釣行記  
   
  
日 時 2005年1月10日(月)7:30〜15:30  
場 所 霞ヶ浦水系  
アプローチ ショア  
天 気 晴れ、北西の風(風力1)  
気 温 -0.2〜7.9℃  
水 温 4.3~5.8℃  
釣 果 なし  
  
 今年の初釣行。
ベイトタックル1セットとスピニングタックルを2セットを車に積んで霞ヶ浦水系の陸っぱりに行った。ベイトタックルは先日購入したリール、ダイワのリベルト・ピクシーである。
今日はほとんど風がないようなので1月としては絶好の釣り日和である。しかし気圧配置は思いっきり冬型で前日が晴れたので放射冷却で朝はキンキンに冷え込んだ。
 7時半に外浪逆浦に到着。釣り人は誰もいなかった。
1月は2度、釣りに行ったことがあるが、このポイントは唯一実績のある場所だ。1300グラムのグッドサイズを1本釣っている。
まずは、フラグラブのテールをちぎってファットイカのようなグラブをリグってゆっくりボトムを攻めてみる。2時間攻めたが反応がないので場所を移動。
 続いて向かったのは小高干拓地。スピンムーブシャッドやタイニープレデターをテトラ沿いに引いていく。しかしバイトがない。
バスボートが3隻、同様にテトラ沿いを攻めていたがこちらも無反応のようだ。
2時間粘って反応がないので移動。
 続いて向かったのは牛堀橋のテトラ。
ここには陸っぱりのバサー数人とバスボート2隻がいた。30分ほど、ソフトベイトでじっくり探ったが反応がない。
八筋川にちょっと寄ったあと、外浪逆浦に戻る。スピンムーブシャッド、タイニープレデター、TDミノーをローテーションするがバイトがない。
 最後に与田浦と横利根川に寄ったが、結局、バイトがなくタイプアップ。
風もなく昼もそこそこ気温があがったが、やはり1月の釣行は甘くはなかった。
しかし、冬の釣りは難しい分、1匹釣れれば喜びが大きいし、しっかり防寒対策をすれば釣りをすることもできる。
機会があればまたチャレンジしたい。

 

小高干拓地ではシャッドを投げたがバイトなし


牛堀橋のテトラも不発だった





 
  
  
日 時 2005年3月20日(日)5:30〜15:00   
場 所 利根川、外浪逆浦、黒部川   
アプローチ ショア  
天 気  晴れのち曇り、北の風(風力1〜3)   
気 温  2〜13℃   
水 温  9〜11℃   
釣 果  ラージマウスバス
2本
サイズ 20〜22.3センチ  
ヒットルアー カットテールワーム
2本
  
 霞ヶ浦水系での陸っぱり。
この時期は、ずばりスポーニングがらみの一発大物狙いである。
朝マズメは利根川と根木名川の合流点の水門前。コイがもじったりボラが跳ねたりしている。魚っ気満々である。
2日前から4月中旬並みの陽気であるが、明け方はかなり寒かった。まずはブザービーターをキャスト。ボラかコイだろうか時々ラインをはじくような反応がある。
しばらくキャストするとバイトのような重みがあり、フッキングすると、一瞬、ロッドに重みが乗ったが、すぐにロッドが軽くなってしまった。
1時間ほどキャストしたが反応がなく、外浪逆浦へ移動。
北風が冷たいがそれ以上に辛いのがスギ花粉。この時期の釣りは本当に辛い。
外浪逆浦ではシャッドやクランクベイトををキャストするが反応がなかった。
 次に向かったのは黒部川。根掛りを連発してあっという間にハードルアーを3個失う。そのため、ルアーをソフトベイトにチェンジ。
ロボリーチのダウンショットを投入すると反応はすぐに来た。しかし、残念ながらフックセットできない。ギルのバイトか?
シェイキング後にしばらくステイしておくと再び反応があった。今後はバイトがあってもそのままにして、
グーッとロッドに重みがあった後にスイープにフッキング。今度はしっかりとフッキングできた。
上がってきたのは20センチのチビバスであったが、実に
8ヶ月ぶりに手にするバスである。非常に嬉しい1匹であった。
しばらくバイトが遠のいたが、1時間後にエコギアパワーワームストレートで22.3センチのバスを追加した。
 その後、3度ほどバイトがあったがフックセットできず、これ以上のサイズアップが望めそうにないので場所を変えることにした。
 その後、水郷エリアのいくつかの場所を巡ったがバイトがなく、3連休の交通渋滞を考慮して15時にストップフィッシングとした。
チビバスではあったが、今年の初バスをキャッチすることができたので良しとしたいと思う。

