神社
エアリエル
(一次予選得点:21.8)
「私にとって信心とは」というタイトルで小説を書いたような感じ、とでも言えばいいのでしょうか。鳥居の件でネタを振っておいて、賽銭の金額で落としています。オチが今一つ切れがないのですが、ここが生きてこないと作品の主題が暈けてしまいます。
「私は、この胸にぽっかり穴が開くと、最近原因の不明確なことが多くて、自分をむやみに責め立てることばかりだったが、どういう訳かそんな時は信心深くなるもので、普段は見向きもしない神社に来てみたのだった」はさすがに分かりにくい文です。整理すべきです。「ただそんな幸せを得た人がいるとしたら今の自分がみじめなだけの理由である」や「偽りの信心からか、誰かに見られるのが恥ずかしく、何度も道路に目をやって人がいないことを確かめた」、唐突に「お財布」となることも気になります。
|