CoomacCup 間瀬耐久レース 第2戦
07.07.01

編集後記:
すでにご存知の方も多いと思いますが、レース終了後1週間経って重大な事件が発生。おおきなオチが最後にっ!(^^; ちょっと解りにくいですが、あえて現場の雰囲気をそのまま書いてます、ご理解願います。 あと、我々のレース参戦記のつもりで書いてますので、いつもの事ながらムダに長いです(^^;

お馴染みとなったCoomacCupの今年の第2戦なのだ。梅雨真っ最中と言うことで、雨を心配したがなんとか大丈夫そう。朝5時に自宅を出た時は雨が降っていたが、間瀬のパドックでは僅かな小雨。この後晴れそうなのでそれほど心配はしていない。


小雨の中、走行準備に励む。黄色いクチバシがホッピー1号車、変態ブルーのフロントカウルがホッピー2号車。

今回は LAP SHOTO を導入した。リアルタイムでラップタイムが把握できるハズなのだが、事前情報では間瀬のマグネットの調子が悪く、ラップショットやP-LAPで拾えない事も有るらしい。予選で様子を見ることにした。

今回、二日酔い気味に登場した茶太郎を予選ドライバからハズし、私と変態長が予選を担当。まずは私が走り始めるが、ラップショットはやはり拾ってくれない。タイムは把握できず。ブレーキの様子を見ながらブレーキングポイントを詰めていったら、シケインをオーバラン。この時の一時停止と安全確認が短かったとの事で、人生初のブラックフラッグを喰らう(^^;;; 結局、私の予選は15秒台だったと思うが、ほぼノータイムでラップショットの動作確認をしただけで終わる。そして変態長に替わる。

変態長は15秒0を記録し、予選4位。2号車はビール監督が14秒5を記録してポールポジションをゲット。2位、3位、5位、はEG4シビックだった。シビックvsロドスタの図式。


2号車もラップショットで拾えなかったらしく、急遽1号2号共に対策を施す。どうも間瀬のマグネットの磁力が弱いらしく、センサを路面に近づけて尚且つボディの鉄板からも離さないとダメらしい。 2号車は腹下にセンサを移動、1号車はセンサの位置を下げてみた。1号車は金属の影響を受けないよう、ダンボールでスペーサを作ってセンサ位置を限界まで下げた。シケインの縁石でセンサが吹っ飛ぶカモしれない(^^;;;

そして1本目のスタート。スタートドライバは予選の後半を走った変態長。僅かにスタートをミスし、6位スタートのオオミチ号に前に出られてしまう。ポールスタートの2号車はそのまま絶好調に飛ばし、どんどん前に行く。1号はオオミチロドスタとシビックに前を塞がれて本来のタイムを出せない。時計を見ると、スタートから5分。どうしよう? 超早めのタイミングでドライバ交代するか?

# 去年速過ぎて表彰台を独占してしまったロドスタは、今年は2回のドライバ交代が義務付けられた

しかし、5分で交替すると残りの2名が55分を分担して走ることになる。どうしよう? もうちょい様子見だ。

しかし、シビック、オオミチ、1号車の図式は膠着状態となり、2号車がトップを逃げていく。これ以上2号車に離されるわけには行かない。ピットサインを出す。2走目は私が出る。すぐに全開アタックを開始、オオミチ号がピットインするまでに見えないオオミチ号の前に出るつもりで走る...が、1周回ったら目の前にオオミチ号がいた...。ウチの翌周にドライバ交替をやったようで、ウチよりもシートベルトの関係でピットワークが早いオオミチ号が私の前でピットアウトしてしまった。くっそーっ!