 
 
今年の初バスは20センチ


2本目は22.3センチ





 
  
  
日 時 2005年5月1日(日)5:15〜16:50  
場 所 精進湖、山中湖   
アプローチ ボート、ショア  
天 気 曇り時々晴れ、南東の風(風力1〜4)   
気 温 9.8〜20.5℃   
水 温 15.2〜16.5℃   
釣 果 ラージマウスバス  6本
サイズ 18.5〜35センチ  
ヒットルアー ロボリーチ・3インチ  4本
  ソルトサターンワーム・3インチ  2本
  
 GWでの精進湖釣行。
最初は、渋滞がいやなので北浦への釣行を考えていたが、レンタルボートの確保が心配だったので、ネットで色々と情報を検索していると、精進湖が釣れはじめているようだった。
 ちょっと渋滞が心配だが、アクセスする時間をずらせば何とかなりそうなので、精進湖まで足を伸ばしてみることにした。
精進湖は10年以上前に釣行したことがあるが、その時はショアからの釣りだったのでボートでは初めてだ。
ネットで情報を検索した「はつかり荘」でボートをレンタルすることにした。
 2時半に家を出て、4時半に「はつかり荘」に到着した。行きは渋滞せずに到着した。
5時から出船が可能ということだが、ヘラブナ釣りのおじさん連中の次にちょっと遅れて出船した。今の季節、夕方は17時まで釣りが可能だそうだ。今日は帰りの時間を渋滞からずらしたいので17時までめいっぱい釣りを楽しむことにしよう。
情報では「中の湖」という湖の一番どんずまりのエリアが良く釣れているらしい。まずは中の湖に向かうことにした。
 中の湖にて釣りを開始。X−70を溶岩帯際にキャストして、トゥイッチング。2回ほどバスのチェイスがあった。ボート際まで追ってきたが食わずじまい。しかし、チェイスするバスを見て興奮する。
カトテールワームのノーシンカーなどで攻めてみてもバスのバイトがない。途中、すれ違ったバサーも反応がないという。
ロボリーチのダウンショットをリグってキャスト。数投目、すぐに反応がきた。押さえ込むようなバイトに反射的に合わせると
グイグイと力強く走る魚の反応。ラインが2.5ポンドなので無理はできない。
ようやくランディングネットに収まったのは
35センチ、560グラムのグッドサイズのバスであった。
肛門が赤く、スポーニングが近い個体のようだ。筋肉質のグッドプロポーションだ。
更にこの付近で、
18.5センチ、35センチを連続で追加した。連荘(れんちゃん)モードに突入か?と思ったがバイトがぱったりと無くなってしまった。
 バイトが無くなったので、よりスローに攻めてみた。2時間ほど攻めてようやくバイトがあり、フックセットに成功。目の前に陸っぱりのバサーがいたので、ファイトを楽しんで(というか見せびらかして)いると、見事にバラしてしまった・・・。35センチくらいのバスであった。
 その後、徹夜での釣行なので睡魔に襲われ、車に戻ってちょっと仮眠することにした。
岸に戻る途中、ボートハウスの前にある溶岩島の馬の背を通過した時に、馬の背の上にステイしていた
50センチはあろうかというデカバスが逃げていくのが見えた。こんなでかいバス見たことない・・・。
 1時間半ほど仮眠をして、先ほどデカバスがいた溶岩島を攻める。風が強く吹き始め、ボートを良い場所にステイするのが難しかったが、水中の馬の背の割れ目にダウンショットを投入するとヒット。溶岩帯にもぐられないようにバスを誘導して見事にキャッチできたのは33センチのバスであった。
このバスは体色が黄色いバスであった。他のバスは皆、白いバスなのに何故だろうか?
この場所も、バイトが続かず、中の湖に移動。しかし、ここでもバスをキャッチできなかったので、「大割れ」と呼ばれる方向に向かって船を進めた。
「大割れ」、「小割れ」はヘラブナの好ポイントらしく、ヘラブナ釣り師で埋まっており、その先の切通しと呼ばれる岬の対岸から釣り始めた。そして小さいながらも2本のバスをサターンワームでキャッチした。
しかし、バスのサイズが小さいので、最後は中の湖に賭けることにした。
しかし、17時近くまで粘ったものの、バスを追加することなくストップフィッシングとなった。
 結局、35センチを頭に6本キャッチ。結果はまあまあというところか。
しかし、久々に来た精進湖はなかなか面白い湖だった。ストラクチャーも多いし、バサーが非常に少ないので自分のペースで釣りが出来る。
GWにも関わらす、10隻程度しかバサーの姿を見かけなかった。
西湖と同様にヘラブナ釣りの人も多いが、ヘラブナ釣りの人が陣取るポイントはほぼ決まっているので、ほとんどバッティングすることなく釣りが出来る。
河口湖、山中湖、西湖のように定期的な放流がないのでバスの個体数自体は少ないかもしれないが、バサーが少ない分、それなりにスレていないバスがいるようだ。
また是非攻めてみたい湖であった。
 さて、その後、山中湖に移動して旭が丘で30分ほど日が暮れるまで陸っぱりをした。渋滞を避ける目的で辺りが暗くなるまで粘ってみたのだが、この季節はショアにはバスが近づいていないらしく不発に終わった。
19時半近くに山中湖を後にしたが、御殿場インターではまだ35キロ渋滞の表示が出ていた。
途中のサービスエリアで21時半まで仮眠をしたのだが、それでも横浜インター付近で7キロほどの渋滞があった。家に着いたのは23時半、もうヘロヘロで家にたどり着いた。

