失意
2000年夏某日、富士見パノラマでダウンヒルを楽しんでいたときのことである。 Aコースを走行中にブレーキにムニュっという感覚が走った。 コース中盤のゴンドラ下のジャンプ台の手前だ! 不幸中の幸いでなんとか止まれたので良かったが、そこはAコースの途中 押しておりるのも一苦労だった。 原因はBPLについていたR○XSH○Xのワイヤー引きのディスクブレーキだった。 DHにはもともと不向きなのか何本か走行する内に加熱して全く効かなくなるなのだ。 レバータッチもVブレーキよりも握力が必要で、最初ついていた樹脂製のブレーキ レバーでは確実に停止する事ができなかった。 したがって、より力を加えるためワイヤーが抜けてくるという現象まで発生していた。 ひでりんさんのグスタフと性能を比較するのは可哀想だが、Vブレーキに及ばないのは 問題だ。もう限界だ・・・。と、富士見の帰りに考え始めていた。決心
そこで、検討を始めたのがShimano XT ディスクブレーキである。 最も悩んでいたのがXC用というところである。十分な制動が得られるだろうか? ブレーキ一式とハブ、メッシュワイヤーで5万はかかってしまう。 ブラックスパイアで懲りていた私(笑)が小遣いから捻出するには限界の金額である。 サイクルショーで観た2枚ディスクのブレーキが出たら考えようと思っていた。 慎重にならざるをえなかったのだ。 ある日、BycleClubを捲ると8インチロータにXTディスクキャリパという組み合わせで レースに使っているとの記事が舞い込んできたのだ。 性能面の問題は解決した。 しかし、発売されて間もない頃である。在庫のある店も少ないだろうと諦めていると 今里に3セット置いてあると虎父さんのBBSへの書き込みがあった。 買えという天の声が・・・と思った瞬間、足は今里に向いていた。 みんなには内緒にして『富士見で華々しいお披露目!』とほほえむ私だった。落胆
<<村上様 売約済み>>と今里に飾られていたためささやかな秘密はすでにばれていた。 富士見へ行く予定だったが、岐阜県のウイングヒル白鳥に新しいコースができたので そちらへいく前日、今里に意気揚々と引き取りに行った。 ブレーキはすでに取り付けてあった。 一通り説明を聞くと説明をNさん曰く、 『気をつけてね、あまり効かないですよ・・・』 『えっ・・・!?』やってしまった・・・。 試乗してみると確かに、それは最悪ママチャリ以下の最悪の効き具合だった。 『ロータを焼いたら大丈夫かな?』顔を引きつらせながら家まで帰った。 翌日、白鳥への道のりは強い雨、いっそう不安を募らせるのだった。感謝
白鳥は雨、しかも霧が立ちこめていた。最悪のコンディションだ。 すでに、このコースでさえ嫌になってきていた。 とりあえず1本をブレーキをかけながら下り始めた。 ん?タッチが昨夜とはまるで違う。別のブレーキをつけているようだ!! Vブレーキくらいの制動は得られた。慣らしが終わった後は更にすばらしくなった。 制動の悪さはロータ状の油分が原因で、雨に打たれたために本来の状態に戻ったようだ。 リアに関しては十分すぎる制動が得られている。制動よりもロックするのが気にかかる。 ひでりんさんのグスタフには及ばないが、効きすぎるという感覚がないので逆にいい。 R○XSH○Xに比べれば天と地の差がある。 この段階で富士見パノラマのCコースには問題なく使える感覚を手に入れた。挑戦
残念ながら今シーズンは富士見へ、再トライは果たせなかったがXTディスクブレーキの パフォーマンスの高さには非常に満足している。 来シーズンはフロントの8インチ化し、富士見Aコースにリベンジだ!!