タージ・マハール (世界遺産)アグラ 

                                                            

  ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの妃ムムターズ・マハルの墓。

  建築狂の彼は帝国の国力を傾けて(実際に傾いた)、22年の歳月を掛けて白大理石の建物を作った。

  次に建物の川の左に自分の黒大理石

の建物の墓を作ろうとしたが、息子

に幽閉されて、この欄干の建物アグラ

城で長く押し込まれ亡くなった。

  アグラ城 (世界遺産)アグラ

               ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって1565年に 年に築かれた。


               上記の写真の欄干の城でタージ・マハールが近くにある。

  ファテーブル・シークリー (世界遺産) アグラ

                これもアクバルによって建てられた。アクラから南西39Kmで1571年に首都をこの  地に移転した。しかし、小高い丘の上で水不足
                が原因で、わずか14年で立ち去る
ことになり、廃墟となる。
                            ヒンズーとイスラムの文化が融合した建築である。

 シテイーパレス    ジャイプール

               

                時のマハラジャ(藩王)スワーイ・ジャイ・スィンが1 726年に建築。

                現在もマハラジャの住まいになっており、

                入場料を取る。

                ビデオ持ち込み料、750円は取り過ぎ。

                7階建てで今は一部、博物館。

 

  ジャンタル・マンタル ジャイプール 

    ジャイプールの町を築いた藩王でマハーラジャ(インドの当時の大金持)スワーイジャイ・スィン2世がムガル皇帝の許しを1728年に受けて作った

    天文台。デリー他5箇所に作る。

  風の宮殿   ジャイプール









彫刻を施した窓から、夫以外には顔を見せてはいけなかった宮廷の女性達が、町を見下
していた。 

☆アンベール城

              

 

                        ジャイプールの町から北東11Km,丘の上の巨大な城。16世紀に

カチワーハ家の王国(アンベール王国)の首都であった。

その後、シテイパレスやジャンタル・マンタルを作ったスワーイ・ジャ

イ・スィン2世がアンベール城にマハラジャ(藩王)として住む。

1727年、ムガル王国は既に力が無くなっていたが、未だ帝国であったた

めにスィン2世は娘を側室として差出し、帝国の保護下になり安定した

為にジャイプールの町に下りていく。

ここに行くには象タクシーがあり、一人1500円程度で乗れる。

   フマユーン廟 (世界遺産) デリー

その妃が1565年に建てた。 インドイスラム建築の傑作と言われる。

   ラージガート  デリー


建国の父、マハトマ・ガンジーが荼毘に付された場所。

大きな公園になっており、毎日多くの信者と観光客で賑わっている。

裸足で歩いている人は、ヒンズー教の信者。靴をはいている人は観光客。
インドの父がガンジーならば、母は牛。それほどインド人もネパール人も
     牛を神格化している。


インド門と大統領官邸 デリー
 

  

インド門は1931年完成、42mの高さ。第一次世界大戦で戦死したインド

兵士の慰霊碑。壁画には戦没者1万3,500人の名前が刻み込まれてい

る。インドは戦後の独立を条件にイギリスに協力して参戦したが、大きな

犠牲と引き換えの独立は実現しなかった。このことから、ガンジーはイギ

リスに不信感を募らせ、独立運動に拍車を掛ける事になっていった。

     インド門は官庁街にあり、近くに大統領官邸がある。
インドのホテルのバイキング

    ライスはボソボソ、主食はナン。鶏肉、牛(外国人用)共にカレー味。

    野菜も全てカレーと香辛料の味付け。日本人や欧米人用でそれほど辛くは無い。カットフルーツは水が危ない為、食べられない。残念!  

             
  

                       

★牛糞を手でこねるインドの少女

 

インドでは、牛糞に藁を混ぜて団子状にし、家の壁に貼り付けて1週間ほ

ど乾かす。乾くと家の傍に積んで保管する。火力が非常に高いという。

臭いは殆どしないそうである。

ヒマラヤのジョムソン街道でも子供達が糞を籠に入れて拾っていた。

貧しさゆえの智恵なのだろうか。写真の奥には木を積んである。燃料であ

ろう。素朴、昔の日本もそうであった。

     



                      インドの農村



                     3月7日、デリーから香港へ、1泊する。

       レストランで北京ダックを食べて、ビクトリアピークからの100ドルの夜景を見る。

             10年前に比べ、飛行場は新しくなっていた。

 

  

                        終わり

 


北欧4カ国

                           
         ノルウエースタルハイムの渓谷(スタルハイム・ホテルから)