 

ファーストフィッシュは35センチのグッドサイズ


3本目の35センチも良く引くバスだった


4本目は33センチ。黄色い体色のバスだった





 
  
  
日 時 2005年6月18日(土)7:00〜15:00   
場 所 野尻湖   
アプローチ ボート  
天 気 晴れ時々曇り一時にわか雨、南のち北西の風
(風力1〜4)
 
 
気 温 15〜25℃   
水 温 19.5〜20.5℃   
釣 果 スモールマウスバス 1本
サイズ 40.2センチ  
ヒットルアー トリックトラウトシケーダーU 1本
  
 昨年の6月6日以来の野尻湖釣行である。
今日は、ほとり荘でブレイブコックスという9.9馬力のFRP船を予約しておいた。
梅雨真っ只中であるが、天気予報は晴である。
途中のサービスエリアで1時間ほど仮眠をとって5時半に現地到着。
昨年までは6時半に出船だったが、今年から解禁当初と同じ7時になったとのこと。
ほとり荘のボートハウスのよしかずさんから、今日、借りるブレイブコックスとヤマハのVMAX9.9馬力の説明を受け、タックルを積み込んで、7時に出船した。
 いつものことだが、7時になると各ボートハウスから一斉に船がでる。琵琶島まではデッドスローなのだが、そこを過ぎるとまるでオートレースのようである。
他のボートの引き波に気をつけながらまずは竜宮崎に向かった。
9.9馬力の船だが、思ったよりも早い。入りたかった竜宮岬にはまだ誰もいなかった。
ラッキーと思ったがその直後、後から来た船が私の進行方向に割り込んできた。
本当に最近のバサーはマナーの悪いやつが多すぎる。怒っても仕方がないので、すぐ横で釣りを始める。
まずは手堅くリーチのダウンショットである。
 しかし、2隻のボートでフィッシングプレッシャーのかかったポイントはウンともスンとも言わない。
1時間ほど攻めたがバイトがないので少し移動した。ここで初めてのバイト。しかし、ちょっとくわえて放してしまったようでフックセットできなかった。リーチにはバスの歯型がくっきりとついていた。
そして2度目のバイトは5メートルラインの岩がゴロゴロしたポイントだった。グングンと魚が引く感触が伝わってきたが、すぐロッドが軽くなってしまった。
しばらくして3度目のバイトがあったもののこれもミス。
うーん。完全に自分のリズムを失っている。
 その後、完全にバイトがなくなったので、菅川まで一気に移動した。35〜40センチクラスのラージとスモールが泳いでいたが、これらの魚はルアーには見向きもしない。
なので、4〜6メートルラインを重点的に狙った。
周りのバサーもほとんどこの水深を狙っていた。そして、時々、誰かのロッドが曲がっている。
 ここでもパープルスモークのリーチにバイトがあったが、一瞬重みが乗っただけですぐにバレてしまった。
スモールクランクのヘビキャロやシャッドで攻めたり、ソフトベイトのダウンショットで攻めたりしたのだが反応がない。何もない沖でスイッシャーを試してみても駄目だった。
もう12時近くになっているのに1本も魚を手にしていない。
 ちょっと思考を変えて、セミパターンを試してみた。
