額
うこん
(一次予選得点:25)
このお話は、あくまでSFタッチではありますが、現実のことでもあります。関係のない誰かによって個人は評価され、それによって人生がきまる。それに逆らう力は個人にはなく、評価されたもの同士でせいぜい罵り合うくらいのことしか出来はしない。そんな状況は我々の社会そのものです。この作品世界では、その評価を行なう存在が外部から新たにやってきて、いままでの評価がチャラになったに過ぎません。人間の愚かさが上手く描けているように思います。
ストーリー自体とは関係ありませんが「スーパーのレジでバーコードから商品の価格を読みとる」というのは誤りで、商品コードを読み込んでいるのです。バーコード自体には価格のような評価は含まれていません。
|