クィーンシャーロット島にはすばらしい森と川が広がっている
タスマニアの川と同じように川岸の草木からしみだしたタンニンのために紅茶のような色をしている。この紅茶の川には沢山のサケが遡上してきている。食べ物が豊富な時期なので熊も川岸にサケを食べに来る。
熊がついさっきまで食べていたと思われるサケが川岸に転がっていた。クィーンシャーロットの熊はブラック・ベアと呼ばれる小型の臆病な熊で、たいていは心配ない。
森はモス(苔)の森と言われる位、美しい苔の絨毯に覆われ枝には緑のレースのようなサルオガセが絡みついている。まるでディズニー映画の背景を見ているようで森の小人や妖精がいつ出てきてもおかしくない。
森の中にはとても強大な木がしっかりと根を張っている。この森の豊かさを象徴しているかのようである。
森の中に限らず人家の近くでも至る所で鹿を見ることができる。夕方よくみられ、車道に飛び出してくることも少なくない。車での移動中にも子連れの鹿が道を横切っていった。