御三家を考えてみる。

 御三家です。ブー父さん、ジェク父、そして若。アーロンは、ユウナレスカ刃傷沙汰返り討ち松の廊下事件の後、死人というある意味便利な体になったことでティーダのいる夢のザナルカンドへ渡り、友との約束通り、10年間ティーダの後見人を務めてきたのはストーリー上で分かる話。

 そしてジェクトはと言うと、『シン』は、元来ちょくちょく夢ザナルに遊びにくる存在だったらしいですが、ジェクトが『シン』になってからはきっと『シン』が夢ザナルを訪れる回数が増えたんじゃないでしょーか。自らの体を癒すという本来の目的を果たすためだけでなく、故郷と残してきた息子が恋しくて。ただ、『シン』本体は夢ザナルの海上にはその姿を見せず、海面下で停泊して自らを癒すものだとアルティマニアΩに書いてあったので、じゃあ『ジェクト=シン』がティーダを見守りたいと思ったところで、海底からどうやってティーダの様子を見るんだろうか…と疑問に思ってみたり。『シン』は『シンのコケラ』を切り離して別行動させられることからすると、『シン』本体が目の『コケラ』を飛ばしてティーダを見守る、なんていう話も考えられないことはないデスな。そしてたまたま自分を見に来た『コケラ』を目の当たりにしてしまったティーダがオバケだ〜とか言って泣き出し(人物特性:泣き虫)、事情を知っているアーロンはどうしようもなく、仕方がないので追い払うフリをする(そして『コケラ』は追い払われるフリをしてまた物陰からコッソリ)…なんてシチュエーションもいいかもなあ(自己完結)。

 そして何だか異界に独り置いてけぼりを喰った感じがするブー父さん。ブラスカが異界に行けたのは、究極召喚の真実を知らぬままに死を受け入れてしまったからだとしたら、それはそれで残酷すぎる話ですヨ…。ただ、儂はブラスカも何らかの形でユウナやティーダを応援していたと信じたいのデス。儂が気になっているのは、アーロンと共にティーダを見守り続けてきたバハムートの祈り子。ブラスカはベベルスタートのお方なので、バハムートとは一番波長が合っていたハズ。そして、祈り子は幻光体だから、スピラ⇔夢ザナル間だけではなく、異界にも出入り自由なんじゃないかと思うんデスよ。そう考えると、異界に来てスピラの真実を知ったブラスカは、異界でバハムートの祈り子に後事を託したのではないかと。そして、ブラスカの言葉もあって、バハムートの祈り子はアーロンと共にティーダを見守ることになったのでは?と思うのデス。流れからして、もしかするとブラスカ&祈り子ーズが今回の全ての仕掛人だったのではないかとも思えてくる…。まさかとは思いますが…いや、あの外面似菩薩内面如夜叉の策士ブラスカのことだ、やりかねん!…儂、ひょっとしなくても何かブラスカ様に対して妙な偏見抱いてますか?(コラ)