オーバーハングした木にトリックトラウトシケイダーを落としてみた。
その直後、水面に波紋がたってルアーが消えた。ワンテンポ置いてフッキングするとグングンと魚の走る感触が伝わってきた。
魚はグングンと底へ向かって潜る。引きからすると、なかなかのサイズのようだ。
何とかボートの近くまで引き寄せると、40センチクラスのスモールマウスバスだ。びっくりしたのは、掛けたスモールの横に同じようなサイズのスモールが2匹ついてきていた。
おそらく、口にくわえたルアーを横取りしようとしているのだろう。同船者がいればルアーを投げれば一発で食ってくるのだが。
ボート際で2度ほどドラグを鳴らしてラインを引き出したが、無事、ランディングネットに収めることができた。
 次の瞬間、後ろでたくさんの人の拍手喝さいが起こった。
陸っぱりのバサーが私のファイトの一部始終を見ていたらしい。ギャラリーに気づいていたら意識してバラしていたかもしれない。ランディング前に気づかなくてよかった。
 サイズを測ると
40.2センチ、870グラムのグッドサイズのスモールであった。
以前は釣りにくれば高確率で40センチアップをキャッチできていたのだが、このところの野尻湖では37〜38センチ止まりだった。
久しぶりの40センチアップである。何よりもセミで釣れたのが嬉しい。
実は28年という長いバス釣り歴の中で、
ノイジー系のルアーで釣ったのは初めてである。
これまでクレイジークローラーやジッターバグでバイトこそあったもののバスをキャッチしたことが無かった。今更ながら、ノイジーでの初バスである。
 続けて同じ場所にシケイダーをキャスト。ステイさせておくと、
まさかの連続バイト。ワンテンポおいた後にフッキングするとグングンと魚の引きが伝わってきた。
しかし、次の瞬間、無常にもラインがテンションを失った。
 続けて同じ場所にシケイダーをキャスト。
信じられないことにまたもや波紋と共にルアーが消えた。しかし、上手く食えなかったようでアワせると同時にルアーが飛んできてしまった。
 3連続バイトがあったもののその後は風が吹き始めたためか、バスのバイトがなくなってしまった。
 4〜6メートルラインを攻めながら時々シャローでのセミパターンを試したが残念ながらどちらにもバイトがない。
 時間は14時になり、大きく移動を決意。砂間ケ崎方面にボートを走らせる。この頃から北西の風が強くなってきた。砂間ケ崎の手前にある水中島にボートがいなかったので、ここを攻めることにした。
久々に入ったポイントなので位置を確定するのに時間がかかってしまった。
風が強くてエレキを最速にしてもステイするのがやっと。ラバージグやシャッドで攻めたがバイトがない。
時間が15時になってしまい、今日は早上がりする予定だったのでストップフィッシングとした。
 ボートハウスに戻ると数は1本だったが、セミパターンで捕ったということで、ほとり荘のよしかずさんはびっくりしていた。ライブウェルに活かしておいたバスを写真撮影してもらった。
 今日の釣りはバラしが多く、悔やまれる部分もあったが、黒姫の山々に囲まれた野尻湖の釣りは気分的にリフレッシュでき、何度来ても飽きない釣り場であると再認識した。

