53−1間の宿菊川
静岡県島田市金谷(旧榛原郡金谷町)
      (下に金谷宿ウォーキングMAP)
ふらっと旧東海道
kikugawa-saka85s.jpg/菊川坂 kikugawa-saka92s.jpg/菊川坂
諏訪原城址を西に行くと,
菊川坂の下り口がある。
菊川坂の石畳は,静岡県内21宿をはじめ,
周辺菊川地区他からの助郷役500人
以上の手で,平成13年1月21日から
整備し,完成したものである。

菊川坂は,金谷の峠の西側の坂で,
粘土質の山道を通行しやすくするために,
近郷近在の助郷役により,
石畳が整備されたといわれている。

東海道本線は,
この峠を牧ノ原トンネルでくぐる。
kikugawa-saka94s.jpg/菊川坂 kikugawa-saka01s.jpg/菊川坂
菊川坂の石畳は,
平成12年の発掘調査で,全長約690m,
江戸後期のものと確認された。
ここより下り(西向き)161mの区間が
発掘された江戸時代の石畳である。
菊川坂上り口
ここから,上り(東向き)161mの区間が,
江戸時代の石畳。
kikugawa100s.jpg/菊川宿 kikugawa105s.jpg/菊川宿
菊川坂を下りきると,中世の宿菊川宿となる。
東海道では,東の金谷宿,西の日坂宿の
間の宿となっていて,小休憩ができた。
しかし,宿泊は許されなかった。
藤原宗行卿詩碑と日野俊基歌碑
鎌倉幕府倒幕を企てた2人の詩碑と歌碑が,
菊川の里会館前にある。
kikugawa107s.jpg/菊川宿 sayononakayama109s.jpg/箭置坂(やおきさか)
菊川宿の西のはずれに
小夜の中山への登り口がある。
これから先,約1kmは登りが続く。
箭置坂(やおきさか)から,
牧ノ原の茶畑を見る。もうすぐ小夜の中山。
この登りは結構きつい。あえて登りと書く。
金谷宿ウォーキングMAP

kanaya-map.gif
★今回のルート
 JR東海東海道ウォーキングきっぷ
 (5)島田〜金谷〜日坂〜掛川コース
    +α
   20kmのコースを6時間半で。
   取材:平成13年3月30日

 紫色のルートは歩いたところ
 
菊川坂から菊川の里会館を経て
   小夜の中山まで。
   (この区間徒歩約2km 1時間)