8/20  天気が目まぐるしく変わる。朝10時に弁当、三線、パソコン、デジタルカメラ、と二度にわけ車の後部座席に載せる。
毎日の出勤の手順。フロントガラスに叩きつける大粒の雨。午後からにしようかと迷ったが、車を出す。この時期上陸していた
多くの台風が、沖縄を避け本土に向かうようになった。窯場を開けるや三線を車から濡らさぬよう降ろす。破れた皮を張り変え
時に購入した初歩の工工四を椅子手前に置かれた台座に洗濯バサミで挟んで、三線を弾く。森の窯場では、雨が降れば、
雨音が防壁となる。下手な三線が気兼ねなく弾ける。凝り性なのだが、はたして三線は続くであろうか。なんとか、まず、
「かぎやで風節」一曲は、工工四を見て弾けるようになったが、歌うと、指がとまってしまう。


  

8/24  この地に築窯して27年が経っている。その当時築窯した屋根トタンの残った最後の一部分が、とうとう耐え切れずに
穴が開き雨漏りした。焚口近くと、薪を積んである棚近辺の屋根トタン。相棒の大工は親の介護で時間がとれず、うるま市の
シルバー人材センターにお願いすることにした。5mトタン10枚、1・8m10枚は丸中商会から一週間前に配達、受領していた。
約束どうり、2人来て、8時半から5時まできっちり仕事をしてもらった。1人は元大工なのか手際が良い。自分も加わるつもりで
いたが、軒板の朽ちた板の修理にまわった。


  

9/25  薪窯に翻弄されているのは確かで、重労働である窯焚きや、陶土作りを考えると、個展等の目的がなければ
体力的にリスクの大きい薪窯を維持していくのは、年々難しくなっている。薪窯による窯焚き後に生まれる作品の魅力は
比べようもなく良い。もちろん失敗も多いが。

   

10/5  娘のダンナ、娘達からメールと赤ちゃんの写真が多数送られてくる。破水後の帝王切開で心配したが、
保育器で数ヵ月過ごした後、無事退院したとのこと。初孫、一挙に2児のじじ?男子の双子誕生。赤ちゃんの顔を見ると
目じりが下がり、好々爺に。おめでとう


  


先月シルバー人材センターの大工にお願いをした窯トタン屋根の張替えは、大雨が降った後でしか点検のしようが
無かったが先週の大雨で2箇所から雨漏りがあった。難なく張られている箇所と、明らかにトタンが捲れ下がった箇所から
漏れていた。幸いに窯の上の漏れは無く安心する。来週の晴れた日に、その箇所のトタンを新しいトタンに取り替えよう。