電球

電球

富平 テルユキ

 情景が分かり難く感じました。「オレンジと白と黄色を交互に発色する」電球ってどんなのでしょう。一般に「電球」といえば「白熱球」を指しますが。これは寿命がきても点滅しません。点滅するのは内部で放電が起こっている「蛍光管」です。最近は「蛍光管」を内蔵した電球もあるのですが、それも先に書いたような色合いにはなりません。それが引っかかってしまって、小説の世界に入り込めませんでした。離別に対する主人公の対応も、ただ泣くだけでは弱いように思います。共感できませんでした。