Coomac cup 3時間耐久レース 第二戦
in
間瀬サーキット

事故により延期になっていた第二戦が7月29日に開催された。我々が参加したのはこちらのCoomac Cupだ。前回のレースのレポートはこちらに書いた通り、フリー走行でトップクラスのタイムを記録しつつ、そのままバーベキュー隊となって終了(笑)

尚、前回の事故で入院しているドライバーは、その後順調に回復し、当時の記憶もほぼ取り戻しているとの事。本人が電話で話を出来るくらいまで回復しているようで、今回のレース参加者へのメッセージも頂きました(^^)

今回のレース、間違い無く雨だ。誰もがそう思った。前日の天気予報は思いっきり雨。当日朝の天気予報も雨。そんな中、私はTカーをドライブして間瀬まで行く事になった。スペアパーツ1台分ってわけだ。ビール監督曰く...

「雨漏りするから避けてね」

???ナニを避けるの? 水溜りを避ける? 雨を避ける? あ...雨が室内に垂れてくるから、身を捩ってソレをかわせと?(^^;

その雨漏りTカーに荷物を搭載し、私は朝から間瀬に向かった。 ボロだけど楽しいな、コレ。気持ち良くシフトを楽しみながら間瀬に向かう。そんな走りを楽しんでいたら、勢い余って間瀬に到着したのは6時30分。誰もいねー。ゲートも開いてねー(^^; カビ臭いTカーの中で寝る私...。そこへ富山組が到着。同じくゲート前で待つ。この時点では雨は降ってないが、どんよりと低い雲に包まれていた。


低い雲の中、パドックで走行準備に励む。なんとなく降らないような気がしてハードトップを外してしまった。うしろの白いのは雨漏りTカー。ちなみにビール監督はこの時点ですでにビールを飲んでいた(笑)。


しばらくすると、なんと、晴れた! うひょーっ(^o^)

Coomac cup N-ZERO耐久の進行は謎が多い。3時間耐久なのに、なぜか1時間耐久の3ヒート制になっている。意味が良く解らん...(^^; 我々ホッピーチームのドライバは3人だ。どういう采配で走るのかはビール監督に任せた。 1ヒートを二人のドライバで走る事になった。

スタート ゴール
第1ヒート K猫 変態長
第2ヒート Fire丸山 K猫
第3ヒート 変態長 Fire丸山

フリー走行はドライバ会議によりK猫氏に行ってもらう事にした。


後のオレンジ色のロドスタは最大のライバルだ。更に後方の80番の抹茶色のシビックは優勝候補だ。フリー走行でK猫氏はオレンジ色ライバルとほぼ同じタイムで走り、16秒台のラップを刻む。ちなみにトップ3台が16秒前後、4位以下は18秒とか20秒だ。やはり優勝争いに加わる事も可能か?(^o^)

スターティンググリッドはエントリー順だそうで、我々は中団からのスタート。


気持ち良い青空の中、第1ヒートのスタート! ここでK猫氏はマーチやらスターレットに前方を阻まれ、下位に低迷。単独なら16秒台で走れるが、混戦に飲まれて中々抜け出せない。しかしながら、徐々に順位を上げ、変態長にドライバ交代、ここで流れが変わる。他チームはファーストドライバに比べるとセカンドドライバが意外と遅いようで、後半なった途端、他チームはタイムが2秒ほど落ちた。変態長の果敢な走りで1週当たり2秒ずつ3位に迫っていく。残り周回数とタイム差から計算すると、追い付けるハズだが、逆転はどうか?

結果、3位とテールツーノーズっちゅーか、3位に並び掛けるようににしてチェッカを受け、4位に終わった。ぶらぼー(^o^) ちなみにこのレース、超ハイレベルで、1時間走ってもタイム差は数秒しかつかない。最初から最後まで全開スプリント状態でバトルしまくり。もっとバラけて走るのかと思ったけど甘かった。

第2ヒートまでまだ時間が有る。1ヒートを走った2名のドライバの意見を聞き、僅かなオーバステアを消す為に、リヤの車高を下げる事にした。筑波仕様のASAは間瀬では若干オーバ気味になる。


リヤの車高を3mmだけ下げた。

第2ヒートのスタートは私が担当。このレースはリバースグリッドでスタートする。つまり、第1ヒートで4位だった我々はケツから4番目のスタートとなる。筑波決戦の逆ルールだ。前にいるのは自分より遅いヤツら、後ろにいるのは自分より速いヤツ。これは怖い(^^;;;; 後から煽られ、抜かれては困る、前にいる遅いヤツを抜かなきゃ結果は出せない。

スターティンググリッドに着いて回りを見る。隣はロドスタ、後ろもロドスタ、前はレビン、ナナメ前はマーチ。ここで作戦を決めた。隣のロドスタはマーチに頭を抑えられる、オレの前のレビンはFFだからきっとホイールスピンする。レビンのインを取れば一気に前に出れるハズ。シグナルレッドで4000回転をキープ、ブルーで絶妙なホイールスピンでマジックスタートを決めた! なんと、そのまま一気に全車を抜き去り、シケインでホールショット! トップに踊り出た! うひょー。ピットも大興奮。 しかし、私が慣れないラジアルタイヤのグリップ感を探っていた2周目、サクッとインを刺されてロドスタに抜かれた...。そのままずーっと2位を走る。途中でペースを上げ、追い上げてきている後続を引き離しにかかる。2位の私と3位と4位がテールツーノーズで固まっている。最終コーナ出口で一瞬テールスライドした私、その僅かなミスを突かれて2台に一気に抜かれる。なんてハイレベルな...(^^;


