嫌な性格
(^_^)/
(一次予選得点:24)
こなれた上手い文章です。かなり丁寧に、時間をかけて書いたように思えます。ストーリーは、いわゆる「配偶者殺し」のパターンで、結末も平凡ですが、作品としての「読ませる」力を感じます。
ほとんどの読者にとっては、半分も行かないうちに結末が分かってしまうであろうとは思いますが、それでも「きっとこうなるぞ」という気持ちで読み進めることができます。何か水戸黄門や二時間ドラマを見ている感覚です。読者によって、この作品の評価はかなり異なるとは思います。例えば、アイディア志向、特に奇抜なオチを期待する人には評価され難いでしょうし、読みごこちの良さを求める人には、秀作でしょう。そういったことから言えば、この作品がどうこういうより、作者の筆力が優れている、といった事なのでしょうか。
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