北欧ゴールデンルート4カ国

ノルウエー・スエーデン・フインランド・デンマーク

   平成19年(2007)5月17日〜26日

旅行ルート

  5/17 新千歳〜成田  成田〜デンマーク・コペンハーゲン〜フインランド・ヘルシンキ

5/18 ヘルシンキ〜トゥルク(バス)〜シリヤライン(船)〜

5/19 ()スェーデン・ストックホルム

5/20 ストックホルム〜ノルウェー・オスロ(飛行機)

5/21 ノルウェー・サンヴィーカ〜オスロ〜ゲイランゲル(バス)

5/22 ゲイランゲル〜ブリクスダール(フイヨルド・クルーズ=船)〜ソグンダール(バス)

5/23 ソグネフイヨルド(クルーズ=船)〜(バス)スタルハイムの渓谷〜フロム鉄道〜ベルゲン

5/24 ベルゲン〜デンマーク・コペンハーゲン(飛行機)

5/25 コペンハーゲン〜(飛行機)

5/26 〜成田〜(リムジンバス)羽田〜新千歳

 

 

費 用

 基本旅費      369,800

 国内空港使用料    2,040   両替

                                 フインランド 1ユーロ=168円 5,000円=30ユーロ

 現地空港料      8,100   スウェーデン 1クローネ=20円 5,000円=250クローネ

 燃油特別付加運賃   19,500   ノルウエー  1クローネ=22円 20,000円=900クローネ

 現地4カ国両替    35,000   デンマーク  1クローネ=24円  5,000円=200クローネ

 その他雑費      12,500                 35,000

  合 計      536,940     ★両替の35,000円は全てアルコール代。

 

各国の人口、及び首都の人口

   フインランド  521万人     ヘルシンキ   55万人

   スウエーデン  894万人     ストックホルム 76万人

   ノルウエー   455万人     オスロ     54万人

   デンマーク   538万人     コペンハーゲン 52万人

◆ 各国の特徴

 フインランド 

    童話のムーミン、サンタクロースの故郷として有名。

    中立的性格から多くの国際会議が開かれる。

    夏は夜になっても、太陽が輝く白夜。

    国土の75%が湖・沼・河川で自然の宝庫である。湖は18万。

    その湖のほとりに国民の4人に1人が別荘を持っている、サウナ付き。

    白樺の木から取れるキシリトール入りガムで子供のむし歯が少ない。

    歴史的にスウェーデンから600年、ロシアに100年支配された。

    EU加盟国。先進工業国。代表的な福祉国家。

  スウェーデン

    国土の半分が森林、9万以上の湖が点在。

    太陽が1日中沈まない白夜と、冬は逆に一日中昇らない所もある。

    1805年、ナポレオン戦争に参戦するが敗北してフインランドをロシアに占領された。1905年、ノルウエーを併合していたが分離独立後は国内問題に傾注。

    第一次世界大戦からは、中立を宣言。第二次世界大戦も中立政策をとる。

    世界に冠たる福祉国家となる。EU国家。男女平等。国民性貴族主義。

 ノルウエー

    国土の北半分が北極圏、人口の大半は南部に集中。

    海岸線は内陸へ最大200kmも入り込んだフイヨルド(峡湾)で、深さは1308m、周囲の山の高さは1000mもある。

    白夜の国。

    デンマーク、スウェーデンから長く支配された。第一次世界大戦からは中立を維持している。

    EUに加盟せず。国民性は頑固者。

デンマーク

    500近い島々からなる。自治領グリーンランドを有する。

    国土はなだらかで、公園のような景観で世界から観光客が絶えない。

    EC加盟国。酪農国。国土が狭いので農産物加工、造船、機械工業を基盤とした近代的工業国となっている。

    アンデルセン(人形姫)のゆかりの地。

    970年頃、イギリス・ノルウェー・デンマークの3王国の王の時代もあった。また1389年頃はスェーデン・ノルウェー3王国でもあった。

    ナポレオン戦争でフランスに加担しイギリス軍に町を破壊され、第二次大戦ではナチス・ドイツの軍事占領により踏みにじられた経験から、挫折と市民の智恵でその後はナチスに形の上で降伏して戦火から国を守る事になる。 国民性は陽気。

北欧は世界の代表的な福祉国家  

 世界の福祉スタイルは三つに大別される。

 @ 自由主義型・・・アメリカ・カナダ・オーストラリア

   民間部門の役割が大きく、民間保険によってニーズが満たされる。サービスの提供は民間ボランテアや家族が主体。

    国の役割は非営利団体、民間保険会社への補助金、税優遇措置が取られている。

 A 保守主義・・・イタリア・フランス・ドイツ

    ヨーロッパが中心。家族の責任と、教会、ボランティア団体、労働組合の保険基金に重点を置いている。多くは労働組合と雇用主の間の契約による。地位と職種によって給付が異なる。

