遠い空
はしこ
大変にうまく書けていますし、主題も自分のものに出来ていると感じました。好感をもって読むことの出来た作品です。叙述も等身大の文章で、無理に背伸びしていないのが良いと思います。
高校を中退して花屋で働く主人公が、かつての(多分)担任に再会して、自分の行動を振り返るという作品です。ただ、文章の量が千文字に限られていること(実は文字数の制限をオーバーしているけど)や作者自身が結論を出すだけの自信を持てていないことから歯切れの悪いところがあります。
等身大で描くということと、結論がはっきりしないということは同じ事の表裏ではあります。となれば、より深く主題を見つめる目を養うことが求められるようにも思います。大きな課題ですが期待させる作品です。
|