ポート研磨

私のエンジンのポート研磨について書いてみましょう。

95年1月に冬の暇つぶしのつもりでエンジンをバラしました。当時私のガレージには100V電源が無かったのです。アパートの部屋の中で削るわけにもいかないのでガレージでヘッドを降ろしてヘッドを普段の足車のスズキエブリィの中に積み込み、アパートの駐車場のエブリィの荷台で部屋から20mくらい引っ張った100V電源を使いポートを削りました。使った道具は3980円の電気ドリル、フレキシブルチューブ、各種回転工具です。その時の様子が以下の写真です。

左下にドリルとフレキチューブが見えます。この道具は活躍しました。10年くらい前に4A-Gのポートを削った時に買ったものです。その後もYAMAHA DT200Rの2サイクルエンジンを延べ2基とロドスタのエンジンを削った時にも使いましたので大活躍です。ちなみにエブリィの荷台は約1ヶ月間くらいは上記写真の状態のままでした(笑)。だって、片付けるのはめんどくさいんだもん。普段は写真の状態のまま移動して週末になると雪降る中でヒーターを効かせてカーステレオガンガンかけながらドリルをぎゅぃぃぃぃぃぃぃぃんって回して削ってました。アパートの他の住民の目が冷たかったっす。

完成したポートの写真を載せましょう。以下がインテークポートです。

以下はエキゾーストポート。

撮影データ: Canon EOS-1 EF28-80 F2.8L F22 20秒 フジクロームRD 燃焼室側からタングステン球で照明して撮影。

写真を見れば解かるかと思いますがピカピカに磨き上げました。形状も修正し若干拡大しています。吸気側は融ける心配が無いので二股に分かれるところは鋭く仕上げました。排気側は丸みを持たせてあります。磨きすぎると低速トルクが無くなるなどと良く聞きますが、私はそんな事は無視して磨き込みました。カムシャフトはノーマルを使うつもりでしたので低速は無視して高回転時の空気の流れを頭に思い浮かべながらガンガン削っちゃいました。わはは、全然問題無いっす(笑)。

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