   B 北欧型・・・デンマーク・スウェーデン・アイスランド・ノルウエー・フインランド

    国家が国民の幸せに責任をもつ割合が大きく、完全雇用が経済政策・社会政策の目標である。

    階級・地位・居住地に関係なくサービスを受けられる。

    所得移転(税金を通じて高所得者から低所得者へ配分)が行われる。

    平等が基本であり、男女間の平等、女性の労働参加は世界一である。

    また女性は男性に経済的に依存しない。

 日本は、現在保守主義型に近いが、北欧型からも多くを学び政策を取り入れてきたが、これからは自由主義型方向へ向かうと言われている。

 

聞きかじりアラカルト

    日本の教育費は、小学〜大学までおよそ1,000万円。北欧は全て無料。

    北欧4カ国は高福祉・高負担。消費税は25lだが国民は高い給料をもらっているので、高いとは思わないという。

    フインランドは森が多く、300種のキノコがあると言う。

         
フインランドで多い樹木は赤松(左)
白樺(右)である。

・フインランドのヘルシンキ観光。1952年オリンピックが開かれザトペックが人間機関車と」揶揄された。

    北欧は地震も台風もない。

    デンマークとスウェーデンとの間の海峡は、すぐ側に見え手が届きそうな距離。昔、デンマークの女王はこのバルト海を通る船に通行税を掛けて、デンマークは裕福になったと言う。北欧3国(フインランド・スウェーデン・ノルウエー)は特に物価が高いので、デンマークに近いスウェーデンはフエリーに乗って対岸のデンマークに酒を買いに来ている。

    デンマークは環境の国。風車で電力を賄っている。スウェーデンの原子力を抗議して中止させた。隣国のドイツにも20年以内に中止させようとしている。

    北欧の幼稚園は朝食も出る。学校は7・8月は休みで、宿題もない。

    18才で親元から独立して、国の援助で大学に通う。

    子供が生れると、結婚していなくても、国の援助がある。認知は関係なく、子供の籍は子供個人として役所に届けられる。一人の人格として尊重される。母でも父でもシングルであっても国の援助として子供に出されるシステム。

    デンマークのライフサイクル。結婚すると共稼ぎで郊外に家を求める。平均二人の子供。子供が18才で独立すると、親は便利な町の中心の共同住宅に戻る。老後はボランテアの若者と共同生活をして助けてもらうために、寂しさはない。動けなく不自由になると、毎日ホームヘルパーが来る。

    医療費は全額無料。

    育児休暇は1年あり、育児を終えて戻ると職場から大歓迎される。

    男も育児休暇1ヵ月半取得できる。

    デンマークのコペンハーゲンの町は自転車道路が必ずある。

    コペンハーゲンには年をとり、子供が成長すると自宅を売り、運河のところに船を買い水上生活を優雅に過ごす市民が多い。

    
 アンデルセンが愛した町。コペンハーゲンのニューハウン地区、船乗り達が居酒屋に集まり賑わった。

 

    デンマークの国会議員は276名、半数は女性。

    アンデルセンの人形姫の小説は世界で聖書に次いで、二番目に多く読まれていると言う。スペインに行くと二番目はドンク・ホーテと言うが、果たして?

    世界三大ガッカリ建造物の一つが、人形姫と言われる。しかし、世界で一番多く写真を撮られる女性でもあるそうな。

    北欧に行った5月は夜11時まで明るく、朝は3時に明るくなった。

    デンマークのガイドの小泉さん、60代。九州出身、同志社大卒、航空会社勤務でデンマークへ。その後、他国へ転勤命令、デンマーク人の彼女がいたので退社し、現地の会社へ。今は定年、アルバイトでガイド業。

    どの国もガイドはやはり日本人。永住している。

5年居住すると永住権を会得でき、福祉を受けられると言う。

    函館の五稜郭はデンマークの都市造りを模倣したという。

    北欧の4カ国の国旗は全て十字架がある。

    デンマークは国土が狭く、資源も無いので加工技術が世界一である。

農場の代わりに畜舎を作り、豚肉の品質を上げて世界に輸出している。

医療機器も世界有数の輸出を誇り、特に糖尿病薬のインシュリンは 世界一。

    豚肉とチーズの国デンマーク。チーズの消費量は人口一人当たり年間17kg、フランス、ドイツについで世界3番目。

    世界有数の農畜産物大国として、世界各国から研修に来る。

◆ ヴァイキングの歴史

800年頃、イギリス、アイスランド、北米へのきたルート、南はドイツ、フランス。西はスペイン、東はロシア、中東まで侵攻した。彼らはデンマーク・ノルウェー・スウェーデンを拠点として、当初は農民がヨーロッパ各地に物々交換をするために船出をしたのが始まりであった。

