お宿 桜島
三日月亭よしよし
下げが効いてないですね。いわゆる法螺噺の体を取ってはいるのですが、この形態の噺の特徴は、最後に切れの良い大法螺を吹くか、あるいは感心されるような屁理屈を決めるのが基本です。前者のパターンではあるのですが、宿屋の名前で見当がついてしまいます。後者の例としては、間違えて「イの九番」の部屋に行くとそこには主人公が侍だった頃斬った男の弟が……。なるほど「仇」の間であったか。といったところでしょうか。ああ、これも落ちてない。ごほごほ。
ともかく、むずかしいねえ、落語って奴は。
|