さかしまの罪
武田 章
「和子」という名前に、時効寸前まで逃げた某逃亡犯を思い出してしまいました。文字数が厳しかったのか、最後の部分が駆け足で、あらすじのようになっています。多分最後の部分で「さかしまの罪」と言っているのでしょうが、説明不足で分かりにくいようです。どう(あるいは何と対比して)「さかしま」なのかが分かりません。
「和子がこの男幸雄と出会ったのは、当時和子の勤めていたクラブによく遊びに来ていた客の一人で、しだい会話も弾むようになり、いつの頃からか結婚を意識して話を進める関係にまでなっていた」は主述関係がおかしくなっています。
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