その内に、入江に潜んで沖を通る船を襲撃する集団となっていった。呼称はVIK(入江)、JNK(人)を組み合わせた言葉らしい。

高い造船技術と戦闘力を要し、船は全長30mの大型、3040人が一度に乗り込み、50〜60艘の集団でスピードは画期的なものであった。

しかし、遠征先から帰って来る事が少なくなった。要因として、キリスト教への改宗、他国に永住したことからヴァイキングの時代は終焉した。

豪華客船「シリヤライン」クルーズ

フインランドのトゥルクからスウェーデンのストックホルムまで、夕方21時に乗り、翌朝七時に到着。食事は食べ飲み放題、海鮮料理が抜群に旨い。バルト海のクルーズはなんとも贅沢、部屋は高級ホテル並である。日本のフエリーと比較した。

      シリヤライン        苫小牧〜八戸のシルバークイン

全長     202m            134m

総トン数   59,912トン           7,005トン

乗用車数   340台              110

乗客数    3,013人             600

高さ     12F              3F

    

            12F建ての豪華客船「シリヤライン」と右は船上からバルト海の小島

・・・北欧4カ国旅行記・・・

 ★ 新千歳〜成田空港               

   今回は全国区からの参加で、北海道は私1人。

   1人淋しく成田空港に向かう。荷物はフインランドの  

   ヘルシンキまで直行との事。便利である。

   新千歳に朝7:00集合がちときつい。

 ★ 成田空港

・ 第一旅客ターミナル4F、新千歳便が到着した同じビルの4Fだ。

 南ウイングKカウンターに行くと、阪急交通社のカウンターがあり、

 今回の添乗員、Sさんがいる。独身で41才という。母親と一緒に住んでいると聞く。165cm位の八頭身美人の類いだ。人気添乗員だとツアー仲間が後日教えてくれる。さすがに客扱いがうまい。決して人を不快にさせない。しつこい人は上手に手のひらで転がしている。

 美人添乗員は旅の楽しみが倍加する。

    両替をとの案内。ノルウエーは物価も高いのと、滞在日数も長いので、2万円。その他の国は5千円して下さいと言う。なるほど、私のようにお土産屋物を買わない人で、酒飲みの人はこれで十分であった。

    今回のツアー仲間は27人。夫婦連れが8組、単独が4人、その他7人。

単独4人は、自分、72歳のお爺さん、62才の千葉の男性、横浜のOLで独身40才位の一見美人のお姉さん。このお姉さんは50カ国目だという。

デンマークのコペンハーゲン経由フインランドのヘルシンキへ

    成田空港11:40発、11時間のフライト。デンマークからフインランドまでは1:30。日本時間ならば、深夜の3時30分ホテル着。時差があるので、現地は十時、まだ明るい、白夜を早速経験する。11時まで明るい。日が出るのが3時過ぎだ。4時間しか暗くないのである。

フインランド観光(ヘルシンキ・トゥルク)

    

教会=ロックチャーチ            作曲家シベリウスのステンレスパイプ          ヘルシンキオリンピック会場

    フインランドは人口が521万人、北海道より少ない。首都のヘルシンキは  55万人、旭川位であり、静かな落ち着いた街である。

    ヘルシンキからトゥルクへバスにて移動。さすがに森と湖の国。見渡す限り車窓からは、白樺、赤松、モミの木ばかりだ。湖のほとりには別荘が建ち並ぶ。国民の4人に1人は別荘を持ち、サウナがあると言う。


  フインランド・・・一面の赤松林 

    トゥルクはその昔、スウェーデンが領地として支配していた時、スウェーデンに近い対岸のトゥルクを基地として都をおき、城や教会を建てた。支配は600年続く。その後、次はロシアに100年支配されて、都をロシアに近いヘルシンキとなった。

昨今、日本は韓国や中国から豊臣秀吉や太平洋戦争で植民地化して補償がどうのこうの言われているが、ヨーロッパはその比ではない。

  ★フインランド〜スウェーデンへ、豪華客船の旅

    シリヤライン・ヨーロッパ号、とにかく大きい。12F建ての11Fがわれわれの部屋。豪華ホテル並み。食事がすごい。魚はサーモン、ニシンの酢付け、他にも名の知らない魚が沢山、エビ・貝・ステーキ・ワイン各種・ビールがこれまた旨い。食べ飲み放題!!!

