間瀬サーキット走行会
07.04.07

年間でもっとも多忙なこの時期、4月7日に開催される走行会なんて出られるハズもなく、例年通りFire号はもちろん冬眠中。毎年、北陸ミーティングに合わせて4月上旬の土曜日に間瀬走行会が開催されているのだが、毎年パスしていた。なんとか休みが取れた場合はカメラマンとして顔を出すくらい。

そして走行会2日前の4月5日の事。友人Tが私の職場にやってきた。

オレ:「土曜日、なんとか仕事を休めそうだからカメラマン参加するよ」

友人T:「走れ」

オレ:「いや、だって、底付き( 取り付け前の車高調整に失敗した(^^; )ストリート足だし、タイヤ無いし」

友人T:「仕事終わってから1時間も有ればASAに交換出来るでしょ」

オレ:「いや、しかし...」

友人T:「エントリーしておくから、じゃ、そーゆー事でっっ」

オレ:「え?」 (^^;;;;;

仕方なく、残業を早めに切り上げ、ガレージに向かう。明日はどうしても仕事が遅くなるのは目に見えているので、足を交換してサーキット仕様に戻すのは今日しかない。足交換タイムアタック開始。一気に作業をやって、4本の足交換に約55分。そこからマフラを交換し、エンジンオイルを交換し、その他細かい作業をやってサーキットを走れる状態まで持っていく。タイヤは6年前に買った14inの540Sを使う。トータルで1時間50分くらいで終わった。 荷物の積み込みは当日朝にするとして、さっさと帰って寝た。

そして当日。今回の走行は午後からなので朝の余裕が有る。コンビニで昼飯用のオニギリを買い、サーキットに行く。


当日はピーカン晴れ!


一昨日の夜に付けたばかりの二寸管を外し、直管音に交換する。

変態長も直管音、友人Tも直管音だ。直管音のトリプルハーモニー。

6年落ちの540S 14inでどれくらいのタイムが出るのか? 6年も経てば小学生が卒業してしまうぞ(笑)。 以前、540Sがを新品で買った頃に出したタイムが12秒8だったように記憶している。3世代古いSタイヤを6年も熟成させてると、もしかすると最新のラジアルネオバとかO1Rと大して変わらないのでは???(^^; ましてや本気モードな15inのA048に対してどれくらい遅いのだろうか? 6年熟成タイヤの性能などまったく予想も出来ない。

しかし、今日の目標タイムは11秒台とした。根拠は無い。なんとなくそれくらいなら出そうだと思った(笑)。

1本目。ホッピー耐久号と同じASA足がついているわけだが、あまりの違いに戸惑う。ナニが違うって、ギヤ比とエンジンパワー。シケインが3速だ。真っ直ぐがはえぇぇ。バックストレートのギャップで飛ぶ。耐久号だと飛ぶほど速度が出てないんだな(笑)。 Zコーナのブレーキングポイントがかなり手前になるのが怖い。右コーナのGが掛かった状態からのフルブレーキング。耐久号だと右コーナのGが抜けてからのブレーキングでも間に合う。 ギヤ比に慣れるのにも時間がかかる。3速でいかなきゃならないコーナで、耐久号と同じ感覚でつい2速にシフトダウンしてしまう。

あと、筑波だとなんとも無いシートが、間瀬では体を抑えきれず大変。体が左右前後に遊ぶ。暴れる体を抑えるのが大変で、ひざにアザが出来てしまった。せめて4点式ベルトが有ればまだマシだったかもしれない。 ホッピー耐久号には私のシートが付いているのだが、Fire号に付いているシートはツーリング用フルバケ、ホッピー号に付けたのはレース用フルバケ。この差がこれほど大きいとは...筑波だとツーリングバケットでも問題無いのに...。

そんなこんなで1本目が終了。走り終わってパドックに戻った時点で、エア調整をしてない事に気付く。 さっそくエア圧を測定すると、2.5Kg/cmも入ってた(^^;;;;; 2.2まで落とす。

さて、丁度良い時刻なので、このインターバルでオニギリを食おう。あれ? オニギリが無い。ん? 誰か食った??

