ゆきだるま
鳥頭
(一次予選得点:20.6)
物語の焦点を絞って描いているのが、千字作品としての纏まりをもたらしています。母の死をしっかりと捉えられています。雪、煙といった素材が静かな作品世界を作っています。
一つ一つの文や表現には、未熟なものが見られます。例えば、冒頭で「それ」が連発されていることです。「雑談を交わす親戚達を尻目に」も意味が不明です。「尻目に」しているなら空を見上げることはできないでしょう。「外に出ると、外は一面の〜」もくどく感じます。この他にもいろいろ不慣れな印象です。段落が細かく別れすぎているのも気になります。もうすこし時間をかけて丁寧に書いてみてはどうでしょうか。
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