 

9.9馬力のヤマハVMAXは意外にパワフルだった


野尻湖で久ぶりの40センチアップのスモール





 
  
  
日 時 2005年8月17日(水)7:00〜16:30  
場 所 秋元湖  
アプローチ ボート   
天 気 晴れ、無風午後から東南東の風(風力1〜3)   
気 温 17〜27℃   
水 温 24.1〜25.8℃   
釣 果 スモールマウスバス 18本
サイズ 11〜29.5センチ  
ヒットルアー ロボリーチ・3インチ 2本
  ARチューブ 1本
  ケイテックストレート・4インチ 8本
  ヤマセンコー・2インチ 6本
  ビーフリーズ65SP 1本 
  
 2ヶ月ぶりの釣行である。
最初は桧原湖に行こうかと思ったが、本山博之氏のホームページを見たら激タフの模様。野尻湖のほとり荘のホームページで状況を確認したらこちらも芳しくなさそうである。精進湖はサイズは小粒ながらそれなりに釣れていることが分かった。
また、桧原湖の隣の秋元湖もサイズは小さいながらスモールマウスバスが釣れているようだった。精進湖、秋元湖のどちらにしようか。悩んだ挙句、秋元湖に行くことにした。
 夜の0時30分に自宅を出発。常磐道は快調そのもの。いわきで磐越自動車道に入ってからはほとんど車もいなくなった。
途中で1時間半の仮眠をとって、5時ちょっと前に猪苗代磐梯高原ICを降りる。
辺りはもうすっかり明るくなっており、釣り場に早く着きたいという焦る気持ちを抑える。
インターチェンジを降りてコンビニに寄る予定が、セブンイレブンを通り過ぎてしまい、確か磐梯高原に行けば一軒あったよな、、、とそのまま車を走らせたのがまずかった。
結局、秋元湖までコンビニはまったくなく、今回、BACSS(バックス)というボートハウスまで来てしまった。
ガーン。どうしよう・・・。
桧原湖のメイン通りに確か1軒セブンイレブンがあったと思ったが、24時間やっているかわからないし、何といっても朝マズメのチャンスを逃すのがいやだった。
まあいいや。とりあえず、飲食物を抜きで釣りを始めることにした。この判断が
あとで地獄を見る羽目に
 秋元湖は桧原湖のすぐ隣にあるが、本当に
秘境という感じだった。
湖畔の道路は舗装はされているが、車が1台通るのがギリギリで、道路脇から草木は伸び放題である。湖畔道路の途中はカメラマンの撮影スポットになっているらしく、磐梯山を望む一角は三脚を立てた20名ほどのカメラマンがこんな早い時間帯から場所取りをしていた。
とりあえずBACSSという看板のある湖畔に辿り着いた。フローターを準備したり、ボートを待っているバサーが数名いた。
ボートハウス、、、というより掘っ立て小屋に連絡先が書いてあったので電話をすると、今、そっちに向かっているので待っていて欲しいとのこと。とりあえず予約しているバサーの準備を終えた後に予約なしの人の準備をするとのことであった。
ところでこのBACSSというボートハウスだが、やっと人が2人程度のれる桟橋があるだけで、しかも途中の渡り板は乗ると水没するので長靴などを持っていかないと靴が濡れること間違いなし。
ボートはローボートが10隻程度しかない。
トイレは隣のキャンプ場のものを利用するのだが、ボットン式で非常に汚く、トイレットペーパーどころか電気もないし、鍵はかけられるがすぐにでも壊れそうなカンヌキのみである。
どう考えてもカップルのバサーなんてこないよな〜という場所であった(1ペア来ていたが・・・。)。カップルどころか普通の人だって嫌だろう。
 ほどなくしてカヌーを乗せ、今にも壊れそうなワンボックスが登場した。
5時半に受付開始。まずは予約した人達から準備を始める。
ちゃんとした桟橋がないので、ボートハウスのお兄さんが1隻ずつエレキのセッティングをしてバサーをおくりだしていく。よって非常に時間がかかる。
訪れているバサーは皆、初心者という感じで、ハンドコンをレンタルして、オレンジ色のジャケットを借りて思い思いのポイントに散っていく。
その時のお兄さんのアドバイスは、店前のウィードエリアがこのところ好調で、2メートルくらいのところを探ると数釣りができるとのことであった。
こんな調子なので、太陽がすっかり昇り、自分が受付を済ますのが6時過ぎになってしまった。