オレ:「あれ? 3個買ってきたオニギリが1個しか無いのはなぜ?」

S蔵:「...1個残ってただけマシですよ...オレ、去年全部食われましたから」

オレ:「誰に?」

S蔵:「カラスっすよ...」

マジで? カラス対策のつもりでコンビニの白い不透明な袋に入れて、その上にタオルを掛けておいたのに? 隣に置いた開封済みのポテチには目もくれず、タオルの下のコンビニのフクロを破って持っていったと??? 確かに、なんか突かれたような跡がフクロに付いてる...カラス恐るべし。 くっそー。

そうこうしているウチに1本目の結果が出た。タイムは12秒0だった。アレで12秒フラットなら、11秒はすぐに出るな。9秒台はどうやっても無理だな。って思った。


耐久のライバル、オオミチ号も登場。14秒台を出している。


友人Tは新品卸したての A048 15in で8秒台を狙うが、10秒を切れずに悩む。


NOPROのデモカー? 最終コーナで大スピンコースアウトを演じていた。タイムは12秒台。

腹が減ったまま2本目。1本目はブレーキングを詰めてなかったので、シッカリとフルブレーキングを心がけて走る。1コーナでブレーキング遅らせすぎ、シケインで大スピンをやらかす。それでもさっきよりタイムが出ている手応えは有る。


私のすぐ後ろに付いてるのは耐久のライバルFALSのドライバだ。やはり彼は最終コーナが速い。真っ直ぐはFire号の方が速いのだが、最終コーナで追いつかれている。たぶん、ほぼ同タイムだろう。

そしてバックストレートでクラッチを踏んだ瞬間、薄いレーシングシューズの底を通してクラッチペダルが足の裏の秘孔を付いた。

ひでぶっ

足が攣った(ioi)

そのまま3速キープでスローダウン。いかん、足の指からふくらはぎ全体まで広がってきたっ(^^;;; そのままピットイン、倒れるようにクルマから降りて悶絶。もちろん走行終了。

で、2本目は11秒5くらいだった。もうちょいいけるな。しかし、パドックに戻っても歩くだけで足が攣る。攣りグセが付いたか? いかんな。 じっくりと揉みほぐす。

そして3本目。足(クルマではない、オレの足ね)に不安を残したまま、最終コーナのラインをテーマにして10秒台を目指して走る。FALS号の前をしばらく走り、途中でFALS号を前に出す。後ろから最終コーナのラインを見せて頂く。うーん、やっぱり上手いな。独特のラインでアクセルONが異常に早い。下りながらクリップに向かってアクセルオンで落下していくようだ。こんな走り方をするドライバを見たことが無いなぁ。

クリアラップを作って最後のタイムアタック。上手く掴めてないが、それでも最終コーナは2本目より速いハズ。

変態長や上様などをコース上で発見し、後ろから走りを見る。そう言えば変態長の走りを見るのは初めてだ。いろいろなクルマと絡んで遊んでいるウチに、最終コーナ、私の目の前でW電号が大スピン。微妙なアクセルワークと軽いブレーキングで難なくかわす...が、薄いレーシングシューズの底を通してブレーキペダルが私の足の裏の秘孔を突いたっっ!

あべしっ

今度は右足が攣った。

やばい、アクセルを踏めない。どんどん速度が落ちる。このまま1周回れるのか? ここは最終コーナ、1周回らないと帰れない(^^; なぜか後ろのクルマは私に合わせてスローダウンしている。いや、さっさと抜いていってよ。あ、W電スピンでイエローフラッグが出たのか? 無理してアクセルを踏むが、ふくらはぎまで あべし になる。やっとの思いでピットに帰り、倒れこむ。

で、結果は、オオミチBPターボがトップで07秒477、新品15in A048で気合を入れた友人Tは09秒375で2位、FALS号が10秒952で3位。 6年熟成540SのFire号は11秒280で4位でした。


結果発表や景品配りなど。50名の参加者とギャラリーにも景品が配られた。

私はあまりにも足が攣るので、近所の温泉に行く。温泉でじっくり足も揉み解す。が、温泉の広間でメシを食っているウチにまた足が攣る。再び温泉に入ってじっくり揉み解す。が、帰りにクルマに乗ろうとしてまた足が攣る。やばい、帰れないカモしれない(^^;;; 明日は普通に仕事だし、まいったなー。 アクセルペダルに触ると ひでぶ になるのはなぜだ。非常に長い時間をかけてスジを伸ばし、不安を抱えながらもなんとか帰ることが出来た。

ウチに帰ってから足が攣る原因をググル。

「筋肉疲労」

はい、心当たり有りますね。連日の激務残業のあと、足回り交換タイムアタック。筋肉疲労も溜まるわ。

「炭水化物の不足」

ナニ? それも原因なの? って事は、ナニか?

オニギリを持っていたカラスが悪い?!

オレのオニギリ返せぇぇぇぇ〜っ!

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