3万フィート
K.H
旅客機の中でのほんの少しの時間を、きめ細やかに描写した作品です。二人の人物の心情を丁寧に描写しています。ふたりがやり取りをする場面はないのですが、この作品の終った後に、物語が始まります。
気になったのは、数時間前にウラルにいた航空機が、日本海に到達するのは早すぎないでしょうか。コースにもよるとは思いますが、通常モスクワ−成田で20時間近くかかるのですから、ちょっと不自然な気がします。それと、エアバスの機種が書いてないのですが、ウラルから無着陸で成田に向かう機種があるのでしょうか?私は、あまり飛行経験が無いので的外れならごめんなさい。
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