ボート代(3000円)と猪苗代湖との共通遊漁券(800円)と駐車料金(500円)を支払ってボートのセッティングを開始した。
水没する桟橋なのでエレキなどのセッティングでは先日買ったサーフシューズが大活躍である。セッティングを終え、船を出すのは7時近くになってしまった。
 ボートハウスのお兄さんによると桟橋前のウィードエリアの2メートルラインが釣れていて、深いところは全く駄目ということなので先ずは桟橋前のシャローから釣りを始める。
ボートハウスから右手に朝日に輝く山々がある。あとで地図で調べたが、それが磐梯山であった。
湖の透明度は3メートル弱くらいか。ボトムにフサモかカナダモの類が生えている。また、所々に垂直にヒョロヒョロと伸びるウィードもある。これらのウィードをロボリーチのダウンショットリグやゲーリーグラブのスプリットショットリグで探っていくが、反応がない。
数釣りが出来る、というくらいだから朝のこの時間帯に何かしらの反応があって良さそうだが・・・。まっさきに湖上に出ていた先行者もロッドが曲がっている様子はない。
このままズルズルと行ったらまずいパターンになってしまうと思い、思い切ってエリアを変えることにした。対岸の岬へ向かう。
エレキを最速にして移動していたところ、魚探に急激な変化が・・・。
ハンプだ!
5.5メートルから2.8メートルまで急激な盛り上がりがあった。そのまま通り過ぎようかと思ったが、Uターンしてちょっとだけ探ってみることにした。
ロボリーチのダウンショットリグを投入。ハンプのトップではなくハンプの周辺、5メートルラインを探ってみた。
すると、
「コ、コ、コン!」とロッドに反応が!
ビシッとアワセるとグイグイと魚が走り出した。その場で、即、マーカーブイを投入!
2.5ポンドラインなので無理はできない。ドラグをギーギーと数回引き出されたが、ようやく堪忍して寄ってきた。
無事、ランディングに成功。引きからして30センチちょっとはあるかと思ったが、
27センチのスモールマウスバスであった。
いつになっても初めての湖で初めて釣った魚というのはサイズに関わらず格別なものである。
それにこの1本は釣れた、のではなく、釣ったという感じ。魚群探知機を駆使して魚を釣った気分になる。
マーカーブイを打った場所の周りを再び狙ってみる。
すると、またもやバイト!
この魚も元気いっぱいに泳ぎまわる。上がってきたのは先ほどよりはちょっと小ぶりのスモールマウスバスであった。
連荘(レンチャン)モードに突入か!?と思ったが世の中そうは甘くは無い。
1度バイトがあったものの、バイトはピタリと止んでしまった。
ここも諦めが肝心と、直ぐにエリア変更を決意。対岸の岬に向かうのをやめ、上流方面にある島に向かった。
秋元湖は雰囲気は隣の桧原湖に似ていて、大小の島が数多くある。つまり地形的な変化がたくさんあるということだ。
 ようやく島に到着。釣行後に調べたのだが、この島は弥彦島、松島群といって大型のスモールマウスバスの実績ポイントらしい。
しかし、この日は15分ほど探ったがバスの反応はなかった。
午前中はほぼ無風だった。気温もグングンあがり、非常に暑い。
喉が渇いたので、キャンプ場の水道から汲んできたペットボトルの水を飲もうと思ったが、良く見るとペットボトルの底に茶色い沈殿物があるではないか・・・。
汚れた水を飲むわけにもいかず、
この暑さの中であと7時間も釣りができるのだろうか・・・。
気を取り直し、対岸に移動。一番大きそうなワンドの岬に入る。
ルアーを先日購入したばかりのARチューブに替え、ダウンショットリグで攻めるとすぐに反応があった。水面近くに上がってきたスモールマウスバスの横にもう一尾のスモールマウスバスが餌を横取りするようについてきていた。
ファイトしながらもう1本のロッドについているゲーリーグラブを投げたが、ついてきたバスはどこかへ消えてしまった。
ランディングに成功したバスは23.5センチのスモールマウスバスであった。
このバスもサイズの割には良く引くバスであった。
ランディング直前に何かを吐き出したのだが、5センチ程度のワカサギっぽい小魚であった。この湖のメインベイトであろうか?
