福井県阪井市三国町
東尋坊

    


  


永平寺

    


    



10/11  那覇〜中部国際(セントレア)名古屋より新幹線〜米原で特急しらさぎに乗り継ぎ芦原温泉駅で降り、タクシーで三国ホテルへ
宿に着くまでの一連のアクセスはパソコンで調べることができる。住所から地図を検索し、街並みの一軒、々まで、確認することができる。
数年前電話番号だけで名前と住所が特定できた時もあったが、個人情報の問題で削除されたのであろう。とにもかくにも、まったく足を
踏み入れていない場所にも、迷わずに辿り着くことができる。プリントした地図を持って、那覇空港へ向かった。横浜から福井に移ったと
言うことは、知っていた。兄である。ゴーストタウンとなったコザの商店街の一角から、どう言うわけで、ココに辿り着いたのか。住居はすぐ探せ、
日曜日なので家に居ると思ったが留守であった。隣家で聞くと東尋坊の食堂で働いていると言う。タクシーで直行、「久しぶりの快晴です」と
運転手は言う。駐車場には多数のバス、乗用車が停まっていた。教えられた昼食時で客のごったかえす食堂に入った。店員に聞くと、名前を
呼びながら奥の調理室へ駆けて行った。野球帽のツバを後ろにして被り、エプロンに長靴を履いた、威勢のいい中年男が現われた。見た瞬間、
顔は似ているが別人かと思った。本人より一回りも若く見え張りのある話し方で勢いがあった。仕事を終えた後の話では、従業員のほとんどは
皆若く、定年を過ぎた中年は2人とのこと、その中で働くには、ズワイガニ(越前ガニ)をテキパキと裁く職人になることしかなかったと言った。
沖縄を出て17年が過ぎていた。顔を最初見たときホッとしたが兄もそうだと言った。5,6年はココで頑張るとのこと。くれぐれも健康にはお互い
気おつけてと言い後にした。折角きたので帰り際にあの「ゆく年くる年」除夜の鐘の永平寺を参拝して帰ることにした。

    
                           オオシマゼミ              クロイワツクツク


10/21  蝉、夏に鳴いていたクマゼミが終わり、秋に入ってオオシマゼミ、クロイワツクツクが、朝から日が沈むまで
鳴くようになった。オオシマゼミとクロイワツクツクの違いは、まだはっきりと見分けはつかないが、ケーン、ケーンと
ジーワ、ジーワと無数の合唱の中で二通りの違った鳴き声が聞き分けられる。蝉は地中で6,7年たった後、地上にでて羽化し
1週間で生涯を終えるので、その間は雨が降ろうが、台風の強風に吹き落とされようが、一心不乱に、精一杯
鳴き通す。そして時が来ると、力尽きて、ポタリと落ちてくる。