ピアニシモ
処女作。すばる文学賞作品。
これ以降の辻作品の特徴がよくでています。やはり最初に読むのはこの作品でしょう。わたしも最初に読んだのがこれなんです。
フラジャイル
こういう作品はあまり読む機会がないのでおもしろかったです。円形劇用のシナリオとのこと。
クラウディ
一番好きな作品です。ぜひ読んでみてください。
愛はプライドより強く
タイトルがまず気に入りました。辻先生が書くと愛は哲学風味を帯びた一大叙事詩になるのです。。辻作品のなかにでてくる女性はなんかすごい達観してしまってるような気がするんだけどどうなんでしょう?(結婚、そして離婚後の作風は少し変わった気がするのですがいかがでしょう?)で、ここにでてくる主人公の恋人はけっこう好きなタイプ(笑)。
海峡の光
第116回芥川賞受賞作品。
こういう作品が玄人受けする作品なんでしょうか?わたしはこの作品のほかにもっと好きな作品がありますね。ちょっと硬い感じの作品です。あくまで個人的な意見ですが風景描写で心情をあらわすという手法は辻作品にはあわないと思う。ストレートな作品が稚拙ってことにはならないと思うんですがね。
アンチノイズ
やはりミュージシャン辻仁成(つじじんせい)の本領発揮の作品。音に対しての彼の捉え方の一端が垣間見えるかのようです。作品自体は主人公の彼女がいまひとつ際立つことがなかったのが少し残念でした。(その分別の女性がかっこよかったけど。。)ちなみに辻作品に出てくる女性はみな最高にかっこいいです。
ワイルドフラワー
映画にでもなりそうな作品。かなり可能性があるのでは!?発想がおもしろいです。ここにも音に対してのつじ風味がつけられていて新鮮な作品でした。SFっぽいところがありますが現実味があって作品にひきこまれてしまいました。
ニュートンの林檎(上・下)
長編小説。長いです。そしてすごくクセのある作品です。辻先生に手を出して最初にこの本を手に取った人はつじ作品のイメージって私とはかなりちがいますね。きっと。テーマはかなり深くストーリーもかなり破天荒です。読み始めてしまった方はとにかく下巻まで読破してくださいね。そうすると気分的にもすっきりできると思います。
白仏
フランスの文学賞「フェミナ賞」受賞。(日本人初受賞)
ミラクル
いいですね、こういう作品って。絵本とかにならないかな。作品全体からあたたかさが伝わってきます。
冷静と情熱の間
同じストーリーを男性の視点から辻さんが、女性の視点からは江國さんが書き上げるという当時としては一風変わった作品。それぞれが交互に書き上げているそうなのでそれぞれの作者の本を1章ずつ順番に読むとまたよいとの事。わたしは知らなかったので辻さんの方を一気に読みあげてしまいました。辻さんのファンでも國香織さんのほうもあわせて読んでくださいね。こちらもおすすめ度は高いですよ。同じことについての感じ方がぜんぜん違っているのが面白い。
五女夏音
ど、どうした!?っと驚いた方もこの時期の辻センセの出来事を照らし合わせると納得かもしれません(;_;)。
千年旅人
映画にもなってるので知ってる方は多いのではないでしょうか。映画の方は辻仁成さんの初監督作品です。
サヨナライツカ
この各章の出だしがなんとも印象的です。しかしバットエンド(?)の方が辻作品の魅力がでるのかもしれません。。
(こちら準備が遅れております。。昔読んですでに内容がすぐにでてこないとかあるので、、しばしお待ちください。)
母なる凪と父なる時化
オープンハウス
ここにいないあなたへ
ガラスの天井
グラスウールの城
カイのおもちゃ箱
パッサジオ
音楽がおわった夜に
旅人の木
愛をください
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