エンジン始動!

3月10日

前回に引き続きエンジンルーム作業。エンジン本体が載ったところでやめた作業を再開するのだ。


ファミリアのヘッドカバーを外し、サイ猿で磨き直したロドスタ用ヘッドカバーを付けた。これでロドスタのエンジンらしくなる。


HKS毒キノコ用のインテークパイプはワンオフで作ったアルミ製。アルミ引抜管のφ70mmのモノをエアフロ側ブラケットに溶接し、内側の段差を修正、外側はサイ猿で磨いた。エアフロへの空気の流れを均一化する為、できるだけ長くしたかった。この写真では長すぎてウィンドウォッシャ袋に干渉してる。このあとで40mmほどカットしてうまく位置を合わせた。HKS標準のパイプよりは長いし、ゴムで接続しているよりはマシだと思われる。それにアルミで光ってた方がカッコ良いじゃん(笑)。


サージタンクやクスコのパイプ、ヘッドカバーなども含めてピッカピカ。美しいぃぃぃ〜っ!

このあとでラジエタを付けて、水とオイルを入れていよいよエンジン始動の儀式である。

まずはプラグを外し、クランク核センサのコネクタを外す。充電しておいたバッテリを付け、スタータを回す。プラグを外してあるので軽く回る。クラセンを外してあるので燃料噴射はしない。この状態でスタータを回し続け、油圧が上がるのを待つ。しばらく回したら油圧は上昇した。油圧の上昇を確認出来れば安心。プラグを付けてクラセンのコネクタをハメたら、いよいよエンジン始動。

初めてエンジンを組んだ時は、始動の瞬間はドキドキしたし、ワクワクもした。4A-Gの時もバイクの時もそうだった。かかった瞬間には本当に嬉しかったモノである。だが、今やエンジンをバラバラにしようがなんだろうが正常に始動して当たり前。かからないわけが無いのである。

きゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅよわきょわわわわ...

あれ? もしもし?(^^;;;;

キャブじゃあるまいし、バラして組んだ直後に始動性が悪いなんてハズはない。ナニかを忘れたか?(^^;;;;

あ、もしかして...マニュアルを調べると...あ、燃料ホースのリターンとメインが逆だった(^^;;;;;;;;;;;;;。

よし、今度こそ!

きゅきゅきゅきゅきゅ...ばすっぼすっぱん...かんっ!(エアフロフラップの音)

お? 点火時期がおかしいな。(クラセンを回す)

きゅきゅきゅきゅきゅきゅ...ずばっずばずばばばばばばばばらばらばらずぼぼぼぼぼぼ

おぉ、かかったぞ。あれ? なんか調子悪いね? ナニ?(^^;;; バルタイ 間違えた?いやいや、そんなハズは無い。

まぁ、いいや、温まれば直るだろう(そんな馬鹿な?)。

............あれ? (^^;

あ...そーいえばROMが外してあるんだっけ?(^^;;;;;;;

ROMチェンジャを正常に取り付けてROMを選択。再びエンジン始動!

きゅきゅきゅ、ぶおんっ!ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ...

おぉ、これだよこれ! この滑らかさ、この静かさ、これこそ正常ってモンだ。

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アイドル900rpm、油温90度、油圧2.5kg/cm2、負圧450mHg、素晴らしい。見事に安定してるし、すっごく静か。エンジン音なんかインジェクタの音しか聞こえないって感じ。256度カムで108度のバルタイとは思えないほど綺麗にアイドルしてる。これぞバランス取りの効果か?

点火時期を調整し、アイドリングを調整。完璧だっ!

回転を上げると...あれ? 回転を上げても油圧が変わらないんですけど? 完璧ってナニ?(^^;;;

それってヤバいんじゃ? オイルポンプに問題? なんだろ? オイルクーラか? オイルエレメントか?

あれ?油温90度なのにオイルクーラコアが冷たいぞ? ナニおぉぉぉ? オイルエレメントも冷たいのはナゼだぁぁぁぁぁ〜っ?(^^;;;

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はい、オイルクーラの配管を間違えてました。予期せぬエラーの3段活用です。バラした時の写真を見て組んだんだけど、オイルブロックの向きが違うのにオイル配管をそのまま組んだのが敗因でした。

# ナニが正常に始動して当たり前なんだ?(^^;;;

んで、オイルクーラの配管を直して、気を取り直して始動。おぉ、油圧が上がるぜ! こんどこそ完璧だぁぁぁぁっ!

油圧はO/H前に比べると+0.5Kg/cm2くらい。油温90度で 4.5kg at 2000rpm、5kg at 3000rpm。良い感じ。リリーフバルブスプリング交換+ワッシャは美味い具合になった。ほぼ狙い通り。安心の油圧。

各部のオイル漏れや水漏れも無い。問題無い。完璧。

冷却水を何度か抜き換えて、ウォータジャケットの洗浄をやる。4回ほど抜き換えたらほぼ綺麗な水になった。もうちょいやろう。とりあえず今日はこれまで。

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