旧社屋のかいだん
chibi
階段と怪談を掛けているのでしょうが、どうも安易な方向に行ってしまったようです。いかにもなシーンが描かれているのですが、それにいたるストーリーに意外性やあるいは必然性が感じられません。殺して終りという結末もどうも安直な気がします。なぜこのような状況になったかという背景が全く説明されていないと、こういった作品はただパターンをなぞるだけの物になってしまいます。
文字数もわずかに超過しているなど、詰めの甘さを感じます。表現力自体はあると思われますので、ストーリーにもう少し配慮して欲しいものです。
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