ここからオオミチ号にあっという間に追い付き、そのままテールツーノーズで走る。ヘッドライトをハイビームで点灯して挑発する(笑)。単独で走れば2秒ほどタイム差が有るのだが、それでも抜けないのが間瀬。相手のミスを誘うが、そのまま次のドライバの茶太郎にバトンタッチ。茶太郎は1ヒート目のファステストラップを記録しながら走る。

2号車がピットイン。ドライバ交代を見守るが、フロントブレーキが煙が出ている。

俺:「ブレーキから煙が出てたよ」

ビール監督:「タイヤカスでしょ?」

俺:「いや...パッドから煙が出てたんだけど...」

ビ:「タイヤカスがキャリパに付いたんでしょ?」

俺:「あ、そう。」

と、会話は終わる(^^;

各車のピットインが終わり、順位が安定してきたところで、1号車は4位(だと思った)。2号車は5位だ(だと思った)。後半、スタレットとシビックをブチ抜いたが、ピットハンデ故に同一周回になっただけで順位に影響は無い(と思ってた)。そして1号車は前を走る2位のシビックとテールツノーズでゴールラインを横切るが、ピットハンデで1周遅れの4位でゴール(だと思ってた)。2号車は1号から遅れること1秒くらいで5位でゴール(だと思ってた)。

1位 オーバハンドレッドシビック
2位 城山シビック
3位 オオミチスタレット
4位 ホッピー1号
5位 ホッピー2号

となった(だと思ってた)。パドック戻ると、パドックからレースの流れを見ていたオオミチサポート隊がホッピー1号に向かって2位だ2位だと騒ぐ。いやいや、スタレットを抜いたけど、実は周回遅れが同一周回になっただけで、スタレットには負けてるのよ(だと思ってた)。やっぱしドライバ交代1回分のハンデは大きく、約1分のタイムロスとなる。1時間で46週ほどのレースなので、1周あたり1秒早くてもハンデは取り返せない。スタレットにすら適わない。第1戦はクラッシュが多くて荒れたのでウチのチームも勝てたが、綺麗に順当なレースだと1分のハンデはキツ過ぎる。

第2ヒートは1〜5位までがリバースグリッドになる。つまり、ホッピー2号がポールで1号がセカンド。1号 のスタートドライバは俺だ。2号のスタートは上様。となりはシビック。上様はジムカーナスペシャリストだ。スタートは私よりも上手いハズ。となりのシビックはFFだからホイールスピンするだろう。上様に勝てないまでもシビックにスタートで負けるわけにはいかない。

緊張のスタート。私のスタートは失敗してないのだが、上様はさすがだ、イン側のシビックも上手かった。ソックスを抜けたところで2号、1号、シビックの順になる。どこかで私がミスったスキにシビックが私の前に出てしまった。 更にシビックが果敢なアタックで2号を抜く。2号の上様がシケインでミスったスキを付いて1号も2号を抜いた。 シビックvs1号の激しいトップ争いとなる。私はシビックに車間距離20cmまで迫る。シビックのバンパーが見えない。ホッピー1号車の得意技、ハイビームライトONで挑発。主催者が興奮しながら写真を撮ってる姿が目に入る。右に左にシビックを挑発しながら走る。シビックがシケインの突っ込みでテールを流したっ! すかさず立ち上がりでイン並び、ソックスでサイドバイサイドでインを獲る。そのまま1ヘヤに入るまでに私が前に出たっ!(^0^)

...のだが、激しいプッシュでインを攻められる。最終コーナでインに並ばれ、私はタイトなラインを取らざるを得なかった。イン側にシビックがいるのは解っているので。1台分を開けたラインで最終コーナを回った私は僅かにテールスライド。その隙を突いてシビックは前に出た(ioi) ギャラリーはブツかったと思ったらしいが、50cmは空いていたハズで接触は無かった。

今回、1号車はドライバ会議でシケインの必勝法を3名で共有していた。シケインは誰よりも速い。ストレートで負けるシビックにもシケインで一気に追い付ける...のだが、シケインが速くても抜く手段にはならない(ioi)。 あっという間に追い付くけど抜けない...。

2号車がZコーナで煙に巻かれながら姿勢を乱しているのを目撃。そして煙に包まれながらピットロードに消えていく2号車。 ナニをやらかした?(^^;

その次の周、シビックをあおり続けた私は抜くことが出来ないままピットサインに従ってドライバ交代。変態長に替わる。ここで変態長の腹とレーシングスーツが邪魔でシートベルトの装着に手間取る(笑)。かなりのタイムロスと共にピットアウト。 そして2号車がピットに止まっている。どうした?