このワンドは若干、濁りが発生していた。ワンドの奥には秋元発電所の水門があり、ワンドの奥まで攻めていったがワンドの中はまったくバイトがなかった。
水門近くでおじさんに声をかけられ、「ここは発電所が稼動すると水が大きく動くから危ないので近づかないで」との忠告があったのでそのままワンドの外に移動した。
朝から水分を補給していないので喉がカラカラである。喉の渇きを我慢しながら釣りを続ける。
先ほどバスをキャッチした岬の上流側で、岩盤沿いにキャストしたルアーに着水直後にバイトがあり、18センチのチビスモールを追加した。ルアーはケイテックストレートのダウンショットリグ。
ワンドの中よりもボディーウォーターに面した側ですぐに反応がある。やはり、夏は水通しの良いところにバスが集まる。このまま、水通しの良いエリアを中心に探っていこうと考えた。
秋元発電所のワンドから上流側に向かって攻めていった。水通しの良いボディーウォーターと面する側を意識し、時々、ワンドの中も攻めてみるが、やはりバイトがあるのはボディーウォーター側である。
午前中は無風だったが午後からは東南東の比較的強い風が吹き始めた。この風の影響でバイトが続いたような気がする。また、この風のお掛けで少しは喉の渇きも我慢できた。
対岸一帯でバスをポツポツと追加し、合計17本をキャッチした。
 最後は朝イチに狙ったハンプを攻めてみることにした。朝イチは適当にマーカーブイを打ったが、こんどは正確に山立てしてハンプのトップにマーカーブイを打ってみた。ハンプのトップには所々、ウィードも生えていた。
今度は、スプリットショットリグで手広く探ろうと思い、3インチゲーリーグラブで探ってみた。しかし、2度のバイトを得たが残念ながらフックセットできなかった。
 そのハンプよりもっと深い側を魚探で探るとワカサギらしい黒い影が映った。6〜8メートルラインの深さだったが、バスがついているかも知れないと思い、メタルジグをシャクってみたが反応はなかった。
 ボートの終了まで残り30分あるので、最後は店前のシャローをミノーで手広く探ってみることにした。2〜3メートルレンジのウィードエリアをビーフリーズで攻める。トゥイッチで反応がないのでややゆっくりめのステディーリトリーブに変えると、ゴン!と来た。しかし、無情にもジャンプ一発でバラシ。くー、ちくしょう!
しかし、夕方になってシャローにフィーディングに来ているバスがいることが分かったのでやる気が出てくる。
しばらくキャストを続けているとまたもやゴン!とバイト。
今度はしっかりとフッキング。ベイトタックルなので一気に引き寄せてゴボウ抜き!
本日最大の29.5センチをキャッチできた。
その後はバイトがなく、4時半にストップフィッシングとした。
 結局、終わってみればサイズ的には若干の不満が残るものの、18本のバスをキャッチすることが出来た。
ボートハウスのお兄さんによると18本は本日最高の釣果だったそうで、昨日まで調子の良かった浅いウィードエリアの釣りが不発だったそうである。
また、通常、この湖は西からの風が吹く(磐梯山からの吹き降ろしの風?)そうだが、今日はいつもと風向きが違い、それで前日と状況が変わったのかなあとも言っていた。
 さて、初めての秋元湖であるが、最後に総評を。
ボートハウスは1軒しかないし、そのボートハウスは桟橋やトイレなどの設備が不十分で、ボートを出すまでの段取りが悪く、朝イチの美味しい時間を逃してしまうようなところは大きなマイナスポイントである。
隣に桧原湖という人気のビッグレイクを控え、かつ上記のような湖のインフラが不十分であり、ボートハウスが1軒しかなく、かつ陸っぱりが出来るエリアが限定されていることを考慮すると、当面はフィッシングプレッシャーとは無縁の穴場的なレイクとして存続するであろう。
つまり、湖のインフラの不備を我慢しさえすれば、のんびりと自分のペースでバス釣りを楽しみたいバサーにとっては穴場的なレイクと言えるだろう。
今回は、サイズ的には満足できなかったが、スモールマウスバスもラージマウスバスもそこそこのサイズが潜んでいるようである。
私のように、どこへ行っても人、人、人というレイクに辟易(へきえき)してしまう人間にとっては、魅力的な湖と言えるかもしれない。

