理系作家
理系作家
速河 誠
どうも新味にかける内容です。小説をコンピュータに書かせるという話は昔から繰り返し書かれてきました。その範囲を越えられていません。それに理論にもあまり説得力がありません。理科系の緻密さに欠けていますし、システムの最重要要件に触れていないのも気になります。もうすこし、理論的な裏付けを感じさせてこその素材ではないでしょうか。最後に「黒光りする巨大なコンピューター」という大時代的な表現が出てきたのには、不覚にも笑ってしまったのですが。