最悪

最悪

よしよし

 初めの三行が、あとになって効いてくる作品です。「なんでも自分で食べたものと同じモノに変化するんだって」という一言で、何の理屈も説明も無く「そういうことになっている」と読者を納得させるあたりが、強引な上に巧妙です。こういう、ナンセンスなものがこの作者の本領なのでしょうか。
 冷蔵庫になんで鯨肉があったのかも今一つ不明ですが、それよりも「アンモナイトの死体が落ちてて大騒ぎ」って、何を食わせたんでしょう。