海を渡るとんぼ
海を渡るとんぼ
梅松
タイトルは、海を渡るとんぼなのですが、どうもこの作品は木片の話のようです。姫と騎士の両方に視点が向けられてはおらず、騎士の悲痛な運命をのみ見ています。姫には常に自分なりの人生があり、騎士には運命だけが存在する。
作者の狙いがどのあたりにあるか不明瞭です。宿命にとらわれつつも、密かに幸せを感じる騎士の自己中心的な愛を描いたのだととしたら、それなりに成功といえるかもしれません。