デフコン3

デフコン3

橘司

 緊迫した雰囲気の作品ではありますが、実に劇画的世界です。意味もなく腕時計型の携帯電話をしていたり(目立ってしょうがない)、急いでいるわりには駅から遠いサンシャインにヘリを用意したり(結構時間がかかるように思うが、鍛えてるからOKなのか)、核弾頭が飛んできているのに富士まで飛んでから総理に知らせたりするあたり、どうもわざとやってるとしか思えません。確信犯はG9壊滅を意図した主人公ではなくて、作者のような気がします。