もずのすけ

 作者としては、いろいろ貶している中にも主人公が斉藤を気に入っていて、死を悼んでいるという雰囲気を出したいのでしょうか。だとしたら、あまり成功しているようには思えません。記述の部分でわざと乱暴にしているのならば、エピソードの部分に本心が現れるようにするべきだったでしょう。二重構造に拘りすぎているように思われました。