純
純
瀬多海人
この作品を素直に読んだものかどうか、判断に困っています。普通に読めば「純」な気持ちをもった少女に出会って、教職に自信をもった新任教師のお話なのですが、もしかしたら、全く違うかもしれないという気がします。例えば「純」なのは主人公の方だとしたら。「小さな封筒」の中身が「すべてを理解していた」のと違っていたら。そう考えると、甘ちゃんの教師の話になってしまいます。後者のような読み方は性格が悪いようにも思うのですが、どうなのでしょう。どっちが面白いかなあ。