ブレーキから煙が? 液体が路面に広がっている? ナニ?

実は、上様からビール監督に交替した直後、ブレーキが終わってバックストレートエンドのブレーキングをミス、Zコーナでサイドブレーキを引きながらなんとかコースアウトを免れ、そのままピットで停止直後にブレーキが炎上、ウーロン茶消火隊が消火、更に消火器を持った数人が走って来た。 そこに1号車の私がピットインしてきた感じ。ブレーキが炎上した2号車は2ヒート目を早々にリタイヤ、3ヒート目に向けて修理を始める事になる。

一方、1号車は順当に走る。1ヒート目に続いて2ヒート目もファストラップを記録するが、ピットハンデと腹シートベルトに手間取り、結果はまたしても4位に終わる(だと思ってた)。

1位 オーバハンドレッドシビック
2位 オオミチ スタレット
3位 オオミチ ロドスタ
4位 ホッピー1号

となった(だと思ってた)。スタレットに負けるよりもオオミチロドスタに負けたのが悔しい(ioi)。 同じハンデを背負ったロドスタぬ負けるわけにはイカンのだよ。敗因はシートベルトと変態長の腹だ(笑)。

この後、3ヒート目に向けてインターバルで1号2号共に大整備が行われる事になる。パドックでは先にリタイヤした2号車がブレーキ大分解中。


Tカーからフロントブレーキロータとキャリパを移植、ブレーキパッドを交換。リヤブレーキパッドも交換。ナニが起きたのか?


ブレーキパッドが燃え尽き、パッドの裏金とピストンが溶接状態で一体化。圧延材が溶けたわけで、1500度を超えたのでは? だから1本目でブレーキから煙が出てるって言ったじゃんっっ!(笑)


キャリパのブーツも炎上。


ロータも含めたフルセットで交換。

同じブレーキパッドを使う1号車も急遽分解点検。2号車はビール監督、1号車は私が分解整備を担当。1号車はリヤブレーキパッドが危ないのでリヤブレーキパッドを交換する。フロントは大丈夫だ、このままイケるっ! インターバル中にブレーキ整備を終わらせ、汗だくになりながらも燃料補給などその他の作業もスムーズに終わらせる。

そして無事に1号車と2号車は3ヒート目のコースイン前のピットロードに並ぶ。


前からオオミチ号、2号、1号、だ。

3本目は茶太郎がスタートドライバだ。スタートのタイミングランプの見方などを伝授し、クラッチミートのタイミングなども1号ドライバ同士で情報交換する。

スタートを上手く決めた茶太郎はトップを獲る。2位のシビックとは若干の距離が開いた。そのまま逃げ切るかと思われた。が、VTECパワーがヘタる前のシビックがスーパーラップを刻む。13秒台の脅威のタイムでシビックが1号に迫る。が、そのままVTECパワーはヘタり、若干の距離を置いたまま固着する。1号はトップだ。しかし、ピットインハンデがある以上、シビックには勝てない...。茶太郎のタイムをチェックしながらピットインのタイミングを計る。茶太郎はトップのまま他車に絡むことなく14秒台を連発しているので、体力の限界が来ないならそのまま走らせる(笑)。

そして20分ほど過ぎてトップのまま茶太郎から変態長に交替。単独で変態長はラップを重ね、14秒1という過去のロドスタ勢の予選から決勝まで含めても最速という脅威のタイムを記録。ドライバ会議で共有したシケイン必勝法が効いたか?

