悪人−夜の出来事−
悪人−夜の出来事−
あさ
挑戦者になった自作(「朝の出来事」)を踏まえたタイトルで、悪人を描いています。悪人−殺人者というのも安易な気がしますが、それであっても主人公は「気のいい奴」なんですね。あささんの話に出てくる男性は、とても優しくて穏やかです。この作品もそういう印象を受けました。この話は、ストーリーやその仕掛けが大事なのではなく、主人公と女の心情描写にこそ味わい所があるように思います。