アンドレ=ウッドラーの華麗な研究
福部 憲
(一次予選得点:20)
意図が読取れない作品です。単なるナンセンスかとも思えるのですが「人間山脈アンドレ・ザ・ジャイアント」はともかく、「木戸修」だとか「木戸クラッチ」なんて話題に読者はついていけるのでしょうか。単なる記号にすぎないのではあるが、単語は純粋に単語であることはできないのであるから、この辺りも計算の上なのでありましょうか。
読者に謎だけを提示しておいて、UFOだ、CIAだ、NASAだといかにもムーな単語で逃げてしまうのは、どうも作品として筋(ストーリーという意味ではなくて素質の様な意味での筋です)が悪いように思うのですが、いかがでしょう。
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