スタレットとシビックに追い付いてタイムロスしそうなところで最後のドライバ交代。私が最後の走者となる。私がピットアウトすると、前後にまったくクルマがいない単独ポジションとなった。残り時間は15分程度。相変わらず調子が悪いラップショットは2分29秒とか表示している。たぶん2周分がまとめて計測されているわけで、2分29秒なら1分14秒台は出ているな。14秒前半も出てると思われる。しかし、3本目の残り10分強、前にも後ろにもライバルがいない状態で無理にタイムアタックしてナニかやらかすわけにはいかない(^^;; 15秒台にペースを落とし、このポジションをキープしたままゴールする事を目標にする。

そしてそのままゴール。ストレートでピットウォール側に寄ってチームメイトにアピールしてみたが、タイヤが余計なダストを拾って大変な事に...(^^;;;;

3本目の結果は、

1位 オーバハンドレッドシビック
2位 城山シビック
3位 オオミチスタレット
4位 ホッピー1号
5位 ホッピー2号

となった(そう思ってた)。

1〜3本目、すべてで4位だった1号車、ポイントトータルではやはり4位か?

ブレーキを外されて自走不能になってしまったホッピーTカーと、タイムアタッククラスで発生したクラッシュ車を2台積み積載車に積み込んでビール監督が一足先に長岡に向かった。残った1号と2号のチームメイトは表彰式を待ちながら撤収作業を進める。今回は表彰台は無いカモしれない...。3ヒートの合計ポイントで最終順位が決まるので、参加者は最終結果を知らないのだ。オーバハンドレッドシビックの優勝は間違いないのだが、それ以外は良く解らない。表彰台の常連だった1号車、耐久参戦5戦目にして表彰台を逃すか?

そして結果は?

1位 オーバハンドレッドシビック
2位 オオミチ スタレット
3位 城山シビック
4位 ホッピー1号
5位 オオミチロドスタ
6位 ホッピー2号

となった(と思ってたっっ!!!!!)

参戦以来、初めて表彰台を逃した悔しさと、ピットインが1回多いというハンデの辛さ、ハンデを抱えたロドスタ勢では最速だったという誇り、スタレットにすら勝てないレギュレーション(ハンデの件)への怒り、いろいろなモノを噛み締めながら、1号ドライバ3名は誰もいなくなった間瀬のパドックでひたすら反省会を続ける。ナゼかと言うと、積載車が帰ってこないから撤収できないの(^^;;;;;

そしていつものお店でいつものように打ち上げをやる。表彰台を逃したとはいえ、今年の1戦目に比べたらクラッシュも接触も無くとても綺麗なレースだった事や、ハンデを抱えたロドスタ勢最速だった事を称えながら飲む。この打ち上げの為に変態長は翌日を有給にしてた(笑)。ちなみに私はデフォルトで月曜日が休み♪

で、1週間が過ぎ、冒頭に書いた事件が発生。なんと、間瀬の新計測システムの不具合で、ピットンインした周回がカウントされていなかった事が判明っっ! つまり、ハンデでピットインが1回多いロドスタ勢は周回数が他車よりも1週減算されていたようなモン。そして前車にピットイン回数分の周回が加算された結果、ロドスタ勢の順位が大きく変動したっっ!

1本目
1位 オーバハンドレッドシビック
2位 ホッピー1号
3位 城山シビック
4位 ホッピー2号

2本目
1位 オーバハンドレッドシビック
2位 オオミチ ロドスタ
3位 ホッピー1号
4位 オオミチスタレット

3本目
1位 オーバハンドレッドシビック
2位 城山シビック
3位 ホッピー1号
4位 オオミチスタレット

そして最終結果は

1位 オーバハンドレッド
2位 ホッピー1号
3位 城山シビック
4位 オオミチロドスタ
5位 オオミチ スタレット
6位 ホッピー2号
以下略

となった。うひょーっ! 1号は参戦開始以来の連続表彰台記録を延長っ!(^o^)

この結果がリアルタイムで解ってればもっと爽やかに楽しめたのにのにっ! そして打ち上げのビールだってもっと美味かったハズなのにぃぃぃぃぃ〜っっ!!!

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