9/24  クース収集家のN氏から突然木工機械の定番である中古万能機械を譲り受ける。新しい機械を買ったとのことで、それにしても300キロ
の重量のある機械。下に移動用の貨車がついているが、土の上ではのめりこむ。平坦なコンクリートでなければ、動かすことができない。
そんなわけで、急遽万能機械の保管場所と作業小屋を作ることとなった。小屋を作る材料は以前から薪の中から使える資材を保管した材
と新築建て替えで取り壊された古材の角材、ツーバイフォー等、家屋解体業者から貰い受けていた。貰うにしても、釘を抜いたりして原型の
残った材料が望ましいが解体業者は工期との関係で、素早く重機で壊すことを優先するので、その手のものは、最終廃棄物処理場行きとなる。
処分料を払って処理のため、解体業者は「燃やさないか」とその都度、窯場に運んでくる。貰い受けても釘を抜いたり、朽ちた材、シロアリで
スカスカになった柱等が多く混じっている。選り分けかたずけで、時間と労力を費やす。少なからず確保後は、断っていたが、木工機械のベルト
調整に来た業者が敷地に解体材が有ると言うのでこの際小屋を作ることもあり、ついでに貰い受ける。譲り受けた万能機械で古材にカンナを
掛け、タイミングよく小屋を作ることができた。しかし、そのおかげで窯焚きは来年に持ち越し。。。


  


10/31  フォットグラフャーより、自身のポストカードが届く。10/31に窯場に着くので、土遊びをしたいとのことだ。これまで、毎年
窯場に来て、無心に創作をしては帰っていく。報道写真家として仕事を続けていくのは厳しいらしく、肉体労働的なんでも屋の
アルバイトで食いつなぎ、旅費等を工面してはやってくる。やちむん工房は現在陶芸教室等で活用していない為、貸切で2、
3人1人を受け入れるようにしている。自由気ままに、勝手にやっていただきたい。


  


10/31  6ヶ月間の上海万博が閉幕した。報道では、中国の各都市は農村部からの出稼ぎ労働者で建設ラシュが凄まじく、
経済成長が著しい。そんな中国を見るべく上海万博に行くつもりであった10月末に、尖閣諸島沖で中国漁船衝突問題が発生
中国国内でデモがおき、行きそびれてしまった。28年前、日中国交十周年記念の時期に日本旅行社から、香港、上海、北京と
行ったのだが、その頃は、観光者は認められず教育視察団招待のようなかたちで、入国許可され、中国側の指定ホテルで宿泊。
各都市に着くとそこから許可なく他の地域に勝手に行くことができず、行く先々のホテルで缶詰状態。見る地域も決められていた。
50万人を収容できると言う天安門広場。万里の長城。上海の都市では、道路一面に溢れんばかりに移動する自転車
の交通量。信号機に関係なく歩行者を無視してスレスレにペタルを踏んで走る。しかも、夕暮れ時になっても、電気は点けずに
皆運転している。こちらは暗くてまったく見えない。中国人は皆みえるのであろうか、空恐ろしくなった。なんとか怪我なく横断歩道を
渡りコースの裸電球の灯った露天市場へ。旅行者同士が2,3人互いに手を取って人ごみの群衆に分け入って進む。すこしでも、
横見をしたり、手を離したりすれば、すぐさま見失ってしまう。祭りのような人出。これが日常の生活の市場。人の多さに圧倒された。





11/2  先月であったか、「サライ」、「一個人」であったか仏像の特集が掲載されていて、2,3回足を運び買うか、買うまいか
しているうちに、日が過ぎ、店頭から見えなくなった。その後ほしくなり、悶々として、バックナンバーを調べていると、「銀河。。」
や他誌の別冊からも次々に特集で店頭に並んだ。今、若者の間で寺、仏像巡りが、ブームを呼んでいる背景があるからであろう。

500円前後の手軽に買える金額の冊子は自分にはよう注意だ。店頭でほぼ見たい記事を7割がた見た後に買うので、袋内のまま後
で読もうと卓上に積読がよくあるのだ。今回は、ヤッフーオークションで仏像彫刻のセットを競り落とすつもりなので特集を3冊購入した。


