私がひたむきだった夏

g730116

　学籍番号をそのまま使ったペンネームが、効果を挙げています。大学に入るためにひたむきに頑張っていた頃、その頃の自分を懐かしく愛しく想う作品です。形式上は、隣に列を挟んで座る君の事が書かれていますが、どうやら主題は自分の方に有りそうです。まだ、大学に入って間もないのかどうかは分かりませんが、自分の作品を十分に客観視できていないようにも思われます。もっと時間が経つと素材が発酵して、より深い作品が書けるように思われました。