序章 レストア計画発動!

現在のFire号の走行距離は62000Km、91年式だから新車からほぼ9年になる。32000Kmくらいの時にシリンダヘッドをO/Hと共にチューンナップしているが、腰下は一回もバラしてない。 新車の頃からオイルが若干減る傾向が有るのは以前から書いているが、どうやら元々ピストンクリアランスが広めのような気がする。ヒトのロドスタに比べるとやけに吹けが良いエンジンと言い、オイルの減り方と言い、煙の出方と言い、ピストンクリアランスが広めのエンジンだと考えると辻褄が合うのだ。 GRP実験でオイルの減りが見られなくなったのだが、ここ最近の間瀬サーキット走行では再びオイルが減り始めた。 圧縮圧力も1番シリンダが低め。 気になる。やっぱバラしたい。

そもそも、Fire号は6万キロしか走ってないとは言え、普通に走って距離を稼いだわけではない。過激なスポーツ走行や高回転常用での60000Kmだ。エンジンの総回転数を数えたとしたら、普通のヒトの倍くらいの距離に相当するのではなかろうか? 12万キロ走行のエンジンに匹敵するかもしれない。やっぱバラしてみたい。

ブレーキも徹底的にO/Hしよう。マスタシリンダのO/Hをやりたい。ブレーキフルードのリザーブタンクとマスタの間からフルードが滲んでくるのも直したい。プロポーショニングバルブの調整もやり直したい。滲んだフルードのせいでブレーキマスタ直下の塗装が剥げたのも直したい。

ど〜だバーも取り外してエボリューションモデルに進化させる。という事はまた内装をバラバラにするって事か...。

そう言えばリヤスクリーンのファスナも壊れた。それも直さなきゃ。

まだなんか直すところが有ったような...

こうなりゃ徹底的にバラバラにして問題を洗い出してレストアしてやろうじゃん! ってわけで、このコーナが出来た。 気持ち良く2000年のシーズンを迎えようではないか!

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