    


11/3  いつものように5キロのウオーキングを終え、帰りがけにふぉっともっとで弁当を買う。7時より日本対セルビア戦がある。弁当
を食べつつこの日はワインを飲みTVを観戦した。接戦の末1,2戦を取り3戦をおとす。黒電話が鳴った。K氏からの電話。たまに
同期の経営しているジャズ喫茶から仲間内が集まると誘いがくる。拳を握りしめ観戦していたやさきで訝ったが、新オキナワ文学賞
を取ったとのことだった。「カ作だけど、、」咄嗟のことで、おめでとうを連呼した。飲みに行こうと口に出かかったが、明日から
自宅の雨漏り工事がある。他紙なのでいっこうに知らなかった。今日の朝刊に載っていると言う。もはやバレーは吹っ飛んでしまった。
TVを消し、車を運転しようとしたが、ワインを飲んでいる。トレパンに着替え、帽子を被り運動靴を履いて夜道の裏街をウオーキング。
スーパー隣のコンビニへ行き新聞を買う。


    

ツワブキ三連発


11/5  元フォットグラファーのH氏は台風とかさなって、1,2日おくれるかなと思っていたが予定日31日に着いてから1日目
は北部に知人挨拶に行った後、わき目もふらずに、陶土をこねまわして、作品を作っている。今日で6日目がすぎている。
創作への情熱は以前と変わらないようだ。


  


11/7  何か事があると食事やお菓子を供えて線香を点け仏壇前に、座するようになった。老人の部類?なにも仏壇に手を合わせるのは
老人に限ったことではないであろうが、これまでの習慣としてやってきたおハチがこちらに回ってきた感じなのだ。スーパーで買い物のつい
でに思い出しては小菊等を買うようになった。島ウコーは残っていたかと考えるようになった。島ウコーも買ってきて直ぐに二つに割って置く。
仏壇と台所の火の神(ヒヌカン)には一緒に線香を点けるようになった。(仏壇ヒジュルーナチナー)と言う声が時たまオウム返しのように
聞こえたりする。もはや、確かに老人の部類に片足を突っ込んでいる。買った後に小菊ぐらいは窯場か家の庭に種を蒔いておけば買う必要
もないのにとつくづく思いつつ、案ずるより産むが易し。種を蒔くことにしよう。


  


11/15  昨日”サシバ渡る”のチョーク書きを残して飛び立っていった。16日の予定はずなのだが、二週間「やちむん塾」に居候
しての気ままな土いじり、創作、これまで2度来窯しての創作と窯掃除。写真の仕事は厳しいようでしばらく、生活のためにバイト的な仕事を
しながら生活していくとのことだった。



大阪・毎日新聞社ビル オパールホール
12月5日〜7日まで


11/18  年末に毎日新聞社大阪社会事業団主催のチャリチー即売の依頼が、出品者のもとに恒例となって毎年くる。三越の
個展で縁となったF氏は退職したのか出品依頼書の担当者連名の中に名前は記載されていなかった。作品を送る締切日近く
になって、いつも慌てて箱を業者に注文し会場に送っていた。県内で陶器用の箱を作る業者はなく、わざわざ山口県の萩市
に電話をして、作ってもらっていた。今回ホームセンターのメイクマンで桐の板材を売っていたので購入、自分で作ることに
した。作品の寸法を測り、桐材を切ってもらい持ち帰る。下穴をあけ木工接着剤をつけ、竹釘を作り打ちつけた。作りおわって
気がついたが、箱作りは万能機械がうってつけなのだ。個別の道具は揃っているが、一連の工程で箱作りができる。

11/20  G中学校50周年創立記念大同窓会が11/20にが催された。小生は2期生である。


  

オオゴマダラ。イシガケチョウ。


11/26  昨日は長女、次女姉妹の誕生日であった。次女は先に結婚して双子の兄弟が誕生。毎日大変ながら、日に日に
成長する我が子との充実した生活におわれている。長女も身ごもっていて、先に籍を入れたとのことで、旦那を紹介、窯場で会った。