天使メール
天使メール
瀬那 哲也
タイトルの付け方が秀逸です。結末は、やや類型化してしまった嫌いがありますが、うまく纏まっています。人間が自分で話をするよりも、電子メールなり天使メールというフィルタをかけることによって、より冷静に対処できるもののようです。なにより天使メールは、往々にして文字化けしてしまうところが味わいです。いいことばかりでもないのですけれど。
細かなことですが、一文毎に改行していることに、必然性を感じません。電子メール風にしてみたのでしょうか。