メッシュのグループ化



メッシュの一部を選択して表示するために、シェルコマンドを使ってメッシュをグループ化します。
グループの数はデフォルトで10個以下に固定されており、グループ化したメッシュは「3DMesh〜Select Groups...」メニューで選択することが出来ます。
 
gadd
グループへの要素の追加
gadd GID -[epmxyzgsl] x1 [x2]


グループGIDに要素を追加します。
追加の方法は以下の7種類あり、それぞれオプションで指定します。

・要素番号を指定
例:gadd 1 -e 1000
  gadd 1 -e 1000 1999
-eオプションを指定すると、要素番号を指定して要素をグループ化出来ます。
要素番号を一つ指定するとその番号の要素がグループに追加されます。
要素番号を二つ指定するとその範囲に含まれる要素全てがグループに追加されます。

・プロパティIDを指定
例:gadd 1 -p 100
  gadd 1 -p 100 110
-pオプションを指定すると、プロパティIDを指定して要素をグループ化出来ます。
プロパティIDを一つ指定するとそのプロパティを使用している要素がグループに追加されます。
プロパティIDを二つ指定するとその範囲に含まれる要素全てがグループに追加されます。

・マテリアルIDを指定
例:gadd 1 -m 100
  gadd 1 -m 100 110
-mオプションを指定すると、マテリアルIDを指定して要素をグループ化出来ます。
マテリアルIDを一つ指定するとそのマテリアルを使用している要素がグループに追加されます。
マテリアルIDを二つ指定するとその範囲に含まれる要素全てがグループに追加されます。

・座標を指定
例:gadd 1 -x -20.0 20.0
  gadd 1 -y -20.0 20.0
  gadd 1 -z -20.0 20.0
-x,-y,-zオプションを指定すると、座標の範囲を指定して要素をグループ化出来ます。
座標は必ず範囲を指定する必要があります。

・グループIDを指定
例:gadd 2 -g 1
  gadd 6 -g 1 5
-gオプションを指定すると、他のグループに含まれる要素をグループ化出来ます。
グループIDを一つ指定するとそのグループに含まれる要素が追加されます。
グループIDを二つ指定するとその範囲に含まれる要素全てがグループに追加されます。

・マウスで範囲を指定
例:gadd 1 -s
-sオプションを指定すると、マウスで範囲を指定して要素をグループ化出来ます。
gaddコマンド入力後、メインウィンドウでグループ化したい要素をマウスで範囲を指定してグループ化します。
一度メインウィンドウをクリックするとgaddコマンドは解除されますので、続けてグループ化したい場合は再度gaddコマンドを入力する必要があります。

・ファイルから要素番号を読込み
例:gadd 1 -l filename
  gadd 1 -l
-sオプションを指定すると、ファイルから要素番号を取得して要素をグループ化出来ます。
ファイルは要素番号が複数書き込まれたテキストファイルを指定します。
ファイルの書式は特にありません。要素番号がスペースかTabで区切られたファイルであればOKです。glistコマンドで出力したファイルはそのままgaddで読むことができます。
ファイル名はコマンドラインから直接指定できますが、指定しなかった場合は自動的にファイル選択ダイアログボックスが開きますので、ここで指定して下さい。

 
grm
グループからメッシュを削除
grm GID -[epmxyzgsl] x1 [x2]

グループGIDから要素を削除します。
削除したい要素の指定方法及びオプションは全てgaddコマンドと同一です。

 
gall
グループに全ての要素を追加
gall GID

グループGIDに全ての要素を追加します。


gclear
グループから全ての要素を削除
gclear GID

グループGIDから全ての要素を削除します。


glist
グループに含まれる要素番号の表示
glist GID

グループGIDに含まれる要素番号を全てコンソールに表示します。
リダイレクションを使用すると、グループをファイルに書き出すことが出来ます。
例:glist 1 > group01.dat