  

向こうに見えるのは磐梯山。朝はカメラマンが湖畔の道路に陣取っていた


秋元湖での初バスをキャッチ


ハンプで立て続けにキャッチ


ヘビが気持ちよさそうに泳いでいた


ビーフリース65SPで本日最大の29.5センチ





  
  
  
日 時 2005年12月29日(木)9:00〜15:00   
場 所 北利根川、破竹川   
アプローチ ショア   
天 気 晴れ、北西の風(風力1〜3)   
気 温 0.5〜8.9℃   
水 温 2.2〜3.0℃  
釣 果 なし  
 
 実に4ヶ月半ぶりの釣行である。
それにしても今年の12月はなんて寒いのだろう。クリスマスには名古屋で50年ぶりの大雪が降るし、関東は雪は降らないものの尋常ではない寒さである。
12月の日本列島は観測史上一番寒い12月だそうな。
日本海側では3m近い積雪があり、すごい状況になっている。
 というような状況なので、今日の釣りはかなり厳しいことが予想された。それに、ただでさえ釣れないこの時期である。ボートで沖にでるのはやめ、霞ヶ浦水系で陸っぱりをすることにした。
 朝マズメは期待薄だと思い、ゆっくりと家を出た。7時半頃家をでる。
途中、利根川の脇を車で走ったが、なんと利根川が凍っている。流れがある川が凍っているのだから霞ヶ浦はどうなっているのだろう。
 9時頃に北利根川に到着。牛堀橋周辺は深さもあって冬の釣りの定番中の定番である。このクソ寒い中、2、3名の先攻者がいた。私同様、かなりの好き物である。1人に状況を聞いたところ、バイトもなくかなり厳しいとのこと。
幸いにも北利根川は、深さもあり水温が安定しているからか凍ってはいなかった。しかし、水温を計るとなんと3℃である!
6℃くらいだったらなんとかなると思ったが、3℃とは・・・。
シャッドを結んで、石積みとブレイクをゆっくりトレースしたが、1時間半攻めたもののバイトすらない。
 続いて、すぐ近くにある横利根川に向かったが、こちらはほぼ完全に凍結状態。この寒さに気合の入ったヘラ師が数人釣りをしていたが、氷を割って釣りをしている。もちろん竿など曲がっていないし、バサーの姿はまったくない。
 横利根川では釣りができず、どこに行こうか?と思ったが、次に向かったのが印旛沼方面。国道51号を成田方面に向かい、印旛沼近辺に到着した。
いくつかのインレットを車で眺めながら走ってみたが、風が強くなってきたし、よさそうな場所もない。結局、ロッドを振らずにそのまま牛久沼方面に車を向けた。
 到着したのは八間落とし。牛久沼のアウトレットである。
冬の定番らしいが、到着してみたらここも完全に凍結していてロッドを振る場所がなかった。
 最後に向かったのは新利根川。しかし、新利根川もほぼショア近くが凍結していた。インレットのひとつである破竹川に入る。ここは凍結していなかった。三ツ家大橋という橋の周りで1時間ほどロッドを振ったが残念ながらバスのバイトは得られなかった。
水温を計ってみると、なんと2.2℃である。これではバスはルアーを食うはずがない。
 3時になったところでストップフィッシング。今日は、ろくにロッドも振れず、車でウロウロして一日が終わってしまった。

  
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