その後、ドライバ交代。K猫氏はピットアウト後のクリアな状態で淡々とラップを重ねる。やはり他チームのセカンドドライバが遅いようで、K猫氏は2位に上がり、それどころかトップにどんどん追い付いていく。1週当たり2秒ほど詰めていく。そして、トップに完全に追い付き、トップとテールツーノーズでゴール! (^o^) うひょーっ、ぶらぼーぶらぼー。

ちなみに、当チームはまともなサインボードを用意して無い為、ドライバは自分が何位なのか、何秒で走っているのか、前走車や後続とのタイム差、など、まったく把握していない(笑)。とにかく目いっぱい走ってるだけ(^^;;;

1ヒートが4位、2ヒートが2位、しかもそれぞれ前走車とテールツーノーズでのゴールだ。秒単位の争いなのだ。実は我々のチームはピットワークが遅い。つか、そんなに急いでやるつもりも無かったのだが、ここまで結果を考えると、ピットでのロスを5秒減らせば順位はもう一つ上がるカモしれない。課題は装着に手間取るTAKATA製のシートベルトだ。第3ヒートに向けて、シートベルトの装着を左右から手伝ってタイムロスを減らす作戦を立てた。

第3ヒートのスターティングドライバは変態長だ。プレッシャで昼飯も食えず、下痢気味で影が薄くなって行く変態長。そこにみんながどんどんプレッシャをかけていく(笑)。 リバースグリッドで最後列スタートとなるわけで、混戦から抜けられるかどうかがカギだ。

ところで、このレース、最終的な結果ってナニで決まるの? 3ヒート目の結果がすべて? 3ヒート合計のタイムと週回数? 誰も知らずに走っている...(^^; 我々がメシを食っているテントに主催者がやってきた。話によると、各ヒートでポイントが与えられ、3ヒートの合計ポイントで最終順位が決まるとの事。そして驚くべきは、現在のトップは優勝候補のシビック、2位はなんと3台のロドスタが同ポイントで並んでいるとの事。優勝争いはこの4台にほぼ絞られた。1台が表彰台から脱落するのは間違い無い。ここで変態長、更にプレッシャアップ(笑)。

そして3ヒート目のスタート。最後列から変態長がトップを目指す! なんと、スタート直後のシケインを抜けてなぜか3位に上がっている! しかもあっという間に2位だ。 と、思ったら、なんと、トップだ! ミラクル変態長! 最後列スタートからナニをやったら1週でトップになるのか? そのまま変態長は16秒台のラップを安定して刻み、トップを維持。優勝候補のシビックはペースが上がらない。そのまま後続のロドスタを10秒ほど引き離して後続が先にピットイン。順位が乱れて後続との差が解らないまま私と交代する。今度はロスタイム無くドライバ交代が出来た。が、ピットインの混乱で私自身が何位で走っているのか解らない。自分のタイムも解らない。2ヘアの立ち上がりでロドスタがスピンしていた。総合で2位を争っている3台のロドスタのウチの1台だ。後続はオレンジのロドスタ。間に白いロドスタもいたような?

(←写真 Coomac サイトから拝借)
トップを争う4台。 とにかくロドスタのライバルはやはりロドスタだった。後に数秒離れてオレンジのロドスタがいる。それはソックスコーナ立ち上がりでシケインを抜けてくるオレンジロドスタが目に入る事で解る。たぶん、アレが2位だ。私がトップを走っているらしい。ウチのピットから出るサインは意味不明で情報としては役に立たない。無線まで導入している他チームとの差は大きい...(^^; 後続との差は僅か数秒だ。 ペースアップで引き離すか? いやいや、ワンミスで順位は入れ替わってしまう。ブレーキバランスがリヤ寄り過ぎてフルブレーキングが出来ない、僅かなミスで突っ込みスピンをやらかしそうだ。ミスしない走りを目指そう。後で知ったのだが、この時私は17秒台でずーっとラップしていたらしい。

そしてチェッカを受ける。チェッカフラッグを目にしても自分が何位なのか解らない。そのままピットに戻る。ピットは大興奮だ。トップ? 1位? うひょーっ! ぶらぼーっ!(^o^)


コース上にクルマを並べて表彰式。実はこの時点ではまだ総合結果を誰も知らない。我々のチームは、4位、2位、1位、だった。表彰台は間違い無い。

そして注目の結果は?

なんと2位入賞!(^o^)


ちなみにニコニコマークはウチのサインボードだ。ドライバは情報を一切把握出来ない(笑)。 こんなテキトーなチームが2位になってしまった(^^; 次戦からはもうちょっと真面目にやらないと...。他チームからのマークもキツいぞ?!

それにしても初参戦で2位は上等な結果と言えるのではないか? 他チームがファーストドライバとセカンドドライバのタイム差が2秒くらい有ったのに対し、当チームは3人のドライバがほぼ同タイムでトップクラスだった事が勝因か? また、15万キロ走行のロドスタがベースとはいえ、ロドスタスペシャリスト達が集まって作ったマシンは意外にもハイレベルな仕上がりだった。 最初はなんとなく面白ろそうだと思って始めたのだが、まsかトップレベルの争いが出来るとは思ってなかった。また、1時間の走行で数秒の差しかつかないという超ハイレベルなレースにビックリ。そんなレースで4位-2位ー1位でフィニッシュ、総合で2位は大満足と言える。

この夜、みんなで飲んだビールは最高に美味かった!(^o^)

.