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おすすめBOOKS
ありがちな企画(?)おすすめ本のご紹介。 合理的でかつ矛盾のない理論のもとおもしろい本をご紹介してまいりたいと思います。 |
小説・エッセイの部
むかつくぜ!
室井滋(マガジンハウス)
室井さんの愛すべき人柄が(^-^)vなんにしても肩の力の抜けたほほえましい(?)エッセイです。
魍魎の匣
京極夏彦(講談社文庫)
この作品は一度読み始めたら最後まで読んでくださいね。途中でやめるとあなたについた魍魎が祓われませんよ。京極堂がすべての人の魍魎を祓う・・・そして読者の魍魎が祓われるのはきっと最後に箱の中身の顛末を知った刻・・・。
詩的私的ジャック
森博嗣(講談社文庫)
殺意がどこからきてるのかわかりずらいってのが、いやそもそも殺意なんてあるのか?またそれは他人に理解可能なのか?って部分が他の作家さんの作品とちがうところか?密室がやはりでてくるがそれは犯人の痕跡をなくすと同時に犯人がいるっていう最大の証拠。すばらしい!まさに芸術であります。シリーズですので興味のある方はやはり最初の作品「すべてがFになる」から読みすすめてくださいね。
龍は眠る
宮部みゆき(新潮文庫)
日本推理作家協会賞受賞作。
ものがたりのきっかけになる舞台はわたしの地元。。
あ〜びっくりした(^^;ラストは好きな終わり方。けっこうポイント高いです。
人間について
ボーヴォワール 青柳瑞穂訳(新潮文庫)
結構薄い本ですのでアキレスと亀やなんやらと頭抱えてしまう方は読んでみるとその合理的なうんちくの数々に納得してしまうかもしれません。実存主義者の人生論と解説にありますがあまり深くはまらずにさらりとその理屈のたて方を楽しまれてはいかがでしょう。(これはあくまで個人的なものなので実際に研究されている方はもっと深いのでしょうが。。)