幸福計画

幸福計画

(^_^)/

(一次予選得点:19)

 「嫌な性格」もそうなのですが、定番のストーリーです。この作品も、途中で結末が読めてしまうと思います。こちらの作品では、作品のほとんどが主人公一人、(あるいはコンピュータとふたり?)で進められるため、物語の緊迫感に欠けるように思われます。文末に「である」が多用されているのも、臨場感を失わせている要因かもしれません。ここは、主人公の主観を強調するよりも、周辺の状況や人物、コンピュータとの激しい闘いを書き込んだ方が、最後の部分との対比が生きてくるように思えました。
 かなりの部分が主人公の発言で占められているので、ただ演説を聞いているような平板さが出てしまいました。「バーチャルリアリティ」という語も頻繁に出過ぎているように思います。