    寝不足で、アトラクションなど見に行く元気が無く、速部屋でグウグウ!

    深夜、廊下がすごくうるさい。若者達が徹夜で飲んで歌って騒いでいる。船は寝る場所でないようだ、この北欧は!
    

           豪華客船シリアライン     船内のレストラン            船から見るバルト海

スウェーデン・ストックホルム観光

 ・ノーベル賞受賞式が行われるストックホルム市庁舎、王宮・旧市街のガムラスタン。世界遺産で北欧のベルサイユと言われるドロットニングホルム宮殿。ガイドから社会福祉の素晴らしさを聞く。しかし、消費税25lはすごい。1,000円の商品を買うと税が250円とはチト馴染めないかも。

  
ストックホルム・市庁舎            ノーベル賞授与会場

スウェーデン〜ノルウエー・オスロ(飛行機)

 ・国立美術館でムンクの「叫び」を見る。

 ・王宮。スウェーデン王カール・ヨハンの像、かってノルウエーはスウェーデンに90年間支配されていた。

 ・フログネル公園。彫刻家グスタフ・ブィーゲランの作品で200もの像は「人間の一生」がテーマである。作品の解説を一切拒否していると言うのもおもしろい。


     
     銅像                 カールヨハン通り              「人間の一生」

  
  ・オスロの隣のサンビーカの町に泊り、冬季オリンピックのリレハンメルを通過する。(左下)

 ・ロムのスターブ教会を見る。木造で出来た4階建ての教会である。(右下)

     

 ・いよいよフイヨルドに入る。2000m近い峠を越えるが、雪で通れずに迂回する。何と峠では野生のトナカイの集団にお目にかかる。
    バスの運転手、いかにも北欧のバイキング然。

     

 ノルウエーの4大フイョルド。(北から南へ)

  1.ガイランゲル・フイヨルド〜断崖・絶壁・滝と全てが郡を抜く美しさ。

                 世界遺産。

  2.ソグネ・フイヨルド〜世界一の規模、全長205m、深さ1308m。

  3.ハダンゲル・フイヨルド〜ノルウエーで二番目に大きい。

  4.リーセ・フイヨルド〜巨大な岩の頂上、まっ平で海面から600m。


  

    ガイダンゲル・フイヨルドとソグネフイヨルドをクルーズする。寒い。

・途中、ブリクスダールの氷河観光。ノルウエーは連日の雨で、寒い。

 ソグンダールの氷河

  ・ノルウエーで最高に美しいと言われるスタルハイム渓谷をホテル中庭からしばし見惚れる。

 

 ・フロム山岳鉄道とベルゲン鉄道に乗る。海抜867mの急勾配。
途中、ショーズ滝で妖精の踊りが音楽とともにウットリと。

                     フロム山岳鉄道とベルゲン鉄道
 全長20kmの急勾配を一時間かけて進む。一瞬たりとも目の離せない絶景が続く。

 ・ベルゲンの町 ブリッゲン地区(世界遺産)

  古い三角屋根の家が軒を連ねる。木造なので何度も火事に合うが、復元。

   

 ノルウエー・ベルゲン〜デンマーク・コペンハーゲンへ

  ・人形姫の像〜世界ガッカリ3大建造物と言うそうだ。

  ・ニューハウン地区〜運河に沿ってカラフルな木造住宅が建ち並ぶ。昔は船乗りたちの居酒屋で賑わったと言う。アンデルセンがこよなく愛した場所でもある。運河を中心に歩行者天国で地元の市民、観光客がビール片手に盛り上がる。大道芸人も目立つ。

    ストロイエ〜ニューハウン地区から目と鼻の先。歩行者天国、ショッピング、大道芸人が良く似合う町並みである。

    

                                   人形姫            

  ・北シェラン島古城巡り〜シェークスピアの「ハムレット」の舞台となった世界遺産・クロンボー城(左下)、絢爛豪   華なフレデリクスボー城(右下)

   

デンマーク〜成田〜羽田〜新千歳空港

  ・寒い北欧から、暑い日本へ11時間のフライト。福祉の北欧は先進国そのものであった。フイヨルドのノルウエー、   小国で近代技術のデンマークは学ぶべきものがあった。

  ・成田〜羽田間のリムジンバスに乗り、充実の10日間を終えた。

                                                                                              終わり