踏切

踏切

あおぞう

(一次予選得点:17.2)

 日常を渋滞に喩えて描いた作品です。前の車の進んだわずかな隙間に入り込む。後ろからも同じような車がぴったりとついてくる。そんな中で、積極的に生きようとするときはどんなときなのか、作者なりに想像をしているのだと思います。
 しかしながら、描かれている状況があまりに作りものめいたものであること、実社会との関連が透けて見えすぎることから、どうも理屈っぽく感じられます。この内容ならエッセイやコラムでもよいのではないかと思われます。主題の置き方は素晴らしいのですから、物語のもつ力が感じられる作品を期待します。